デイリーニュース

  • 第二のCOINTELPRO? 白人至上主義者の暴力の増加にもかかわらず「黒人アイデンティティ過激派」をターゲットにするFBI

    「『黒人アイデンティティ過激派』(black identity extremists)は法執行機関への脅威となっている」。FBIの国内テロ分析ユニットから流出した文書のメモにそう記されていたと入手元のフォーリン・ポリシー誌が報じました。メモの日付は2017年8月3日で、バージニア州シャーロッツビルでおこなわれた白人至上主義者による集会の数日前にあたります。集会では、白人至上主義者、クー・クラックス・クランのメンバー、ネオナチ主義者らによって、人種差別に抗議していたヘザー・ヘイアーが殺され、数十人が負傷しました。しかしこの文書は、白人至上主義者による暴力を懸念するものではありませんでした。メモには「法執行機関に対する計画的で報復的かつ致命的な暴力を増加させたのは、警察がアフリカ系米国人に加えた暴力に対する黒人アイデンティティ過激派の認識だとみられ、それは今後も暴力の正当化に使われる可能性が高いとFBIは評価する」と書かれていました。市民的自由の擁護団体はFBIの報告書を批判し、「黒人アイデンティティ過激派」という呼称は「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)やほかのグループの抗議者の権利を脅かすものだと警告しています。

    dailynews date: 
    2017/10/16(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 「すべてが燃えていた」 牧場を包む高さ10メートルの炎を逃げたカリフォルニア住民が証言

    カリフォルニア州では少なくとも10万人が避難を余儀なくされ、約7万5千人が今も避難を続けています。長引く干ばつと方向の定まらない強風にあおられた火はまたたくまに広がり、命からがら逃げた住民もいました。陶器アーティストのジャン・ホイマンもその一人です。ホイマンは先週、メンドシーノ郡の山火事からかろうじて逃げ延びました。カリフォルニア州ユカイア市のアトリエにいるホイマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/16(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 気候科学者ダニエル・スウェイン:「前例のない気候条件」がカリフォルニアの山火事の要因だ

    カリフォルニア州で起きた制御不能な山火事は、確認されただけで40人の死者、数百人の行方不明者、数千軒の家屋が全半焼するという被害を出しました。現在11,000人を超える消防隊員が、消防車数百台、ヘリコプターや飛行機数十機を使って山火事と戦っています。消防士の多くは受刑者で、1日わずか1ドルで作業しています。当局によると、山火事の犠牲になったソノマ郡の高齢者たちは遺体の損傷が激しく、人工関節などの医療機器のシリアル番号で身元が判明したひともいました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の気候科学者で、ブログ「ウェザー・ウェストのカリフォルニアの天気」(Weather West, the California Weather Blog)」の著者であるダニエル・スウェインに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/16(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ロー・カンナ下院議員 「異常気象による環境破壊は制御することができない」

    カリフォルニア州では気候変動によって加速された大規模な山火事で、少なくとも40人が死亡、家屋や事業用建物数千棟が焼失し、ニューヨーク市の大きさに匹敵する20万エーカー(約800平方キロメートル)以上が焦土と化しました。山火事による死者は、カリフォルニア州で記録が始まって以来の最多に達しています。少なくとも10万人が強制避難し、約7万5千人が今も避難を続けています。長引く干ばつと方向の定まらない強風にあおられた火はまたたくまに広がり、命からがら逃げた住民もいました。山火事は住宅危機ももたらし、火災発生前から家賃が高騰していた地区では数千人のホームレスが出現しています。カリフォルニア選出の民主党下院議員のロー・カンナに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米下院議員 「イエメンでの戦争をやめよ 憲法違反だ」 ロー・カンナ議員が語る米国が支援する戦争への反対の高まり

    米国が支援しサウジアラビアが主導するイエメンでの戦争およびそれに伴う海上封鎖は、近代史上最大規模のコレラを引き起こし、イエメンでは記録的な速さでコレラ感染が広がっています。年末までに症例は100万件に達する見通しで、このうち子どもは少なくとも60万人にのぼるものとみられています。米国は、サウジアラビアが主導する戦争の主要な後援者となって来ました。しかしワシントンでは現在、米国の支援に反対する声が高まっています。最近になって、米国がおこなっているすべての戦争支援を撤退させることを目的とした、憲法に基づく決議案が議会に提出されました。提出したロー・カンナ、ウォルター・ジョーンズ、マーク・ポカンの各下院議員はニューヨーク・タイムズ紙に共同で論説記事を寄稿、決議案は「『聖書に出てくるような飢餓』に近づきつつある国の苦しみに終止符を打つ」ためであり、「この紛争の事実が知らされれば、民間人に爆弾を落とし、飢えさせるために税金を使うことに米国人は反対すると信じている」と書いています。カリフォルニア州選出の民主党下院議員ロー・カンナに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 精神医学者ロバート・ジェイ・リフトン: 核と気候は終末的な双子の脅威 生存をめぐる省察

    米国精神医学の第一人者で核戦争、テロリズム、ジェノサイドの影響に関して20冊以上の著書があるロバート・ジェイ・リフトンにたっぷり話を聞きます。トランプ大統領が米国の保有核兵器を10倍に増やすよう求めたとNBCニュースが報じ、北朝鮮攻撃や2015年に結んだ重要なイランとの核合意の「撤回」を主張する中、リフトンは「終末的な双子の脅威──核と気候」を検証しています。彼の新著のタイトルはThe Climate Swerve: Reflections on Mind, Hope, and Survival(『気候の逸脱――精神、希望、生存をめぐる省察』)です。

    dailynews date: 
    2017/10/13(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 精神医学者ロバート・ジェイ・リフトン 団体「警告義務」について語る: トランプの「現実遊離」は人類の脅威

    トランプ大統領に最も近い補佐官や顧問たちが「彼は情緒不安定で精神崩壊しつつある」と発言し、ホワイトハウスは混迷を極めつつあると『バニティ・フェア』誌が報じる中、米国精神医学の第一人者で、核戦争、テロリズム、ジェノサイドの影響に関して20冊以上の書籍を執筆しているロバート・ジェイ・リフトンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプが低所得者向け医療費補助を削減するのはオバマケア破壊と富裕層減税のため?

    トランプ大統領が大統領命令で医療費負担適正化法を撤廃しようと動き、ホワイトハウスは連邦政府が低所得者向け医療保険費用の補助として行っている保険会社への数十億ドルの助成金を停止すると発表しました。これについて連邦下院議員のルイス・グティアレスは、トランプによる医療費負担適正化法の撤廃は財政の均衡のための布石だと語ります。「次の動きが、この国の最も裕福な層への税制優遇措置であるのは偶然ではありません」とグティアレスは話ます。

    dailynews date: 
    2017/10/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ルイス・グティアレス議員:トランプはプエルトリコを所有したいがハリケーンの後遺症で死にかけている住民は助けたくない

    350万人の米国民が住むプエルトリコから連邦政府の救援隊を撤退させるとのトランプ大統領の示唆に、島民や彼らの支援者たちは激しい憤りと驚きを示しています。サンフアン市長のカルメン・ユリン・クルスは、トランプを「ヘイトの親玉」と呼びました。連邦下院議員ルイス・グティアレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/10/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • NBCはハービー・ワインスティーンのセクハラ疑惑報道を没にし ハリウッドではレイプ被害者をジョークのネタに

    今回の不祥事で職を追われたハービー・ワインスティーンに対するレイプと性的暴力疑惑について、Women shouldn’t trust the men who call themselves allies(「女性の味方と名乗る男性を信用するな」)と題した記事を執筆したジャーナリスト、イーリン・カーモンと共にワインスタインにセクハラを受けた女性二人を加えた円卓会議をします。コロラド・カレッジの心理学教授トミ=アン・ロバーツと、非暴力主義の育児法を啓蒙する組織「エコーする子育てと教育」(Echo Parenting & Education)の事務局長を務めるルイーズ・ゴッドボールドです。

    dailynews date: 
    2017/10/12(Thu)
    記事番号: 
    3

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