気候危機をめぐりモンタナ州を提訴した若者の声

2023/6/29(Thu)
Video No.: 
4
7.5分


YouTubeでも見られます

☆学生字幕翻訳コンテスト2024の授賞作品です

気候危機に対する恐怖と絶望は大人より子供のほうがずっと敏感なようです。年齢が下がるほど困難な未来に直面するのですから当然。その原因をつくったのは、そうなると分かっていながら有効な対策を怠ってきた大人たちなのに、深刻な被害を受けるのは子供たち。なんだかとってもアンフェアです。この責任はきちんと問わなければなりません。ということで、米国モンタナ州で若者を主役とした画期的な気候裁判が行われました。5歳から22歳までの16人の原告が訴えるのは、モンタナ州政府が化石燃料の使用を奨励し、環境を破壊し、住民の健康に深刻な影響を与える政策を推進したことが、自分たちの憲法上の権利を侵害しているということです。

この番組が放送された後、原告の主張を認める判決が下されました。今後この種の裁判が各地に広がりそうです。

*ネイト・ベリンジャー(Nate Bellinger):原告団の主任弁護人。公益法律事務所Our Children's Trust所属の上級弁護士
*グレイス・ギブソン=スナイダー(Grace Gibson-Snyder):原告の一人

Credits: 

字幕翻訳:後藤綾花(金城学院大学大学院文学研究科修士課程2年  受賞時)