デイリーニュース

  • 伝説的なトークショー司会者のフィル・ドナヒューが語る米国メディアでの反戦意見の口封じ

    フィル・ドナヒューは米国のテレビ史上、最もよく知られたトークショーの司会者の一人です。The Phil Donahue Show(『ザ・フィル・ドナヒュー・ショー』)は、1996年までの約30年間放送されました。ドナヒューは2002年に放送業界に復帰しましたが、反戦の声を番組で取り上げることを辞さなかったために、米国主導の2003年のイラク戦争開戦前夜にMSNBCによって解雇されました。ドナヒューから、彼の解雇と、現在も続いている大手メディアによる反戦意見の口封じについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 半身不随のイラク戦争帰還兵から平和活動家になったトーマス・ヤングがベテランズ・デーの前夜に死去

    ベテランズ・デー(退役軍人の日)の本日11月11日、イラク戦争の帰還兵で、11月10日に34歳で亡くなったトーマス・ヤングを追悼しましょう。彼は9/11同時多発テロの直後に米軍に入隊しました。ヤングがイラクに派遣されて5日目の2004年4月4日、彼の部隊はバグダッド付近のサドルシティーで攻撃を受けました。ヤングは銃撃され、半身不随となり、二度と歩くことはできませんでした。米国に帰国したヤングは「反戦イラク帰還兵の会」(Iraq Veterans Against the War)の活動的なメンバーになりました。彼はその後の人生で入退院を繰り返しました。ヤングは後に、エレン・スピロと伝説的なテレビ司会者フィル・ドナヒューによって監督されたドキュメンタリー映画Body of War(『ボディ・オブ・ウォー』)の中で取り上げられました。同映画の抜粋と、過去にデモクラシー・ナウ!がヤングに行ったインタビューを放送します。ドナヒューからは、反戦と退役軍人コミュニティ、そしてアカデミー賞候補になった同映画の製作にヤングが与えた影響について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「もううんざりだ」 43人の学生失踪をめぐりメキシコ各地でデモ 長年の刑事免責を非難

    6週間前ゲレロ州南部で起きた師範学校生43人の殺害事件をめぐり、犯罪組織メンバーらが犯行を自供したものの、現在もメキシコ全土でデモが続いています。7日、メキシコのムリリョ・カラム検事総長は、事件の容疑者が学生たちを殺害と遺体の焼却を認め、捜査官が遺体を発見したと発表しました。学生らは警察当局による強制捜査の後に行方不明になっており、政府の腐敗とメキシコに蔓延する暴力に対する国民の怒りに火をつけました。9日、数千人のデモが行われ、一部の集団がメキシコ市の大統領官邸の扉に火をつけました。こうした社会混乱の最中に、メキシコ大統領エンリケ・ペニャニエトは中国で開かれるAPECサミットに参加するためメキシコを離れているため、批判を浴びています。本日はメキシコから、43人の失踪学生の家族と共に運動している人権団体トラチノランのアドボカシーチームのコーディネーターを務めるマリア・ルイーザ・アギラル・ロドリゲスに話をききます。

    dailynews date: 
    2014/11/10(Mon)
    記事番号: 
    1
  • エボラ出血熱隔離から解放されたエール大学生が語る 医療機関職員はのけ者ではなく英雄として扱われるべき

    米疫病予防管理センターがここ3週間かけてエボラ感染の検査をしていた177人全員がエボラに感染していなかったと発表したことを受けて、保健当局者はダラス地区のエボラ出血熱ゼロ宣言をしました。テキサス州のダラスでエボラ出血熱感染の恐れが始まったのは、9月30日に訪米中のリベリア人男性トーマス・エリック・ダンカンがテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院に救急車で搬送され、陽性反応が出た時でした。この男性は10月8日に死亡しましたが、これまでのところ米国内ではエボラ出血熱による唯一の死者です。治療にあたった2人の看護師もエボラウイルスに感染しましたが、回復しています。一方で国連によると、西アフリカでは、リベリア、ギニア、シエラレオネの最も深刻な被害のあった地域の一部で、感染の拡大が鈍化し始めています。しかし、地元の医療スタッフは感染への勝利宣言には時期尚早だと警告しています。本日はエール大学院生で、政府によるエボラ感染事例のコンピューターデータベース構築の補佐を行うためにリベリアに3週間滞在していたライアン・ボイコに話を聞きます。米国へ帰国してまもなく、彼はコネチカット州ニューヘイブンの自宅で6日まで隔離させられていました。

    dailynews date: 
    2014/11/10(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 退役軍人の日の前日 PTSDから自殺まで戦争の隠された代償について元兵士が語る

    退役軍人の日の前日として、イラクで戦った元海軍のマシュー・ホーと、兵士として戦争に参加した人たちに対する戦争の見えざる影響について議論します。ホーはアフガン戦争に抗議して辞職した最初の米政府高官として有名です。「これらの戦争の代償は隠されています。戦争を経験した人は男性も女性も常に自殺行為に悩まされています。問題は、私たちが落ちる所まで落ちない限り、助けを得ることができないということです」とホーは語ります。毎日22人の米退役軍人が自殺を図っており、戦闘での兵士の死者数を上回っています。

    dailynews date: 
    2014/11/10(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「狂気の沙汰だ」:元国務省高官マシュー・ホー オバマ大統領によるイラク駐留軍の倍増を批判

    国が退役軍人の日に向けて準備を行う中、オバマ大統領は、イラクへ兵士1500人を増派することを承認しました。この計画でイラク駐留部隊は現在の人数から倍以上に増え、56億ドルの費用が費やされるであろうと伝えられています。イスラム国に対する米軍の軍事行動の大幅な拡大ですが、イラク全土に訓練所を設置するつもりなのではないかと伝えられています。今週から始まるレームダックセッション中の米国議会に、予算申請が提出されるとされています。9日CBS放送の「フェイス・ザ・ネイション」のインタビューでオバマは、イラクへの増派はイスラム国の戦闘員に対する「新たな局面」──防衛ではなく攻撃的戦略へ──を示すものだと話しています。公表のタイミングに対しては、民主党候補者を戦争にうんざりした有権者から守るために、中間選挙が終わるまでオバマ政権は待っていたのではないかとの疑問の声も出ています。元海兵隊員で国務省高官で、かつてイラクに駐留していたマシュー・ホーに話を聞きます。2009年、彼はアフガン戦争に抗議して辞職した最初の米政府高官として知られています。

    dailynews date: 
    2014/11/10(Mon)
    記事番号: 
    2
  • マット・タイビと銀行内部告発者 JPモーガン・チェースが経済を破壊し訴追を免れた経緯を語る

    1年前の10月、米司法省は、JPチェース・モーガン銀行がモーゲージ債の販売に際して債券のリスクを過小に評価して投資家を偽っていた事件で、同行が130億ドルの和解金の支払いに同意すれば刑事告発を見送ると発表しました。2008年の金融危機を引き起こす要因となった詐欺行為に対する訴追を、この銀行はどのようにして回避したのでしょうか?本日のゲストはJPチェース・モーガン銀行の内部告発者アレイン・フライシュマンです。テレビ初登場となるこのインタビューで、フライシュマンはモーゲージ債の業務に携わって「犯罪的な証券詐欺が大がかりに行われている」のを目にしたと語ります。ローリング・ストーン誌のコラムニスト、マット・タイビの新しい調査記事"The $9 Billion Witness: Meet the woman JPMorgan Chase paid one of the largest fines in American history to keep from talking"(90億ドルの証人:JPチェース・モーガンが米国史上最大の罰金を支払って証言を阻止した女性とは?)は、フライシュマンの経験を詳細に取り上げています。

    dailynews date: 
    2014/11/7(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 多数派となった共和党 税金逃れ企業の恩赦には賛成 許可無し移民労働者の恩赦には反対

    「在留許可の無い移民への恩赦には猛反対の共和党首脳部だが、法人税逃れへの恩赦には大いに乗り気」と、フアン・ゴンザレスはニューヨーク・デイリー・ニュース紙の最新コラムで書き、ゼネラル・エレクトリック、アップル、マイクロソフト、ファイザーに「税金恩赦」[訳注:一定額の納税と引き換えに過去の未納分を免責すること]を与えようとする動きの復活に注目しています。過去10年間に多国籍企業は2兆ドルを超える利益を米国外に移し、国外にとどめ置いています。その多くは「繰延税」に分類され、もっとお金を稼ぐために使われています。米国の35%の法人税の支払いを回避するために海外にとどめているのです。その一方で、首都ワシントンで猛烈なロビー活動を展開し、その資金の本国送還に同意する条件として、一年間だけ税率をわずか5%に引き下げるという巨額の減税を求めています。

    画像クレジット:http://www.flickr.com/photos/45976898@N02/45745475

    dailynews date: 
    2014/11/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 中間選挙で有権者は米の対ドラッグ戦争を拒否 マリフアナ合法化と量刑改正法案が勝利

    11月4日の選挙では、史上最多のマリフアナ合法化法案の投票が行われ、そのほとんどが通過しました。コロラド州とワシントン州につづき、オレゴン州とアラスカ州の有権者も、小売店での成人へのマリフアナ販売を可とし、コロンビア特別区の有権者は、成人の2オンスまでの所持と、自宅でのマリフアナ6株までの栽培を合法化する法案を可決しました。フロリダ州では医療用マリフアナ法案が僅差で不成立となった一方、グアムでは医療用マリファナの使用が56パーセントの投票で可決、こうした法律を認めた初の米国の海外領土となりました。同時にカリフォルニア州は、単純ドラッグ所持を含む、6つの低水準な非暴力的犯罪の、重罪から軽犯罪への変更を圧倒的に支持しました。「ドラッグ政策同盟」(Drug Policy Alliance)の設立者で事務局長のイーサン・ネーデルマンに話を聞きます。同団体のロビー活動を行う部署は4日の投票で成功を収めた多数の法案の起草を補助したり法案の支援をしました。

    dailynews date: 
    2014/11/6(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ベン&ジェリーの共同創設者 遺伝子組み換え作物について知ることを語る:表示を変えるのに「コストは大してかからない」

    ベン&ジェリー・アイスクリームの共同創設者ジェリー・グリーンフィールドに話を聞きましょう。ベン&ジェリー社は同社発祥の地となるバーモント州が制定に成功した遺伝子組み換え作物の表示義務付けの推進運動を行いました。グリーンフィールドは、同社がオレゴン州で展開した同様の活動のなかで、同社のアイスクリームのフレーバーのひとつを「食品をめぐる戦いファッジ・ブラウニー」(Food Fight Fudge Brownie)と改名したものの、11月4日の投票では結局、失敗に終わったことについて話してくれます。「ベン&ジェリーでは使用原料に非常に誇りを持っています」とグリーンフィールドは言います。「他の食品会社が、消費者に対し食品の内容を開示したくないというのは、なかなか想像できないです」ベン&ジェリーでは、2014年中に、すべての原料を非遺伝子組み換え作物にする予定です。「今回の、非遺伝子組み換え作物への移行によって、消費者が1パイントのアイスクリームに払う金額が変わることはありません。ですから、こういうことは可能なのです」加えて、ハワイで通過した、GMO作物栽培停止法案のための活動の先頭に立った運動家にも話を聞きます。「私たちは表示義務以上のものを目指しました」とロリン・パン医師は言います。「この問題は健康的な環境に関わるものなのです」

    dailynews date: 
    2014/11/6(Thu)
    記事番号: 
    3

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