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2012年7月3日(火)

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  • 6月末の2週間は、コロラド州で史上最悪の山火事がおき、米大西洋岸中部の暴風雨では23人が死亡し400万世帯が停電しました。さらに米東海岸と中西部は、ダストボウル(1931年から1939年にかけて米国中南部の大草原地帯で断続的に発生した砂嵐)以来の記録的な熱波に見舞われました。6月の最終週の1週間で2000以上の最高気温記録が更新されました。“異常気象”という言葉がテレビ画面をにぎわす中、“地球温暖化”という言葉はどこにいってしまったのでしょう。英ガーディアン紙の米国環境記者スザンヌ・ゴールデンバーグと、ウェブサイト「ウェザー・アンダーグランド」の気象部門責任者のジェフ・マスターズに話を聞きます。「私たちは我々の未来を見ているようなものです」と、マスターズは言います。「こうした異常気象をこれからもっと目にすることになるでしょう。そして、今回の一連の熱波、山火事、暴風雨が引き起こしているような事態をもっと頻繁に見るようになるのです。今回のことは始まりにすぎないのです。」

  • 米国で相次ぐ異常気象についての話題を続けましょう。作家で教授のクリスチャン・パレンティは共和党が先導している公共部門に対する攻撃は、米国を地球温暖化の影響に弱い国にするだろうと主張します。「異常気象についての議論で、見過ごされているのは、“気候変動”という言葉だけではなく、“公共部門”という言葉です」と、パレンティは言います。「つまり、誰が山火事と闘っているのかということです。それは、公共部門の人々です。クーリングセンター[熱波による健康被害に対処するため、自宅に冷房設備をもたない高齢者など住民が一服できるよう、地方自治体が一時的に設置する冷房がきいた空間のこと]が必要なときに人々はどこへ行くでしょう。公共部門です。公共部門に対する攻撃は気候変動と決して無関係ではないのです。」英ガーディアン紙の米国環境記者スザンヌ・ゴールデンバーグと、ウェブサイト「ウェザー・アンダーグランド」の気象部門責任者のジェフ・マスターズにも話を聞きます。

  • 武器貿易を規制する初の世界条約について協議を始めるため、190カ国の代表が国連に集まっています。武器規制を求める活動家によると、世界中で1分間に一人が武器による暴力で死亡しているということです。世界の武器貿易市場は年間660億ドル超える規模にのぼっており、紛争地域への武器流入と、戦争と人権侵害の増大を防ぐために条約締結は欠かせないとする批判の声があがっています。米国は突出した世界最大の兵器の生産、輸入、輸出国です。「驚くべきことに、バナナとボトル入り飲料水の方が、通常兵器よりも、はるかに厳しく規制されています。こうした兵器は毎日1500人、年間で最大75万人を殺害しているのに」と、米国アムネスティ・インターナショナルの代表スザンヌ・ノッセルは言います。「こうした兵器は、年がら年中、人々を、家族を、村々を破壊しているという点で正に大量破壊兵器なのです。」

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