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2012年7月6日(金)

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  • 昨年の福島第一原発の炉心溶融事故の原因調査を行っていた日本の国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)は、事故は「明らかな人災」であり、「予測も回避もできたはずだ」と結論づけました。この報告書の内容と、それが米国の原子力発電所、特に福島発電所のものと同様な設計を持つ23基の原子炉にとってどういう意味を持つのかを、かつて原子力産業の重役を務めたアーニー・ガンダーセンに聞きます。「(報告書には)福島第一の1号機に関して、興味深い情報がいくつかあります。(1号機は)最初に壊れた原子炉です」とガンダーセンは言います。「その原子炉の建設にあたったのは米企業ゼネラル・エレクトリックであり米国の設計・技術者でした。ですから、日本の関係者にとっては自分たちの責任と言われても、というところがある。アメリカを代表する設計だったんですから.……米国の原子力業界のことが心配です。日本の問題だと言い出すんじゃないか。でもそうじゃないんです」

  • ペルー政府が山岳地帯カハマルカに非常事態を宣言しました。南米最大の鉱山企業である米国資本のニューモント・マイニング所有の金鉱がさらに拡大することに対し、カハマルカではこれに抗議する人々が数千人が結集しています。この抗議者たちに対して実弾が使用され、今週だけですでに5人が警察の手で殺害されています。ペルーのテレビで全国放送された衝撃的な映像には、アラナは集会の自由を規制する非常事態法に抗して、抗議者たちを再結集した元ローマ・カトリック司祭のマルコ・アラナを警察が激しく殴打する場面が映されています。最近カハマルカに滞在したジャーナリストのビル・ワインバーグに話を聞きます。「現地の法人ジャナコッチャ社が鉱山の拡張を提案するたびに、地域住民は反対運動を組織し、道路をふさいで鉱山の営業を停止させています」とワインバーグは言います。

  • ネイション誌に寄稿した人権調査員クララ・ガタリッジによる新たな暴露記事が、アフリカにおける米国の秘密活動に焦点を当て、米国がタンザニア出身の1人の無実の男性を外国に引き渡し、拷問にかけ、結局放り出した顛末を明らかにします。スレイマン・アブダラーは2003年にモガディシュでソマリアの地方軍閥に捕らえられ、米当局者たちに引き渡されました。米国は彼をアフガニスタンに引き渡し、5年にわたり拘留して拷問にかけました。アブダラーの話では、その間に3カ所の米国施設を転々とし、ひどい殴打や長期の独房監禁、裸体をさらし恥ずかしめを受けました。さらには性的暴行を受けたり、棺桶の中に裸で閉じ込められたり、濡れたマットの上に裸で手錠をかけられて寝かせられたりもしました。2008年7月、アブダラーはやっとバグラム空軍基地で釈放されました──無実であると認める一枚の紙切れとともに。でも彼はこの災難に関して賠償も謝罪も受け取っていません。「最悪の拷問については、ここでお話しできません。本人にとってあまりにつらすぎるからです」とガタリッジは言います。「私に言えることは、彼は、100人を超える米国の拷問犠牲者にインタビューした私がかつて出くわしたことのないほどの最悪の拷問のいくつかを受けていたということだけです」

  • 1937年4月26日、ナチス・ドイツの軍機がスペインの独裁者フランシスコ・フランコを支援しようとバスク地方の町ゲルニカを絨毯爆撃しました。この爆撃での死者は1600人を数え、負傷者も数百人。町の建物の80%が破壊されました。それは民間人を標的にした史上最初の空爆の1つでした。パブロ・ピカソの絵「ゲルニカ」はこの爆撃に想を得たものです。エイミー・グッドマンが今日、ゲルニカにいます。75年後の今も残るその影響について話します。

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