デイリーニュース

  • 「トランプは、街頭での暴力沙汰を望んでいる」、大統領選討論会でトランプの「白人至上主義プロジェクト」が全開

    オハイオ州クリーブランドで、第一回の大統領選討論会が行われ、ドナルド・トランプとジョー・バイデンは、人種差別にどう対処するかという質問を受けました。バイデンは警察の暴力行為の犠牲になった人々を思いやる発言がありましたが、トランプ大統領は、大半の暴力行為は、左翼グループが行っているものだと言い立てました。トランプの主張は虚偽であり、米国における圧倒的多数の政治的暴力行為は、極右の過激主義者がよるものであるとする、FBIなどの捜査当局の見解を無視しています。トランプ大統領は、「米国では特に、人種差別による暴力の犠牲になっている黒人とラテン系の人々に、現実的で重大な脅威を与えている問題をけして認めようとしません」。こう語るのは、「法律の下で公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークです。もう一人のゲストは、作家でテンプル大学のメディア研究と都市教育の教授のマーク・ラモント・ヒルです。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 元ネオ・ナチが論評―トランプ大統領によるプラウド・ボーイズへの「待機せよ」との呼びかけは、さらなる暴力への扇動

    米大統領選に向けたジョー・バイデンとの初めての討論会で、トランプ大統領は、白人至上主義者を明確に非難することを拒否しました。討論会は、全部で3回、予定されています。 司会を務めたフォックス・ニュースのクリス・ウォレスが、極右過激主義との関係を否定するかと迫ると、トランプ大統領は、プラウド・ボーイズ(Proud Boys)の名を上げ、「後ろに下がって待機しろ」と呼びかけました。このことばは、暴力を黙認するものだと、多くの批判を招きました。南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)は、この団体を白人至上主義のヘイトグループと認定しています。プラウド・ボーイズは、トランプ大統領による言及にさっそく答えるように、ほぼ即刻、オンラインでロゴを変更しました。新しいロゴには、トランプのことばが入っています。ゲストは、元ネオ・ナチのクリスチャン・ピッチョリーニです。現在は、フリー・ラジカル・プロジェクト(Free Radicals Project)の代表として、暴力的過激主義の組織から抜け出したいと思っている人々を援助する活動に力を入れています。「トランプのことばは、明らかに、極右団体が『暴力を継続する』ことを奨励するものです」と、クリスチャンは言います。もうひとりのゲストは、テンプル大学のマーク・ラモント・ヒル教授です。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • デイビッド・ケイ・ジョンストン:トランプは投獄に値するがシステムは富裕層が納税回避できるよう設定されている

    【20/09/29/4】ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデンの3回にわたる大統領候補者討論会の第1回を前に、「DCレポート」(DCReport.org)の創設者で編集長のデイビッド・ケイ・ジョンストンに話を聞きます。彼は、トランプの税金について報じているニューヨークタイムズ紙の爆弾記事は「別々で不平等な2つの所得税システム」の存在を浮き彫りにしていると言います。ニューヨークタイムズ紙は、トランプは過去15年間のうち10年は連邦所得税を払わず、2016年と2017年にわずか750ドル払っただけと報じています。同紙に掲載された続編記事では、トランプは彼の人気リアリティーテレビ番組The Apprentice(『ジ・アプレンティス』)に関連して4億2700万ドルを稼ぎ、それ以外の投資で損失を出していた彼の金銭的な生命線となったことが明らかにされています。「ドナルド・トランプのように自分のビジネスを持つ人々には別のシステムがあるのです」と、ジョンストンは言います。

    dailynews date: 
    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 大量の強制退去が迫る中 フィラデルフィアの活動家たちが50軒の空き家を取り返し組織化のためのモデル確率

    【20/09/29/3】フィラデルフィア市当局は数ヶ月にわたる組織的行動と抗議の野営を受けて、50軒の空き家をコミュニティ・ランド・トラストに引き渡すことに合意しました。これは住まいを持たない人々にとっての歴史的な大勝利です。まとめ役の1人に話を聞くとともに、フィラデルフィアを拠点とするキーアンガ=ヤマッタ・テイラーにも意見を聞きましょう。住宅不安について幅広く執筆している彼女は、フィラデルフィアでの直接行動は全国で応用できると言います。「米国の資本主義がいかに不整合なものかを表している、空き家と住居のない人々が同時に存在しているという力関係は全米のいたるところにある」と、テイラーは言います。長期にわたったフィラデルフィアの運動は、「空間と物件を占拠し公共住宅局に住居のない人々に住居を提供するという彼らの仕事を遂行するよう政治的な圧力をかけるという、住人による組織と運動家集団のすべてが手本にするべきモデル」を確立しました。

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    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラー:ブレオナ・テイラーの不正事件は米国機関の正当性をさらに損なわせる

    【20/09/29/2】歴史家のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーは、警察による不正行為事件が処罰されないケースが繰り返されるのを人々が目にするなかで、ブレオナ・テイラーの事件は、米国の「急進化の大きなうねりを発展させることに」に貢献していると言います。大陪審は最近、この26歳の緊急救命士の殺人に関わった警官のいずれに対してもその死の責任を問うことを拒否しました。「“正式な手順”を踏んでも不正な判決が下されることで、人々は米国における統治機関の正当性の根本を疑い始めている」と、プリンストン大学でアフリカ系米国人研究の准教授を務めるテイラーは言います。

    dailynews date: 
    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラー 警察活動から最高裁まで私たちは社会を再考する必要がある

    【20/09/29/1】ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領がクリーブランドでの第1回大統領候補者討論会で対決します。11月の大統領選が近づいているにもかかわらず、米国が直面している複数の危機が十分に注目されていないと指摘する、作家で学者のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーに話を聞きます。「私たちはこの国の制度的な人種差別、統治のあり方、国の機能の仕方について、国民全体が改めて見直している真っ最中なのです。」と、歴史家で雑誌ニューヨーカーにも寄稿しているテイラーは語ります。「ドナルド・トランプの一つ一つの言葉、息遣い、行動が国の関心をすべて吸収してしまうという、非常に近視眼的な状況があります。」彼女はさらに、その歴史の大部分で「保守的な社会秩序」を施行する役割を果たしてきた米国最高裁判所について今こそ再考するときだと言います。

    dailynews date: 
    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 警察が隠ぺいか? ブリオナ・テイラー殺害の夜の警官ボディカメラ映像が州政府の説明を揺らがせる

    【20/09/28/4】バイスニュース(Vice News)のロベルト・フェルドマン特派員と話します。フェルドマンは、今年3月にケンタッキー州ルイビルで警官に殺されたブレオナ・テイラー事件でおこなわれた強制捜査に関して、犯罪現場とその後の捜査の整合性について深刻な疑問を提起する新たな警官ボディカメラ映像を入手しました。「何が確実な情報で何がそうでないのか、なぜ物事がそのように説明されたのかを人々が理解するためには、より多くの情報が提供される必要があります」とフェルドマンは言います。

    dailynews date: 
    2020/9/28(Mon)
    記事番号: 
    4
  • プランド・ペアレントフッド代表 「トランプの最高裁人事は中絶に関する最高裁判決の破棄やオバマ・ケア撤廃につながりかねない」

    【20/09/28/3】トランプ大統領が米最高裁判事として保守派の連邦裁判所判事エイミー・コニー・バレットを指名したことは、全米の中絶の権利を脅かしかねないと「プランド・ペアレントフッド」代表でCEOのアレクシス・マクギル・ジョンソンは言います。中絶を「常に不道徳」と呼ぶバレットが上院で承認されれば、最高裁の保守派に6対3の決定的優位を与えることになります。トランプは、中絶を憲法上の権利として認めた1973年の画期的なロー対ウェイド最高裁判決を覆すことにバレットが助けになると公言し、バレットを推薦しました。「バレットは最高裁においてリプロダクティブライツに関する巨大な脅威となるでしょう」とマクギル・ジョンソンは言います。「リプロダクティブライツ医療は医療です。コロナのパンデミック下で私たちが直面する脅威とは、女性の健康全体にとって最大の前進のひとつとなったオバマ・ケアもまた攻撃にさらされることです」。

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    2020/9/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「過激な」エイミー・コニー・バレットの任用がいかに最高裁を再編し トランプに勝利をもたらす可能性があるか

    【20/09/28/2】トランプ大統領は、ルース・ベイダー・ギンズバーグの後任として保守派の連邦裁判所判事エイミー・コニー・バレットを指名しました。最高裁において保守派が6対3という圧倒的多数を占めれば、銃規制は緩和され、移民社会は傷つけられ、接戦となっている大統領選挙の勝敗を決める中心的役割を演じる可能性があります。
    「バレットが過激なのは、その保守的な宗教観ではありません。彼女の法的な見解です」とネイション誌の司法記者エリー・ミスタルは言います。「バレットは自分の宗教を通して決断しているのではありません。過激な保守主義を使って決断しているのです」。

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    2020/9/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 脱税の疑い?トランプは過去15年の内の10年で連邦所得税を払っていないとニューヨーク・タイムズ紙が爆弾報道

    【20/09/28/1】11月の大統領選挙まで約1カ月となるなか、ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプが過去15年のうち10年で連邦所得税を全く払っておらず、2016年と2017年に支払った連邦所得税はどちらも750ドルだけだったとする爆弾記事を掲載しました。トランプの納税に関する法廷闘争について報道してきたネイション誌の司法記者エリー・ミスタルは、「多額の税を払ったとするトランプの言葉を真に受ける必要はありません。文書を見ればそうではないことが分かります」と言います。「もしその文書が誤りなら、トランプは自分の言っていることが正しいことを示す納税記録を公開できるはずです」。

    dailynews date: 
    2020/9/28(Mon)
    記事番号: 
    1

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