デイリーニュース

  • 米国人人質ケイラ・ミュラー追 悼 シリアやパレスチナ占領地で の人道支援活動

    ケイラ・ミュラーがシリアで死亡したことを家族が確認してから一日が過ぎ、今日はこの26歳の米国人援助活動家を追悼します。彼女を捕らえていた「イスラム国」は、彼女は先週のヨルダンによる空爆で死 亡したと述べました。ミューラーの家族は10日、彼女が死亡した証拠を受け取ったと語りましたが、どのように受け取ったのかは不明です。ミュ ラーは2012年後半、トルコとシリアの国境に移 動し、シリアからの避難民の支援活動をしていました。 それ以前にも、インドに逃れたチベット人、イスラエルのアフリカ人、被占領地域のパレスチナ人など海外での難民支援活動を続けてきま した。ミューラーは、2013年8月、シリア北部の病院を離れ たときに拉致されて失踪しました。 彼女が捕われていた間に書かれた手紙の中で、彼女は家族にこう伝えています。「私は暗闇にも光を見ました。そして学んだのは、たとえ牢獄に あっても、人は 自由でいられるということです。私は感謝しています。どんな状況でも、良いことが見つけられることが分かったからです。時にはそれを探す努力が必要ですが」。本日は2人のゲストに話を聞き ます。

    dailynews date: 
    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 数カ月にわたる抗議運動の末 NY 市の警察官が非武装の黒人男性を射殺したと して起訴

    警察官の免責に抗議するデモが何カ月も続いた末、昨年11月に非武装のアフリカ系アメリカ人のアカイ・ガー リーを銃殺したニューヨーク市の警察官が起訴さ れました。大陪審はピーター・リアン巡査を、殺人罪、 過失致死罪、暴行罪、職権乱用罪で 起訴する決定をしました。調書によると、リアンはブルックリンの公営団地をパトロールしていた際、左手に銃を右手には懐中電灯 を持って、ドアを開け薄暗がりの階段ホールに入りま した。彼の銃が発射され、ちょうど階段を降りてきたガーリーに当たったとされています。ウィリアム・ブラトン警視総監は、この発砲事件を「不運な事故」と呼び、ガーリーは「完全に無実だ」と 言いました。リアンは6分以上も警察無線に応答せず、労組の代表にアドバイスを聞くためにメールを送っていました。終いには近隣にいた住人が 救急車を呼び、ガーリーは病院に急搬されましたが、そこで死亡が確認されました。憲法上 の権利センター(Center For Constitutional Rights)の常務取締役ビンセント・ウォレンにこの起訴への反応を伺います。

    dailynews date: 
    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アラバマ州で同性カップルが挙式 差別の根強い土地の歴史に残る一こま

    同性婚を禁止しようとするアラバマ州の訴えを連邦最高裁が却下 したため、アラバマ州は同性婚を許可する37番目の州となりました。ハンツビル、バーミングハム、モンゴメリーなど州の各地で婚姻許可を求める同性カップルが列を作りました。し かし10日現在、アラバマ州の67郡のうち44群が、同性婚の許可を出すことを拒否し続けています。これは、8日にアラバマ州最高裁判所長官 のロイ・ムー アが、判事や職員に対し結婚許可証を発行したり婚姻を認めたりしないよう命令を出したからです。ムーアは、地方裁判所は同性婚の禁止を却下し た連邦裁判所 の判定に従う必要はないと主張しています。現在のところ、同州の連邦判事が、遺言検認判事が結婚許可証を付与する必要があるかどうかを判定す る公聴会を設 定しています。結婚平等の支持者は、保守的な同州での最近の進展を歓迎する一方、多くの課題が残っていると警告しています。アラバマ州は LGBTであると いう理由で、雇用主が合法的に従業員を解雇することが出来る30州のうちの一つです。モンゴメリーで9日に結婚し、最初の同性カップルとしてモンゴメリーの歴史に名を刻んだトーリ・ウルフ=シッソンとシャンテ・ウルフ=シッソンに話を 聞きます。

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    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジム・クロウ法下の南部では4000件ものリンチがあったとの研究結果 米国は人種テロリズムの遺産にどう対応するか

    米国でのリンチの歴史とその伝承について、最新の報告書が衝撃 的な詳細を明らかにしています。郷土史家とリン チ被害者の子孫に対して5年に及ぶ徹底的な調査と聞き取りを行った「平等な裁きイニシアティブ」 (Equal Justice Initiative:EJI)は、1877年から1950年の間に南部の白人たちが、4000人近い黒人の男性、女性、子供達をリンチにかけたことを明らかにしました。これは従 来わかって いたよりもはるかに多い数です。報告書の詳細を見ると、1916年に電車に乗ろうとして、うっかり白人の少女にぶつかってしまったジェフ・ブ ラウンを群集 が襲撃した事件がありました。また、1940年の例では、白人警官に向かって「ミスター」と呼ばなかったという理由でジェシー・ソーントンが 集団リンチを 受けました。多くの場合、リンチはその地域の白人住民全体が 見守る中で行われました。本日は、EJIの創設者で代表のブライアン・スティーブンソン弁護士に話を聞きます。EIJは過去にリンチが起きた 場所に史跡標識を設置することを求めています。

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    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ファーガソンの住民らが挑む、黒人を標的に罰金を科し逮捕する「現代版債務者監獄計画」

    ミズーリ州ファーガソンで白人警察官が武器を持たない十代の黒人少年マイケル・ブラウンを射殺してから2月9日で6ヶ月が経ちました。この射殺事件は、ブラウンの死への抗議と、その死が象徴するより広範な人種間の断絶の抗議に火をつけました。事件から半年が立ち、この断絶に正面から取り組もうという訴訟が行われようとしています。2月8日、十数人のセントルイスの周辺住民らがファーガソンとその近隣の郊外都市ジェニングスを相手取って集団訴訟を起こしました。住民らは、地元当局者らが、アフリカ系米国人らを標的に、逮捕し、罰金課金し、それを払えない人間を刑務所に入れる「現代版債務者監獄計画」を作っていると非難しています。2014年に行われた「アーキシティ・デフェンダーズ」(ArchCity Defenders)の調査によると、交通違反やその他の低レベルの違反で集中的に標的にされているアフリカ系米国人が支払った罰金が、セントルイス地域のいくつかの郡の歳入の大きな部分を占めていることがわかりました。ファーガソンでは、罰金と手数料が2014年度の2番目に大きな収入源でした。ファーガソンは2014年、一世帯につき平均3件近い違反切符を発行しています。これは同市の規模に対して相対的に州内最高の発行数となります。

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    2015/2/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ネタニヤフは何を考えていたのか? 選挙前にイランについて米議会で演説することをめぐり渦巻く批判

    イスラエルの選挙を前に、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が3月に米国議会でイランについて演説する予定になっていることが物議をかもしています。ロイター通信によると、イスラエル政府関係者らは現在、ネタニヤフが米国のテレビでゴールデンタイムに出演して演説するよりも、議会の非公開の会合で演説したほうがよいのではないかと検討している模様です。ネタニヤフ首相は共和党の下院議長ジョン・ベイナーによって招待されました。オバマ大統領は、イスラエルの選挙を目前にしたネタニヤフとは会談しないつもりだと述べています。退役空軍元帥でアメリカ欧州軍の元副司令官であるチャールズ・ウォルドとシカゴ大学教授で『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』の著者であるジョン・ミアシャイマーに分析してもらいます。

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    2015/2/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 火遊び? 討論:米国によるウクライナへの武器供与とNATOのロシア国境への拡大

    ウクライナでの戦闘が続く中、オバマ大統領は2月9日、親ロシア派武装勢力に対するウクライナ軍への武器供与の可能性を排除しないと述べました。オバマとホワイトハウスで会談したドイツのアンゲラ・メルケル首相は、この対立は軍事的手段では解決できないと述べ、ウクライナへの武器供与に反対する姿勢を繰り返しました。過去1年で数千人が死亡し150万人が行き場を失くした今回の危機を終わらせるため、メルケルはミンスクで2月11日、ロシア、ウクライナ、フランスの各首脳と会談する予定です。米国はウクライナに武器供与することで今回の紛争における役割を拡大するべきなのでしょうか? 退役空軍元帥でアメリカ欧州軍の元副司令官であるチャールズ・ウォルドとシカゴ大学教授のジョン・ミアシャイマーの討論を放送します。

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    2015/2/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 独占インタビュー:拷問を暴いて投獄されていたCIA内部告発者ジョン・キリア コウ 「必要なら何度でもやります」

    本日は、ジョージ・W・ブッシュ政権の拷問プログラムを内部告発して実刑判決を受け、先日刑務所から釈放されたばかりの元CIA職員、ジョン・キリアコウの独占インタビューをお送りします。2007年、キリアコウは、CIAによる水責めの使用を公に認め、詳細を詳しく話した初めてのCIA職員となりました。そして2013年1月、キリアコウは禁錮2年半の有罪判決を受けました。司法取引として、キリアコウは、拷問プログラムに関わった秘密情報員の身元をフリーランスのリポーターに明かしたとして「情報機関身元保護法(Intelligence Identities Protection Act)」の違反を1件認めました。このリポーターは、この情報を公にはしませんでした。その代わりに、検察側は諜報活動取締法(Espionage Act)に基づく起訴を取り下げました。キリアコウは、CIAによる拷問をめぐって実刑判決を受けた唯一の政府職員です。彼の支持者らは、オバマ政権の行った政府内告発者の弾圧において、彼が不当に標的にされたと主張しています。5児の父のキリアコウは、CIAでアナリストや作戦要員を14年間務め、2002年にはアルカイダ幹部のアブ・ ズベイダを見つけたチームを率いました。刑期を終えるまで3か月間自宅軟禁に置かれているキリアコウがバージニア州の自宅から番組に参加します。

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    2015/2/9(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 国外退去のパレスチナ人学者サミ・アル=アリアン 9・11後の訴追を語る

    数日前に米国から国外退去処分を受けた、パレスチナ人活動家のサミ・アル=アリアン教授が、9・11後で最も物議をかもした訴追のひとつの標的とされ被った厳しい試練の結末について語ります。サミは、武装集団とのつながりがあるとして起訴されましたが、フロリダの陪審は、彼に課された17の罪状のいずれをも有罪裁決をくだせませんでした。検察当局が再追訴を行うと、サミは2度目の裁判を受けるより、刑務所への収監と国外退去を選びました。2003年の逮捕後の3年間の多くの期間、彼は独房監禁され、アムネスティ・インターナショナルが「不当な懲罰」と呼ぶ状態で、刑務所員から虐待を受けました。独占放送で、サミは国外退去後、初めてトルコからインタビュー放送に応えます。また、サミの娘でワシントンDC在住のピーボディ賞受賞ジャーナリスト、ライラ・アル=アリアンも番組に参加します。

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    2015/2/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • FCC ネット中立の保護に転換 「開かれたネット」を巨大ケーブル会社の支配から守る市民の勝利

    米連邦通信委員会(FCC)のトム・ウィーラー委員長は、「FCCがこれまで提案した中で最も強力なオープン・インターネットの保護」を打ち出しました。同委員長は、自由で開かれたインターネットの原則である「ネット中立性」を維持するため、インターネット・サービスに公益事業なみの規制を課すことを支持しました。新規制は、コムキャスト社のようなインターネット接続業者がウェブサイトへのアクセスをブロックしたり、コンテンツの送信を減速したり、インターネットサービスに有料で優先扱い(ファーストレーン)を提供することを禁止するものです。また、このような保護は、携帯電話やタブレットを用いたインターネットサービスにも適用されます。今回の提案に先立ち、FCCは400万件近い記録破りの数のパブリックコメントを受け取りましたが、そのほとんどすべてが、強力な保護規制を支援するものでした。また、オバマ大統領もインターネットの保護を支持する声明を発表していました。FCCは、2月26日にこの計画への投票を行いますが、通信事業者によるロビー活動の活発化は必至で、通信事業者は、この案が可決されれば訴訟を起こすと脅しています。番組のゲストは、FCCにネット中立性の投票を行わせるよう、「インターネット・カウントダウン」キャンペーンを組織してきた主要団体のひとつ、「フリー・プレス」の戦略担当上級責任者のティム・カーです。

    dailynews date: 
    2015/2/6(Fri)
    記事番号: 
    2

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