「法案を廃案に!法案を廃案に!」と抗議の叫びが轟くなか、上院共和党は25日、投票を行い、ぎりぎりの僅差でオバマケア撤廃の審議入りを可決しました。50対50で上院での可否が同数となったため、マイク・ペンス副大統領が賛成票を投じて、可決が決まりしました。2人の共和党上院議員、メイン州選出のスーザン・コリンズとアラスカ州選出のリサ・マーコウスキーが民主党員と共に、審議開始動議に反対票を投じました。ジョン・マッケイン共和党上院議員は、脳腫瘍の治療を受けているアリゾナ州から急遽舞い戻り、審議開始のための重要な一票を投じました。しかし数時間後、オバマケア改廃の動きは、民主党に加え9人の共和党議員が、提出された最初の代替案に反対したため、新たな難局に直面しました。米誌ブルームバーグ・ビジネスウィークのジョシュア・グリーンと最新ニュースについて、また彼の新著Devil’s Bargain: Steve Bannon, Donald Trump, and Storming of the Presidency(『悪魔の取引:スティーブ・バノン ドナルド・トランプ そして大統領職への突撃』)について話します。