オバマ政権のイラン外交に反対する人々にとり、運のない一週間となりました。1月13日、イランは米水兵10人を解放しました。米哨戒艇2隻がペルシャ湾のイラン領海に侵入してから24時間も経たぬうちのことです。あと数日でイラン核合意が発効し、経済制裁が緩和され、数十億ドルに上るイランの資金凍結が解除される、という時に起きた事件でした。これは米・イラン関係の新たな時代の幕開けとなるのでしょうか?もうじき出版されるLosing an Enemy: Obama, Iran and the Legacy of Diplomacy (『敵を失う――オバマ、イランと外交の遺産』)の著者で「全米イラン系米国人協議会」(National Iranian American Council)のトリタ・パルシに話を聞きます。