デイリーニュース

  • 「フェミニズムは軍国主義ではない」、メディア・ベンジャミン、ミシェル・フロノイの国防総省長官起用への動きに反対

    【20/11/25/1】ジョー・バイデン次期大統領は今週、国務長官、国家情報長官、国家安全保障問題大統領補佐官、国土安全保障長官、国連大使を含む国家安全保障チームの主要ポスト人事を発表しました。国防長官の指名発表はまだですが、防衛産業と密接な関係を持つタカ派で、国防総省元次官のミシェル・フロノイを、バイデンが指名する意向だとの報道があり、進歩派は警戒感を高めています。指名されれば、フロノイは女性初の国防総省長官となります。戦争に反対する米国の女性団体「コードピンク」(CodePink)の共同創設者メディア・ベンジャミンは、「フロノイは、軍事産業複合体への天下りと政府高官への舞い戻りを繰り返す、ワシントンの「行きつ戻りつ組」の最悪の典型です。フロノイの経歴はすべて、国防総省に入っては去ることで築かれてきました。国防総省では、米国が関与したすべての戦争を支持し、軍事予算の増加を後押ししたのです」と、批判しています。

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    2020/11/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 2020年はトランスジェンダー殺害の記録を更新 支援運動家たちは全体論的で元気づけるメディア報道を求める

    【20/11/24/4】新たなヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)の報告によると、少なくとも37人のトランスジェンダーとジェンダー・ノンコンフォーミング(社会が期待するジェンダーロールに従わない人)の人々が2020年、暴力的に殺害され、こうした人々にとって史上最悪の年になりました。殺害された37人中、22人が黒人で、7人がラテン系米国人でした。HRCがトランスの人々に対する暴力を記録・報告し始めた2013年以来、200人以上のトランスジェンダーとジェンダー・ノンコンフォーミングの人々が暴力で死亡しています。「私たちが有名人の場合か死んだ場合に」トランスとジェンダー・ノンコンフォーミングについて報道するメディアが制度的な差別を固定化させている、とHCRの「トランスジェンダーの正義のためのイニシアチブ」(Transgender Justice Initiative)のコミュニティ活動部長トリ・クーパーは言います。クーパーは実際の死者数はもっと多い可能性があるとも指摘します。「大切なのは、メディアが私たちにつきまとう否定的なイメージを払拭することです。私たちのコミュニティを元気づけるような、私たちについて全体論的に理解できるような報道をすることによってです」いて包括的に理解できるような報道をすることによってです。」

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    2020/11/24(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 賭博? タイソン・フーズ社の管理者たちが何人の労働者がCOVIDに感染するかを賭け 擁護団体は恐ろしいパターンと指摘

    【20/11/24/3】アイオワ州のタイソン・フーズ社の工場の管理者たちは労働環境が病気につながることを分かっており、しかも何人の労働者が感染するか賭けまでしていたと、COVID-19で死亡した元精肉労働者の家族が訴訟の中で陳述しています。4月に亡くなったイシドロ・フェルナンデスの家族の訴えによれば、工場の責任者は勝者総取りの供出基金を設定、それを使って管理職や現場監督らが新型コロナウイルスの感染について賭けをしていたといいます。パンデミックが始まって以来、アイオワ州のこの施設では6人の労働者が亡くなり、1000人以上がCOVID-19の検査で陽性となっています。タイソン・フーズ社は、この賭博容疑に関わった管理職を停職処分にしましたが、労働者の権利擁護の運動家たちは、これは食肉産業における虐待と搾取のさらなる証拠であると言います。「こうした企業は労働者たちを動物のように扱っています。彼らは労働者たちを消耗品として扱っているのです」と、鶏肉工場労働者の擁護団体「ベンセレーモス」(Venceremos)の代表マガリ・リコリは言います。

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    2020/11/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 全米で飢餓が急増する中 世界中の飢餓も引き起こしている米国の貿易と外交政策

    【20/11/24/2】米国はホリデー・シーズンを迎えていますが、全米で数百万人が十分な食料を得ることに苦戦しています。飢餓救済団体「フィーディング・アメリカ」(Feeding America)は、米国に住むおよそ5400万人が、公衆衛生と経済の大規模な危機の中で安定した食料の確保ができていないと警告しています。米国における、十分な食料を確保できないという状況は「新型コロナウイルス対策法」(CARES Act)の連邦政府扶助計画が期限切れとなったこと受け悪化。また国連世界食糧計画は、2020年の終わりまでに深刻な飢餓が世界中の2億7000万人に影響する可能性があると予測しています。これは新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから82%の増加です。作家、映画製作者で、食料政策のポッドキャストThe Secret Ingredient(『秘密の食材』)の司会者でもあるラジ・パテルに話を聞きます。彼は、米国ではパンデミックの前から飢餓はすでに憂慮すべき段階で、単にさらに悪くなっただけだと言います。「これはアメリカの労働階級に対する終わりなき戦争についての長い物語なのです」と、パテルは言います。

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    2020/11/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレスが振り返るニューヨーク市唯一の黒人市長デビッド・ディンキンズとビエケス島の活動家カルロス・“タソ”・ゼノン

    【20/11/24/1】デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスに、彼が取材したことのある2人の主要人物、ニューヨーク市長のデビッド・ディンキンズと、人々に愛されたプエルトリコの社会指導者カルロス・“タソ”・ゼノンの死について話を聞きます。「多くの人々は、(ディンキンズが)民主的社会主義が流行する前に民主的社会主義者だったことを忘れています」と、ゴンザレスは言います。ゴンザレスはまた、ディンキンズが南アフリカのアパルトヘイト政策に反対する運動を支援していたことを振り返ります。ニューヨーク市に、南アで活動する企業から市の年金基金の投資を引き上げるよう命じたり、ネルソン・マンデラが釈放された直後に彼をNY市に招いたこともありました。ゴンザレスはさらに、米海軍によるビエケス島の占領に反対する闘いを数十年にわたって導いた長年の活動家だったゼノンについて話してくれます。ビエケス島はゼノンの故郷で、米政府が兵器をテストし、軍事演習を行った場所です。

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    2020/11/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 人々のためのワクチン? 公的資金による研究で作られた新型コロナワクチンで儲けようとする製薬企業

    新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐワクチン開発の成功に世界が望みを託すなか、企業の監視団体は、医薬品の研究開発の多くは公的資金による研究に依存していると言います。「コロナワクチンへの投資も、ほとんどの薬と同様、実は納税者や政府の負担の上に成り立っているのです」と、「パブリック・シティズン」代表ロバート・ワイスマンは言います。

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    2020/11/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 全米黒人地位向上協会デトロイト支部代表 選挙結果を覆そうとするトランプについて「他国ならクーデターと呼ばれるだろう」

    共和党は、大統領選挙の敗北にもかかわらず、トランプ大統領を居座らせ続けようとする前例のない試みをおこなっており、その一環としてミシガン州に焦点を当て、選挙結果の認定の延期や、黒人が人口の圧倒的多数を占めるデトロイトの投票を無効にしようとしています。トランプ大統領は先週、ミシガン州の共和党員のグループとホワイトハウスで会いましたが、この会合は、ミシガン州の選挙人16人がバイデンに与えられることを阻止したいトランプが議員らに個人的な圧力を加えたものと見られています。全米黒人地位向上協会(NAACP)デトロイト支部の代表であるウェンデル・アンソニー牧師は、「これはアフリカ系アメリカ人の投票を無効にしてトランプに勝たせようとする試み」と言います。「他国で起こっていれば政治的クーデターと呼ばれます」。

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    2020/11/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプの訴えは「フランケンシュタインの怪物」 選挙結果を覆そうとするトランプ・チームの企てを裁判官が酷評

    大統領選挙の結果をひっくり返そうとするトランプ大統領による前代未聞の活動が続いていますが、これまでトランプ司法チームが提訴した裁判のうち20を超える裁判が却下、または取り下げられました。トランプ・チームは現在、いくつかの州の選挙結果の公式認定の延期や阻止に力を注ぐ一方、デトロイト、フィラデルフィア、アトランタなど黒人人口の多い地区の票を無効にしようとしています。ニューヨーク・タイムズ・マガジン誌の常勤ライターであるエミリー・バゼロンによれば、トランプ司法チームの努力はこれまでのところ実質的な中身がなく、大統領の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニが「裁判をケーブルニュースのように取り扱っている」状態です。より多くの共和党議員がトランプの民主主義を転覆する試みに対して立ち上がるべきだとバゼロンは言います。

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    2020/11/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「市民社会に大きな打撃」 エジプトで最新の弾圧 代表的な人権監視活動家を逮捕

    【20/11/20/4】エジプトでは、活動家やジャーナリストに対する前例のない取り締まりの一環として、同国を代表する人権団体の事務局長が逮捕されました。ガッサー・アブデルラゼックが自宅で逮捕されたのは、「エジプト個人の権利イニシアチブ」(Egyptian Initiative for Personal Rights)の他の2人の職員が逮捕された数日後のことでした。この動きは、2013年にモハメド・モルシ前大統領を倒して政権に就いて以来、何千人もの人々を投獄してきたアブデル・ファッタ・エル・シシ大統領が、ここへきて弾圧を大きくエスカレートさせていることを示しています。「一連の逮捕はエジプトの市民社会にとって大打撃です。この国の市民社会全体に衝撃が走りました」と、エジプト最後の独立系メディア「マダマスール」の記者で、デモクラシー・ナウ!の特派員でもあるシャリーフ・アブドゥル・クドゥースは言います。

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    2020/11/20(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アストラ・テイラー: トランプが選挙を盗もうとする中、この「非常に非民主的な」制度の改革が必要

    【20/11/20/3】トランプ大統領は20日、ミシガン州議会の共和党幹部をホワイトハウスに呼び出しました。これは選挙結果を覆そうとする画策の一環です。トランプ陣営は、共和党の州議会議員に圧力をかけて、有権者の意思を無視して、親トランプ派の選挙人を選出させようとしています。映画What is Democracy?(『民主主義とは何か』)や著書Democracy May Not Exist, but We'll miss It When It's Gone(『民主主義など存在しないのかもしれないが、無くなってしまえばさみしいものだ』)で民主主義の現状を見つめてきたアストラ・テイラーに聞きます。

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    2020/11/20(Fri)
    記事番号: 
    3

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