2003年1月の一般教書演説の中で、ブッシュ大統領は「英国政府は、サダム・フセインが最近アフリカから相当量のウランを入手しようとしたことを突き止めた」と宣言。この悪名高い主張は、フセインが大量破壊兵器を保有しているとするブッシュ政権の言い分の中核を成し、2ヵ月後のイラク侵攻開始の根拠となるものでした。 ブッシュ大統領の宣言は、イラクがアフリカの国ニジェールからウランを購入した証拠を掴んだとするある情報文書に基づいていました。しかし、その文書は偽造文書だったのです。
デモクラシー・ナウ!では、話題の新刊2冊の著者2人に独占インタビューをします。イタリア人のカルロ・ボニーニ記者は、ニジェールの情報を暴露した人物で、新著「共謀:国際的諜報活動と対テロ戦争」を発表しました。また、ピーター・アイスナー氏は、元海外特派員で現在はワシントン・ポスト紙の編集を務めており、新著「イタリアの手紙:ブッシュ政権はいかにして偽造文書を使いイラク戦争を勃発させたか」を発表しました。