デイリーニュース

  • NYPDによるイスラム教徒へのスパイ活動に和解案 民族に基づく狙いうちは禁止、活動は監視下に置かれることに

    ニューヨーク市は、ニューヨーク市警の対テロ活動に独立した民間人の監視人を任命する和解案を示し、NY市警に対する訴訟は原告の勝利となりました。イスラム教徒や宗教施設などにスパイ活動を行うNY市警の制度に2件の訴訟が起こされたことを受けて、ニューヨーク市が発表したものです。原告は、市警の活動は宗教に基づいて特定のコミュニティを選び出し、地域全体に汚名を着せることであり、米国およびニューヨーク州の憲法に違反すると訴えていました。この和解案により、9.11事件以降、廃止されていたニューヨーク市警への外部による監視が復活します。アメリカ自由人権協会の国家安全保障プロジェクト代表ヒナ・シャムスィに聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ムスリム女性とユダヤ人男性 トランプ候補の集会で無言の抗議 退場させられる

    共和党最有力大統領候補ドナルド・トランプの集会が1月8日に行われ、トランプのイスラム嫌悪的な見解に無言で抗議していたムスリム女性とユダヤ人男性が会場から退場させられました。客室乗務員のローズ・ハミドと弁護士のマーティ・ローゼンブルースは「ムスリム」と書かれた黄色いバッジを着用、これはナチス政権下でユダヤ人が強制着用させられた黄色い星型のバッジを意図的に想起させるものでした。ローズ・ハミドはヒジャブ(スカーフ)を被り、「サラーム。私は平安です」と書かれたTシャツを着ていました。8日の集会の1カ月前、トランプ候補はカリフォルニア州サンバーナーディーノで起きた銃撃事件を受けてイスラム教徒の入国禁止を呼びかけていました。それ以後、米国での反ムスリム事件が増加しています。ハミドとローゼンブルースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • オバマ政権の中米難民一斉検挙に  抵抗と怒り

    多くの移民家族にとっては、不吉な年の始まりとなりました。暴力のが蔓延する中央アメリカから家族ぐるみで逃れてきた人々を強制送還させる措置の一環として、連邦捜査官が強制捜査を行い、子どもを含む少なくとも121人を拘束しました。強制捜査は、ジョージア州、ノースカロライナ州、テキサス州を中心に行われました。連邦当局の一斉捜査の対象となった女性の1人から話をききました。「あれは強制捜査でした。私は拘束された最初の人間の一人です。1月2日、朝の6時45分に捜査官が私を捕えました。別の人の捜索で私の家にやってきたのです」と、ホンジュラスからの移民で現在、10歳になる息子と共にテキサス州ディリーの南テキサス・ファミリー・レジデンタル・センターに勾留されているアナは語ります。彼女たちは2014年6月ホンジュラスから逃れ、米国へやってきました。アナとケイティー・シェファードとバーバラ・ハインズの2人の移民弁護士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/8(Fri)
    記事番号: 
    5
  • グアテマラの元軍幹部18人逮捕 米国支援の「汚い戦争」の人道に対する罪で

    グアテマラ警察は、数十年におよぶ米国支援の「汚い戦争」の中でグアテマラ先住民の集落を攻撃し人道に対する罪を働いた容疑で、元軍幹部18人を逮捕しました。この紛争時に約25万人が犠牲となったとされる大量虐殺や強制失踪を命令した疑いがかけられています。逮捕された元軍幹部の多くは米国の支持を受けていました。たとえば、マニュエル・ベネディクト・ルーカス・ガルシアは、米軍将校と密接に協力して、グアテマラ先住民マヤ人の集落がある高原地帯を攻撃するシステムを構築しました。そこでは住民を斬首したり磔にしたりするような手法が用いられました。調査報道記者で活動家のアラン・ネアンに話をききます。

    dailynews date: 
    2016/1/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「スナイダー州知事は逮捕されるべき」フリント市住民が水質汚染の裁きを要求

    ミシガン州フリントでは、州政府が危機的な水質汚染の進行を隠ぺいしてきたことに抗議の声が大きくなっています。映画監督のマイケル・ムーアは自身のウェブサイトでリック・スナイダー州知事の即時退陣を要求する嘆願書に署名するようファンに呼びかけています。州知事宛の公開状で、「あなたは私の住むミシガン州フリントの子供たちの、一部ではなく全員に毒を盛ったに等しい。この罪により、刑務所へ行かなければならない」と彼は書いています。フリント民主主義連盟のコーディネーターのナイラ・シャリフに話をききます。

    dailynews date: 
    2016/1/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 州と連邦が隠ぺいする中 研究員と住民がフリント市水質汚染をあばく

    フリント市の住民は 1年以上にわたり水質に関して苦情を申し立てていましたが、州政府は彼らの訴えを聞き入れませんでした。昨年2月の水質検査で憂慮すべきレベルの鉛が検出されましたが、住民には、何の危険もないと説明されました。同月に、ミゲル・デル・トラルというEPA(米国環境保護庁)職員が鉛汚染について警告するメールをミシガン州環境省に送りましたが、何の措置も施されませんでした。彼は4月にEPAにもメールを送りました。7月にはスナイダー州知事の首席補佐官デニス・マッチモアが、フリント住民は「私たちにだまされている」と認めるメールを保健衛生職員に送っていました。

    dailynews date: 
    2016/1/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 毒を盛られた民主主義:選挙で選ばれない役人が節約のためフリント市の飲料水を汚染

    ミシガン州フリント市では、いま起きている危機的な水質汚染をめぐり、リック・スナイダー州知事の逮捕を要求する住民が増加しつつあります。飲料水の鉛汚染について連邦検察局が捜査を開始したことを知ったスナイダー知事は、6日、フリント市に非常事態を宣言しました。この有害物質による水質汚染が始まったのは、スナイダー知事に指名された選挙によらない非常事態管理者が財政を節約するため、市の水源を長年汚染されていたフリント川に切り替えてからのことです。鉛中毒は、記憶障害や発達障障害などの生涯にわたる健康被害をたらします。フリント川を調査し続けているバージニア工科大学の研究員によると、市が1日100ドル程度の費用で水質処理を向上させていれば、この問題を回避できたはずでした。7日にフリント市長が発表したところでは、いまや市の水インフラを修復するには15億ドルもの費用がかかる恐れがあります。この問題に関して細かく取材しているアメリカ自由人権協会ミシガン支部の調査報道記者カート・グイエッテに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/8(Fri)
    記事番号: 
    0
  • 「フォート・ディックス・ファイブ」:FBIのおとり捜査で クリスティ知事により訴追され有罪判決を受けたイスラム教徒の兄弟 稀有な法廷審問の機会を与えられる

    2008年、フォート・ディックス陸軍訓練基地で米兵殺害を企てたとして有罪になったニュージャージー州郊外出身の男5人の中に、シェーン、ドリタン、エルヴィアのデューカ 3兄弟がいます。3兄弟は終身刑に処せられましたが、彼らはFBIのおとり捜査に嵌められたのだと支援者は主張します。1月6日、3兄弟は、裁判所の命令で稀有な法定審問の機会を与えられニュージャージー州カムデンの裁判所に出廷しました。この稀な審問では、公正な裁判が行われたかどうか、そして彼らの弁護士が弁護人としての義務を効果的に果たしたかどうかが検討されます。デューカ兄弟支援者が組織した集会でのインタビューと、シェーン・デューカの弁護士ロバート・ボイルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/7(Thu)
    記事番号: 
    6
  • 「茶番劇」: 韓国人「慰安婦」に対する日本政府の謝罪は彼女たちを黙らせるため?

    2015年12月、日本政府と韓国政府は、第二次世界大戦中に日本軍により性的奴隷となることを強制された、いわゆる「従軍慰安婦」問題のへの対応について合意に達したと発表しました。合意には日本の安倍晋三首相による謝罪および、元慰安婦への支援を目的とした10億円の基金が含まれます。元慰安婦は、今回の合意は全く不十分であり、日本が法的責任を認め、正式な法的賠償金を支払うよう求めています。ソウルではこの合意に反対するデモが行われました。

    dailynews date: 
    2016/1/7(Thu)
    記事番号: 
    5
  • イランを手本に: テヘランとの核合意は 北朝鮮危機を乗り越える手本となるか?

    2015年に米国をはじめとする主要各国はイランとの歴史的核合意を締結しました。同様の合意を北朝鮮とも結ぶことは可能でしょうか?ブラウシェア計画基金(Ploughshares Fund)理事長でNuclear Nightmares: Securing the World Before It is Too Late(『核の悪夢--手遅れになる前に安全を保証するには』)の著者ジョー・シリンチオー二と、朝鮮戦争終結をめざして非武装地帯(DMZ)の徒歩横断を推進している、女性平和運動団体「ウィメン・クロスDMZ」(Women Cross DMZ)創設者で理事長を務めるクリスティーン・アンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/7(Thu)
    記事番号: 
    4

Pages