デイリーニュース

  • ジェレミー・スケイヒル:アサンジへの新たな訴追はジャーナリズムと内部告発者に対するより広い攻撃の一環だ

    ジュリアン・アサンジに対するスパイ法違反の訴追は、ジャーナリズムと内部告発を犯罪にしようとするトランプ政権の試みの最新のものに過ぎません。米陸軍内部告発者チェルシー・マニングは、大陪審で証言することを拒否したため再び収監されています。 2週間前、米軍のドローン作戦を内部告発した容疑でダニエル・ヘイルがテネシー州で逮捕されました。ジェレミー・スケイヒルが出演するインターセプトの新作ビデオ『トランプの内部告発者への攻撃を懸念すべき理由』を放映します。その後スケイヒル本人と米軍内部告発者ダニエル・エルズバーグの二人に、企業メディアがアサンジや内部告発者たちの擁護に立ち上がらなかったことの影響について聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ダニエル・エルズバーグ:アサンジに対するスパイ容疑は報道に対する数十年ぶりの重大な攻撃

    米国司法省がウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジをスパイ法違反の容疑で起訴したことについて、有名な米軍の内部告発者ダニエル・エルズバーグに話を聞きます。エルズバーグは 1971年、スパイ法違反の容疑で起訴されました。ベトナム戦争に関する米国の最重要機密文書をニューヨーク・タイムズ紙に漏洩した容疑です。エルズバーグは起訴により100年以上の禁固刑を受ける可能性がありました。 「報道の自由に対するこれほど重大な攻撃は、実際1971年の私の訴訟以来です」

    dailynews date: 
    2019/5/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 独占報道:ジュリアン・アサンジの弁護士 スパイ法による起訴は「報道の自由への重大な脅威」

    米国司法省は、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジをスパイ法違反の17件の罪状で起訴するという、過去に例のない動きに出ました。イラクとアフガニスタンにおける米国の戦争犯罪を暴露した米国の軍事および外交関連の機密文書の公表に果たした役割のためです。機密文書は米国陸軍の内部告発者チェルシー・マニングによって漏洩されました。 1917年制定のスパイ法は、これまでジャーナリストや報道機関を訴追するために使われたことはありません。この一カ月前、英国警察がロンドンのエクアドル大使館からアサンジを強制退去させました。アサンジは2012年に亡命申請して以来、エクアドル大使館に身を寄せていました。当初トランプ政権は、アサンジが米国政府のコンピュータをハッキングする手助けをしたという一件の容疑のみで起訴視していましたが、新たに追加された罪状は、それぞれがスパイ法違反で10年の刑を加算するので、合計で170年の禁固刑になる可能性があります。アサンジの弁護士ジェニファー・ロビンソンと話します。 「これは報道の自由に対する重大な脅威であり、世界中のジャーナリストや出版社にとって懸念すべきことです」とロビンソンは言います。

    dailynews date: 
    2019/5/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「米国はラッカの生存者へ賠償金を支払うべき」とアムネスティ 米主導の攻撃で1600人が殺害された

    アムネスティ・インターナショナルが米国に対し、米主導の連合軍によるラッカ攻撃の生存者への賠償金支払いを求めています。アムネスティ・インターナショナルとイラク、シリア、リビアでの空爆による民間人犠牲者数をモニタリングする組織「エアウォーズ」(Airwars)による最近の調査では、米主導の連合軍は2017年、自称イスラム国(IS)崩壊を目的とした軍事攻撃をラッカで行い、民間人1600人以上が犠牲となりました。連合軍は数千回の空爆および数万の砲撃をラッカに向けて行いましたが、これはベトナム戦争以降では記録的な数です。当時、米国はこれを「史上最も正確な攻撃」だと主張していました。アムネスティ・インターナショナルUSAのマーガレット・フアン事務局長に話を聞きます。フアンは今週、調査のためにラッカを訪れたばかりです。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    5
  • リークされた報告書で 2018年シリアのドゥーマーへの化学兵器攻撃に新たな疑問が浮上

    米国務省は5月21日、シリア政府が先日のイドリブでの戦闘で化学兵器を使用した可能性があると発表しました。これが確認されれば米国と同盟国は素早く適切に反応すると国務省は警告しています。そんな中、2018年に化学兵器使用の疑いをもたれているドゥーマーへの攻撃に関する新たな疑問が浮上しました。シリア政府は、この街にシリンダー型のガス兵器を2つ投下したと見られており、ここでは数十人が犠牲になっています。米国と同盟国はそれに対し、報復空爆を行いました。しかし先日リークされた化学兵器禁止機関(OPCW)の報告書によれば、実際に何が起こったかについては矛盾する見方があります。リークされた報告書では、シリンダーは上空からの投下ではなく、「人の手で」地面に置かれた可能性が指摘されています。ガーディアン紙の中東問題担当記者ブライアン・ウィタカーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「インドが再び負けたことで 世界も負けたのだ」:モディ首相の圧倒的勝利をシッダールタ・デブが語る

    インドのナレンドラ・モディ首相は圧倒的勝利で再選され2期目を務める見込みです。今回の選挙でモディのインド人民党(BJP)は、543議席中325議席を獲得すると見られています。このままいけば、モディ首相はBJPが数十年ぶりに与党に返り咲いた2014年よりも大きな多数派を確保します。ほとんどの分析では、BJPは議席を減らすと予想されていました。モディ政権は市民社会への弾圧、政敵や人権擁護活動家、弁護士、作家を標的とした取締りなどで非難されてきました。人権擁護団体は、特に不可触民やイスラム教徒など社会的弱者に対する攻撃に警鐘を鳴らしています。賞に輝くインド人作家でジャーナリストのシッダールタ・デブに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    3
  • アラン・ネアン:大統領弾劾の審議は ロシア疑惑ではなく トランプの残虐さに焦点を置くべき

    米下院ではトランプ大統領の弾劾手続きを支持する民主党議員の数が増えています。それについて調査報道記者アラン・ネアンに話を聞きます。大統領弾劾は「国境で難民申請を待つ子どもたちが死亡していることや環境保護の破壊など、トランプが毎日行っている残虐性に焦点を当てるべきだ」とネアンは言います。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アラン・ネアン:インドネシアで死者が出るデモ発生 米国が訓練した軍人が民主主義に戦いを挑む

    インドネシアでは元軍指揮官のプラボウォ・スビアントが選挙に敗れたことで、彼の支持者が街頭でデモを行い少なくとも6人が死亡、数百人が負傷しました。このデモは、通称ジョコウィとして知られるジョコ・ウィドド大統領が55パーセントの票を獲得して再選を果たしたと当局が発表した後に始まりました。プラボウォは敗北を受け入れず、結果に異議を申し立てる構えです。先日、インドネシアを訪問したジャーナリスト、アラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「現代版奴隷労働制」 略奪的貸付でニューヨーク市のタクシー運転手が破滅の危機

    ニューヨーク・タイムズ紙の最新の調査が、ニューヨーク市タクシー運転手の危機の根底となっている資金プランを明らかにしました。この報道によれば、ウーバーやリフトのようなアプリの発明によりタクシー運転手の収入が減少する中、[タクシー会社やタクシー運転手としての営業に必要とされるニューヨーク市タクシー&リムジン委員会が発行する]免許の高騰がタクシー運転手の経済的破滅の基因となっています。[タクシー運転手は、タクシー会社に料金を払って会社がもつ免許を借りますが]一群の業界トップの経営者たちは、この免許貸与料金を人為的に吊り上げ、略奪的な貸付プランを組織的に作り、数百万ドルを収奪して、多くのタクシー運転手を破滅的な債務へと追いやりました。市当局は、ハーバード大学の教授が「現代版奴隷労働制」と呼ぶこの仕組をほとんど野放しにしてきました。報道を受けてビル・デブラシオ市長は、タクシー免許ブローカーの略奪的な慣行の調査を開始すると述べました。ニューヨーク州の司法長官レティーシャ・ジェームスも調査開始を表明しました。2018年の初めから現在までに、タクシー免許保有車をもつ運転手3人を含め少なくとも8人のタクシー運転手が自殺しており、そのうちの少なくとも数名は破滅的債務が自殺の原因です。ニューヨークタイムズ紙にこの記事を書いた調査報道記者ブライアン・ローゼンタールから詳しく聞きます。

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    2019/5/22(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 移民関税捜査局がLGBTや障がいのある移民も含めた亡命希望者を独房監禁で痛めつける手口

    移民関税捜査局(ICE)は2012年以来、全国の移民拘置所に拘留されている何千人もの移民や亡命希望者に対し、懲罰の手段として独房監禁を日常的に行ってきました。国際調査報道ジャーナリスト連合(International Consortium of Investigative Journalists)が行った最新の調査報告は、移民関税捜査局管轄下の移民拘置所において、独房監禁による虐待が広範に行われていることを疑問の余地なく明らかにしました。国連の拷問担当の特別報告者は、独房監禁は特別な場合のみに使用されるべきであり、独房の使用拡張は「非人道的で屈辱的な処遇」と断じています。それにも拘わらず、ICE拘置所における8400以上の独房監禁の報告書を点検すると、ゲイ、トランスジェンダー、障がいのある移民に対して、そうしたアイデンティティを理由に懲罰として、また合意の上でのキスやハンストなどの行為を攻撃対象として、移民担当官が独房監禁を繰り返し行っていることがわかります。独房監禁された人の3分の1近くが精神疾患に苦しんでいました。少なくとも373の事例において、自殺の可能性があるという理由で独房監禁がなされています。200近い事例で、移民たちは6か月以上の独房監禁されました。この調査は「独房の声」(“Solitary Voices“)と呼ばれています。

    dailynews date: 
    2019/5/22(Wed)
    記事番号: 
    2

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