ブッシュ政権によるイラクの大量破壊兵器保持の主張が、米議会や 米国民そして国際社会に対するイラク開戦の重大な根拠でした。対 イラクの国連武器査察官だったハンス・ブリックスはその流れの渦 中の人物でした。イラク侵攻前の2000年3月から2003年6月に かけて、彼は国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)の委員長として 500カ所700回の査察を監督していました。ブリックスは現在 はスウェーデン政府の大量破壊兵器委員会の委員長です。彼の最新 刊が出たところです。タイトルはWhy Nuclear Disarmament Matters(『なぜ核軍縮が重要なのか』)。スウェーデンのストック ホルムから彼に登場してもらいます。