デイリーニュース

  • 中国は 「キャップ・アンド・トレード」制度導入へ 気候変動と戦うには十分なのか?

    中国の習近平国家主席が今日、国賓としてホワイトハウスに到着し、オバマ大統領と会談します。習近平国家主席は、温室効果ガスの排出抑制を目的とした「キャップ・アンド・トレード」と呼ばれる制度を2017年に導入することを約束するとみられています。「キャップ・アンド・トレード」は、市場主導型の戦術であり、政府が温室効果ガスの総排出量を定め、その枠内で企業が排出権を売買することを認める制度のことです。最近中国を訪れたグリーンピース・インターナショナルのクミ・ナイドゥ事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • グリーンピース事務局長クミ・ナイドゥ 気候変動克服と格差や貧困の問題を結びつけたローマ教皇を讃える

    気候変動は、教皇フランシスコの米国訪問の最重要項目となっています。24日に連邦議会で行われた演説で、ローマ教皇は「今こそ勇気ある行動と戦略が必要です。配慮の文化や統合的アプローチの導入により、貧困の撲滅、排除された人々の尊厳回復、そして同時に自然保護も目指しましょう」と訴えました。本日はグリンピース・インターナショナル事務局長クミ・ナイドゥに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/25(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 教皇フランシスコ カトリック急進派のトマス・マートンとドロシー・デイをリンカーンとマーティン・ルーサー・キングと比べる

    米国議会での演説で、教皇フランシスコは4人の「偉大な」米国人として、エイブラハム・リンカーン、マーティン・ルーサー・キング、ドロシー・デイ、トマス・マートンを挙げ、その業績を称えました。また「ある国が偉大だとされるのは、次のような場合です。リンカーン大統領がしたように、自由を守るとき。マーティン・ルーサー・キング牧師が努力したように、すべての同胞に完全な権利が与えられることを人々が「夢見る」ことのできる文化を育むとき。ドロシー・デイ〔カトリック労働者運動の創始者〕が倦むことなく追及したように、虐げられた者のために正義と大儀のために不断の努力をするとき、そしてトマス・マートン〔トラピスト修道司祭〕のように、信仰の実が対話と和平を広げる黙想的スタイルを生むときです」と述べました。デイとマートンという、何十年にわたりカトリック左派に刺激を与え続けた2人の急進主義者の生涯を振り返ります。本日は、オービス・ブックスの発行人ロバート・エルズバーグに話を聞きます。エルズバークはデイやマートンの著作や関連書籍を出版しています。

    dailynews date: 
    2015/9/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 教皇フランシスコ 武器取引の断絶と移民への門戸開放を米議会に要請

    教皇フランシスコは本日ニューヨークに到着し、国連総会で演説する予定です。24日(木曜日)にはワシントンで、米国連邦議会の上下両院合同会議でローマ教皇として初めて演説を行いました。難民問題への対処には、各国とも「黄金律」(汝の欲するところ他人にもこれを施せ:マタイによる福音書 7-12)を適用するように訴えました。また、この機会を利用して、国際武器取引を終わらせるよう呼びかけました。「個人や社会に計り知れない苦しみを与えようと企てている者たちになぜ殺傷兵器が売られているのでしょうか」と教皇フランシスコは問いかけました。「悲しいことに、その答えは、みなさんが知っている通り、単にお金です。血にまみれた、それも罪のない人たちの血にまみれたお金のためなのです。この恥ずべき、咎むべき沈黙の中、問題に立ち向かい、武器貿易をやめるのは私たちの義務です」。米国議会での演説後、教皇フランシスコは議員たちとの会食の誘いを逃れ、ワシントンDCのホームレスと食事を共にしました。「住む処のない人々がいることについて、社会的にも倫理的にもなんの正当性もみつかりません」と教皇フランシスコは語りました。NETWORK理事でザ・ナン・オン・ザ・バス・プロジェクトリーダーのシスター・シモーネ・キャンプベルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • エクソン社の大いなる気候変動隠蔽工作の内側: 初期の気候変動研究から大規模な気候変動否定派まで

    「インサイドクライメット・ニュース」(InsideClimate News)が作成した新たな報告書は、石油大手エクソンモービル社が、数十年前に独自の研究ですでに化石燃料の使用が地球温暖化につながることを認めていたことを明らかにしました。1977年には、同社の上級専門家が、化石燃料を燃やすことで人類に害を及ぼす可能性があると警告し始めました。当初、同社はこのような研究プログラムに意欲的で、超大型タンカーに空気中および海の二酸化炭素量を調査する機器を装備させました。しかし80年代終わりごろには態度を変え、気候変動否定派の先導をとるようになりました。90年代以来、エクソンモービル社は、自社の専門家が数十年前に認識していた科学を否定するために数百万ドルを費やしています。

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    4
  • カトリック労働者運動創始者ドロシー・デイの生涯: 教皇が「4人の偉大な米国人の1人と」と称賛

    9月24日に行われる米議会での演説で、教皇フランシスコは4人の「偉大な」米国人として、アブラハム・リンカーン、マーティン・ルーサー・キング、ドロシー・デイ、そしてトマス・マートンの業績を称えました。そして「社会的問題が重要な今の時代だからこそ、カトリック労働者運動を創設した神のしもべ、ドロシー・デイについて、どうしても言及したい」と語りました。「彼女の行った社会運動、虐げられた者の正義と大儀のために立ち上がった情熱は聖書、そして信仰と聖人を手本としたものでした」。さらに教皇は「リンカーン大統領のように自由を守るとき、マーティン・ルーサー・キングのように、人々が全ての兄弟、姉妹の完全な権利を「夢見」られる環境を育むとき、ドロシー・デイのように虐げられた者の正義と大儀のために不断の戦いを挑むとき、トマス・マートンのように信仰の実が対話と和平を広げる黙想的スタイルを生むとき、その国は偉大だと言えるのです」と言葉を続けました。本日は、「米国カトリック司教会議」(United States Conference of Catholic Bishops)が2012年にその列聖支持を決議したロシー・デイの生涯を振り返ります。デイはカトリック労働者運動をピーター・モーリンとともにはじめました。以来デイは自らの意志で貧困生活を貫き、急進的な政治思想に生涯を捧げました。

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 女性司祭がワシントンの教会前で「ダイイン」抗議 教皇フランシスコに女性聖職者を認めるよう求める

    教皇フランシスコの訪米で、教会内での女性の指導的地位を巡る教皇の姿勢が非難されています。ワシントンでは、教皇に女性の聖職位への権利を認めるよう求める活動家7人が、市民的不服従で逮捕されました。逮捕者には、使徒マシュー大聖堂近くで「ダイイン」抗議を行った4人の女性司祭も含まれています。ローマカトリック女性司祭協会(Association of Roman Catholic Women Priests)の叙階司祭であるジャニス・セブレ=ドゥシェンスカに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちは歴史的に重大な時代に生きている」:ローマ教皇 貧困、移民問題、気候変動を語る

    9月24日、教皇フランシスコはワシントンの連邦議会議事堂を訪れ、ローマ教皇として初めて米議会での演説を行います。23日、教皇はホワイトハウスで演説を行った後、使徒マシュー大聖堂で数百名の米司教を前に演説しました。その後、賛否両論のある18世紀の伝道者フニペロ・セラを列聖しましたが、これに対しては多数の先住民グループが抗議しています。教皇フランシスコはまた、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)の避妊医療義務化を巡り連邦政府を訴えたグループ「貧民救済修道女会」(Little Sisters of the Poor)の修道女らへの予定外の訪問を行いました。ホワイトハウスでは、教皇は貧困、移民問題、そして気候変動について演説を行いました。そして「大統領閣下、あなたが大気汚染削減に向けた法案を提出されたことに希望を感じています」と、オバマ大統領に語りかけました。「これは急を要する問題です。気候変動への対応は次の世代まで待つことができないことは明らかです。『みんなの住む家』の保護という点でみれば、私たちは歴史的に重大な時代に生きているのです」

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ゴミ収集の要求から教会占拠まで ヤング・ロードによる活動の影響は続く

    プエルトリコ人がブラック・パンサー党に倣って設立した先鋭的な運動組織ヤング・ローズ(the Young Lords)を振り返ります。1969年7月後半に、この組織は最初の活動として、スパニッシュ・ハーレムのゴミ収集を強化するようにニューヨーク市当局に要求しました。更に、地域社会計画のためにスペースの解放を求めて教会や病院を占拠して、国中の活動家たちを刺激しました。また、プエルトリコ島の独立、土地や機関に対する地域社会のコントロール、政治犯の解放、そしてベトナム、プエルトリコその他の地域からの米軍撤退に関して、全てのプエルトリコ人に民族自決を求めました。プエルトリコの文化や歴史に対する認識を広める極めて重要な役割も果たしました。1970年代半ばにグループは崩壊しましたが、その影響力は今日も続いています。ブロンクス美術館(The Bronx Museum of the Arts)はヤング・ローズに着目した"¡Presente! The Young Lords in New York"(展覧会: ニューヨークのザ・ヤング・ローズ) を企画し、ニューヨークにある3カ所の文化施設で展覧会を開催中です。本番組の共同ホストで、ヤング・ローズの初代教育大臣でもあるファン・ゴンザレスと、ブロンクス美術館主催"¡Presente!

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    2015/9/23(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 無届け移民と結婚したがん患者 100名の女性による100マイルの行進に参加してローマ法王に会いに行く

    ローマ法王の6日間の米国滞在が始まる中、多くの不法滞在者を含む100名の女性グループが法王を迎えるために、ペンシルベニア州ヨーク郡の拘置所から100マイルの距離を行進してワシントンに到着しました。この行進はアメリカ家事労働者同盟(the National Domestic Workers Alliance )と全米アジア太平洋アメリカ女性会議(the National Asian Pacific American Women’s Forum)の共同による全国的な運動で、ウィ・ビロング・トゥゲザー(We Belong Together)が主催しています。主催者は、この行進は家族は共にいるべきで、米国の移民政策によって離ればなれにされるべきではないというメッセージを伝えることが目的だと言っています。行進に参加したエズメラルダ・ドミンガに話を聞きます。ドミンガは骨肉種の回復期にあり、彼女の主要な保護者である夫のジーザスは不法滞在者です。

    dailynews date: 
    2015/9/23(Wed)
    記事番号: 
    3

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