デイリーニュース

  • 「謝罪を求める」:ホームレスのコロナウイルス検査をする黒人医師、 マイアミ警察により手錠をかけられる

    10日、アフリカ系アメリカ人の医師、アーマン・ヘンダーソンは、自宅の前で、マスクをつけ、ホームレスの人々に新型コロナウィルスCOVID-19検査をするボランティア・シフトに行く準備をしている時に、手錠をかけられ、拘束されました。ヘンダーソン医師に話を聞きます。「私はあの警官に責任をとらせたい。マイアミのデイド郡では何百人もの警察官がCOVID-19陽性反応を示しているというのに、彼はマスクもしていなかった。このパンデミックの最中に、私を人種的プロファイリングで犯罪者扱いし、逮捕し拘束するなど、あってはならないことだ」とヘンダーソンは言います。彼は内科医で、マイアミ大学の医学部助教授で、「ドリーム・ディフェンダーズ」(「夢の守護者たち」)で活動しています。
      

    dailynews date: 
    2020/4/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • COVID-19と米先住民自治区:パンデミックによって、ナバホ・ネーションの水へのアクセス危機と健康格差が露呈

    米国では新型コロナウィルス(COVID-19)による死者数が増加し続けていて、ウイルスの蔓延により先住民の部族コミュニティが壊滅的打撃を受ける可能性があるという懸念が高まっています。コロナウイルスがインディアン自治区にどのように影響を与えているか、二人のゲストから話を聞きます。ディーン・セネカは、セネカ・ネイションの市民であり、米疾病対策センター(CDC)の上級健康科学者として20年近く勤めた疫学者です。もう一人は、ナバホの活動家でアーティストのエマ・ロビンズで、彼女はナバホ・ウォーター・プロジェクトの代表でもあります。このプロジェクトは、コミュニティが管理する公共事業の代替サービスで、上・下水道へのアクセスなしに、水とお湯の流水を各家庭に届けています。「いま現在、最も難しいことの1つは、ナバホ・ネーションで人々が手を洗うことができるかです」とロビンズは言います。ナバホ・ネーションは米国で最大の部族自治区であり、コロナウイルス発生によって最も大きな打撃を受けています。830人以上の感染が確認され、30人近くが死亡しています。

    dailynews date: 
    2020/4/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプがWHOへの資金拠出を停止 オックスファムは パンデミックにより5億人が貧困に陥る可能性があると警告

    新型コロナウイルスの確認された感染者数が、世界で200万人を超える中、ドナルド・トランプ大統領は世界保健機関(WHO)への米国の支援を打ち切ると述べました。医学ジャーナル『ランセット』誌(The Lancet)の編集長であるリチャード・ホートンは、これを「人道に対する罪」と呼びました。オックスファム・アメリカは、拠出金停止は「人命を救い、世界経済を回復するために決定的に重要である責任ある国際協力と連帯への希望」を断ち切るものだ、と述べました。新しいオックスファムのレポートによると、パンデミックの経済的余波により、新たに5億人以上の人々が貧困に追い込まれる可能性があると推定しています。オックスファム・アメリカの副代表であるポール・オブライエンに詳しい話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「仕事に行くのが怖い」 食肉・鶏肉工場の数百人の労働者がCOVID-19検査で陽性

    精肉工場での新型コロナウイルス感染の急増を検証します。1つの事例だけでも、スミスフィールド・フーズ社の施設内で350人以上の労働者が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性と判明、米国の豚肉生産の5%を請け負う工場を閉鎖しました。一方、ペンシルベニア州、ジョージア州、コロラド州では食肉処理場の労働者の死亡が報告されています。多くの食肉加工施設は、滞在資格を持たない労働者を含む多数の移民を雇っています。「フード&ウォーター・ウォッチ」(Food & Water Watch)の代表兼設立者のウェノナ・ホーターと、タイソン・フーズ社の本部があるアーカンソー州スプリングデールを拠点とする鶏肉工場労働者のための擁護団体「ベンセレーモス」(Venceremos)の代表であるマガリー・リコリに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 必要不可欠か消耗品か? 農業労働者たちがパンデミックに対する安全措置と経済援助の欠如を非難

    コロナウイルスが全米中にまん延する中、米国の250万人の農業労働者は毎日仕事に出かけています。そして多くの場合、防護具もないまま密集した不衛生な条件で低賃金のために働いているのです。「イモカリー労働者連合」(Coalition of Immokalee Workers)の農業労働者のリーダーであるジェラルド・レイス・チャベスに話を聞きます。彼は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の危機の中でフロリダ州の農業労働者たちが直面している状況と、彼らがいかに同州のロン・デサンティス知事に彼らを守ることを求めているかを話してくれます。「出稼ぎ女性労働者のための正義」(Justice for Migrant Women)の代表兼設立者で、「女性農業労働者全国同盟」( National Farmworker Women's Alliance)の共同設立者であるモニカ・ラミレスにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス「私の92歳の母のCOVID-19経験に米国の医療システムがどれだけ腐っているかを見た」

    米国は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の報告された感染件数と死者数の双方で世界首位になっていますが、全米の新型コロナウイルスのホットスポットにある病院からは、重症患者の急増に対処するなかで起きている悲惨な状況が報告されています。「我々は、なぜ医療にこれだけ多くの金をかけている国が(マスクやガウンや検査といった)基本的な装備の生産に依然として問題を抱えているのか自問するべきでしょう」と、デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスは言います。彼は、自分の92歳の母親をニュージャージー州の救急病棟に連れて行った際、彼女に検査を受けさせるのにどれくらい大変な思いをしたかを話してくれます。「私たちのように裕福な国が今の状況を払拭できないというのは、とんでもないことです。これは、新自由主義思想が市場をいかに支配しているかという事実からきている、と本当にそう思います。」

    dailynews date: 
    2020/4/14(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「手を洗え」? パンデミックにもかかわらずコロナの流行地デトロイトでは数千人に水がない

    コロナウイルスが大流行するなか、デトロイトでは、水道料金の滞納者数千人に対し支払いを猶予し水道供給を再開する措置が先月取られたにもかかわらず、数千人の市民が水道を止められたままになっています。ミシガン州のCOVID-19による死者が約1500人に達しているなかでの供給停止であり、死者の40%を占めるのは州民の14%に過ぎないアフリカ系アメリカ人です。水道の供給回復のために住民と働いてきたコミュニティ牧師で活動家のロスリン・ブイールから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/13(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「無謀で無責任」:デトロイトの医師がトランプ大統領のヒドロキシクロロキン推奨を批判

    新型コロナウイルスの大流行地となったデトロイトで、マラリア治療薬のヒドロキシクロロキンの新型コロナウイルスに対する有効性について全米初の大規模な研究が行われようとしています。トランプ大統領は数週間にわたり、医療専門家の警告にもかかわらずこの薬を推奨してきました。以前デトロイト保健局長を務め疫学者でもあるアブデル・エル=サイード医師に聞きます。「トランプ大統領が大々的に宣伝していることは非常に問題です。ヒドロキシクロロキンは危険な副作用を伴う恐れがあることがわかっているからです」とサイード医師は言います。

    dailynews date: 
    2020/4/13(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプはいつ何を知ったのか:手遅れになるまでCOVID-19を無視した大統領をニューヨーク・タイムズが検証

    米国の新型コロナウイルスの死者が2万2千人を超え世界最大となるなか、ここに至るまでのトランプの行動をニューヨーク・タイムズ紙が暴露しました。“He Could Have Seen What Was Coming: Behind Trump’s Failure on the Virus”(「トランプ大統領は何が起こるか分かったはずだ:トランプのコロナウイルス対策失敗の裏側」)の筆頭執筆者であるエリック・リプトンと検証します。

    dailynews date: 
    2020/4/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー:トランプ大統領の惨憺たるコロナウィルス対応、バーニー・サンダース、希望の所在について語る

    世界一の金持ち国であるにもかかわらず、米国はどうして世界的なコロナウィルス大流行の震源地になってしまったのでしょう。いまや47秒ごとに1人の死者が出ています。世界的に有名な政治的反体制派、言語学者、著作家のノーム・チョムスキー教授と一時間たっぷり話します。この歴史上に先例のない瞬間とその影響について、ちょうどバーニー・サンダース候補が大統領選挙に向けた選挙運動の中断を発表する中で語ります。チョムスキー教授はまた、最前線で闘う医療労働者や先進的な組織活動に希望を見出していると語ります。

    dailynews date: 
    2020/4/10(Fri)
    記事番号: 
    1

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