デイリーニュース

  • ナオミ・クラインが語る「リープ・マニフェスト」 気候正義と経済正義のシステムとは

    10月19日に予定されているカナダ総選挙に先立ち、カナダの労働者団体、先住民の権利、気候正義、反貧困、移民の権利などに関わる組織が連合を結成し、今世紀半ばまでに化石燃料から脱却し、100%クリーン経済に移行するための計画「リープ・マニフェスト」を公表しました。「多くの世論調査で、カナダの人々は段階的な変化を望んでいないという結果が出ています。彼らは劇的な変化への準備が出来ている。それが、この「リープ・マニフェスト」に支持が集まっている理由です。ハーパー首相はとてつもなく不人気です。そのため、多くの人が、ハーパーを打倒する勝算の最も高い候補者に投票するという、戦略的投票をしようとしています。票が割れる懸念が大きいためです」とThis Changes Everything(『これがすべてを変える 資本主義と気候の対決』)著者ナオミ・クラインは言います。新作ドキュメンタリーThis Changes Everything(『これがすべてを変える』)の裏話、カナダの政治、シェルが北極圏の石油採掘を中止したことなどについて、ナオミ・クラインとアビ・ルイスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/5(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ナオミ・クライン&アビ・ルイス 気候変動はより公平な経済システム構築のきっかけになる

    サウスカロライナ州のニッキ・ハーレー州知事は先週末、8人の死者を出した洪水の引き金となった豪雨を「千年に一度の大豪雨」と呼びました。全米気象サービスによると、2日からの暴風雨によるサウスカロライナ中部の降雨量は500ミリを超えました。今月は米国史上最も破壊的な嵐のひとつとなったスーパーストーム・サンディから3周年を迎えます。2015年は観測史上、最も暑い夏となりました。研究者は、このような異常気象は気候変動の影響により、ますます頻繁になると言っています。ナオミ・クラインとアビ・ルイスの新作映画This Changes Everything(『これがすべてを変える』)パート2をお送りします。このような異常気象から何を学ぶかについて二人に聞きました。

    dailynews date: 
    2015/10/5(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「任務完了」再び アフガニスタン戦争「終結」から一年 救援活動従事者が明かす真実

    多くのアメリカ人がアフガニスタン戦争は収束に向かっていると思っていますが、平和活動家や医療支援従事者の話はこれとは違います。「いかに主流メディアが真実を世界に知らせるのに失敗してきたかが分かります」と言うのは、アフガニスタンで人道支援に関わって10年になるハキム医師です。「戦争は続いています。状況は悪くなっています。国際赤十字も国連も、過去数年の民間人死者は増加したと報告しています。状況は悪化しています。断じて縮小などしていません。アメリカ人は、悪化する戦争に自分たちの税金が使われていることを知るべきです」「国境なき医師団」(MSF)は、米軍がアフガニスタンのクンドゥズの病院に行った空爆について、国際的な独立調査を要求しています。この空爆で12人のスタッフと10人の患者が死亡しました。うち3人は子どもでした。ハキム医師、「創造的非暴力の声」(Voices for Creative Nonviolence)共同コーディネーターのキャシー・ケリー、戦争犠牲者に無料で医療を提供するイタリアのNGO「エマージェンシー」共同創設者ジーノ・ストラーダ医師に話を聞きます。キャシー・ケリーは、アフガニスタンのカブールから戻ったばかりです。

    dailynews date: 
    2015/10/5(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 戦争犯罪?米国がアフガニスタンの病院を空爆 患者とスタッフ22人が殺されたことに怒りの声

    「国境なき医師団」(MSF)は、10月3日に米軍がアフガニスタンのクンドゥズの病院に行った空爆について、国際的な独立調査を要求しています。この空爆で12人のスタッフと10人の患者が死亡しました。うち3人は子どもでした。少なくとも40人近くが負傷しました。米軍とアフガニスタン軍は、爆撃されているのが病院であるという知らせを電話で受けていましたが、その後も約30分間、空爆は続きました。戦争犠牲者に無料で医療を提供するイタリアのNGO「エマージェンシー」共同創設者ジーノ・ストラーダ医師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/5(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『これがすべてを変える』:ナオミ・クライン&アビ・ルイスの映画 気候変動がもたらす壮大な課題を再考

    米国史上最大級の被害をもたらした ハリケーン・サンディから3年。研究者たちによると気候変動の影響により異常気象事象は今後、頻度が増すといわれています。そのような事態への準備は整っているのでしょうか。2015年は観測史上最も暑い年と記録され、また、観測が開始された1880年以来、最も暑かった10ヵ月のうち9ヵ月は2005年以降に起きています。本日は気候変動の壮大な課題を改めて再考する新作映画This Changes Everything(『これがすべてを変える』)に携わった2人に話を聞きます。このドキュメンタリー映画はジャーナリストのナオミ・クラインの同名のベストセラー本をもとにアビ・ルイスが監督したものです。製作に4年をかけ、その間2人は5大陸9か国を旅し、モンタナのパウダー川流域からアルバータ州オイルサンド、インド南部沿岸から北京やその以北まで、気候正義運動の最前線に置かれたコミュニティを取材しました。

    dailynews date: 
    2015/10/2(Fri)
    記事番号: 
    3
  • オレゴン州銃乱射事件 銃規制法を蔑ろにすると明言していた郡保安官

    オバマ大統領は新たな銃規制改正法案を呼びかける中、1日オレゴン州のアンプクワ・コミュニティ・カレッジで起きた学校での銃乱射事件の捜査を担当しているダグラス郡保安官ジョン・ハンリンの言動が新たな注目を浴びています。2013年、ハンリンはジョ―・バイデン副大統領に宛てて憲法修正第二条を改定しないよう請願する書簡を書き「銃規制は、学校での銃乱射事件のような凶悪犯罪抑制への答えではありません。アメリカ合衆国憲法や憲法修正第二条で認められている権利に反対する、あるいはそれを軽視する現政権の行動は無責任であり、アメリカ国民への明らかな侮辱です」と記しました。さらに、「私は、自身の任官時の憲法への忠誠の誓いを破りません。従って、本書簡の第二の目的は、私の市民としての憲法上の権利を侵害する米国議会もしくは大統領命令による連邦規制を私もしくは私の部下である副保安官が執行することはないと通知することにあります。また、私はダグラス郡内で連邦職員が憲法に違反する規制や命令を実施することを一切許可しません」と言明しています。銃規制のためのオレゴン州同盟(Oregon Alliance for Gun Safety)のジェニファー・リンチに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領 「銃乱射事件が日常化してしまった」:2015年に米国内で起きた294件目の銃乱射事件で10人死亡

    1日朝、オレゴン州のコミュニティカレッジで銃器で武装した男が9人を射殺後、射殺された事件を受け、同州で昨夜、追悼集会が行われました。この銃乱射事件の実行者は、26歳のクリス・ハーパー・マーサーだと身元が判明したとメディアは報じています。CNNによると、容疑者は、拳銃3丁、ライフル1丁で武装し、防弾着を着用していました。ある調査では、この事件は今年米国内で起きた294件目の銃乱射事件であり、学校もしくは大学構内で発生したの銃撃事件としては45件目にあたります。「銃乱射事件が日常化している。事件報道もいつものこと。この演壇での私の反応も、いつものこと。事件後にかわされる会話もいつも同じ。我々はマヒしてしまっている」とオバマ大統領は述べました。

    dailynews date: 
    2015/10/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「デッドマン・ウォーキング」: リチャード・グロシップと死刑制度の対決

    最後はオクラホマ州からの話題です。9月30日に予定されていたリチャード・グロシップ死刑囚の刑執行の直前に、オクラホマ州メアリー・フォーリン知事は、刑手続きおよび注射される化学薬品の問題を理由に執行延期を命令しました。グロシップの死刑は国際的な注目を集めています。9月30日、フランシスコ教皇はフォーリン知事に対し、グロシップの有罪判決には疑問が残るという理由で死刑から減刑するよう強く求めました。死刑制度反対運動で世界的に有名なシスター、ヘレン・プレジャンに話を聞きます。プレジャンはベストセラーとなった『デッドマン・ウォーキング』の著者です。

    dailynews date: 
    2015/10/1(Thu)
    記事番号: 
    4
  • プランド・ペアレントフッド公聴会: 共和党議員による質問は「明らかに性差別的」とローレンス下院議員

    何週間にもおよぶ内部争いの末、米議会は午前零時の期限の数時間前に政府機能の停止を回避しました。下院では大多数の共和党議員が、「プランド・ペアレントフッド」(Planned Parenthood)への資金援助撤回の要求を満たさない法案に反対票を投じました。「プランド・ペアレントフッド」への公的資金援助を撤回しようとする動きは、中絶反対派組織が大幅に編集したビデオを公開したことから起こったもので、このビデオの中では同団体の職員が中絶された胎児の細胞を研究に利用していると暴露しています。9月30日の投票前日には、下院で「プランド・ペアレントフッド」のセシル・リチャーズ会長の公聴会が行われ、彼女と共和党議員との白熱した議論が展開されました。公聴会のクリップを放送するとともに、リチャーズ会長への質問は「明らかにセクシスト(性差別的)だった」と語る、ミシガン州選出の民主党の下院議員ブレンダ・ローレンスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/1(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 国連本部でパレスチナ旗を掲揚 イスラエルが「繰返し違反する」合意に拘束されるいわれはないとアッバス議長

    9月30日、ニューヨークの国連本部でパレスチナ旗が初めて掲揚され、パレスチナにとって歴史的な日となりました。パレスチナとバチカン旗の掲揚は、9月はじめの国連総会で決議されました。米国、イスラエルと他6カ国はこの提案に反対、45か国が棄権しました。30日、パレスチナのマフムード・アッバス議長は国連総会での演説で、パレスチナはもはや「オスロ合意」とよばれるイスラエルとの和平合意に拘束されないとの見解を示しました。コロンビア大学のラシード・ハーリーディ教授に話を聞きます。ハーリーディは、 Brokers of Deceit: How the U.S. Has Undermined Peace in the Middle East(『虚偽のブローカー:中東和平を妨げる米国』)を含む多数の本の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2015/10/1(Thu)
    記事番号: 
    2

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