デイリーニュース

  • アンジェラ・デイビスが語る刑務所撤廃運動、フレデリック・ダグラス、逮捕から40年、オバマの2年間

    アンジェラ・デイビスは過去40年以上、米国で最も影響力のある活動家で有識者の一人です。1970年代の黒人解放運動の象徴である彼女の、ジェンダー、人種、階級、刑務所などの諸問題に関わる活動は、批判的思考と社会運動に長年にわたって影響を及ぼしてきました。彼女は40年前にFBIの最重要指名手配者トップ10リストに載った逃亡者としての自らの経験から、刑務所撤廃を主張する中心的人物でもあります。デイビスは1969年、共産党員であることと、ソレダド刑務所の3人の黒人囚人の支持運動を先導したことで、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の教授職を解雇され全米で注目を浴びました。現在彼女は、大学教授で、刑務所産業複合体を廃止する草の根運動団体クリティカル・レジスタンス(Critical Resistance)の設立者でもあります。彼女は2010年、フレデリック・ダグラス自身が書いた古典『数奇なる奴隷の半生-フレデリック・ダグラス自伝』の新版を編集しました。アンジェラ・デイビスに時間いっぱい話を聞き、彼女の希少な記録映像を放送します。
    dailynews date: 
    2010/10/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • NAACPの報告書 ティーパーティー派が極右武装集団および人種差別団体と関連

    米中間選挙まであと2週間を切りました。このたび発表されたNAACP(全米黒人地位向上協会)の調査報告で、種々のティーパーティー運動グループが国内の人種差別主義憎悪団体と関連していることが明らかになりました。「ティーパーティー・ナショナリズム」と題されたこの報告は、ティーパーティー派の最も活動的な6組織をそれぞれ分析し、同派の末端と各種の白人至上主義団体、反移民組織、さらには極右の武装集団との関係を明らかにしています。NAACP会長のベンジャミン・トッド・ジェラスと、同報告の著者の1人である人権調査教育研究所所長(the Institute for Research and Education on Human Rights)のレオナード・ゼスキンに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2010/10/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ノーベル経済学賞のスティグリッツ教授: 住宅差し押さえ一時停止と政府刺激策は米経済再生に必須

    オバマ政権が住宅差し押さえの一時執行停止を拒み、緊縮財政策に抗議する動きがヨーロッパを覆う中、本日はノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツとともに米国および世界経済の現状を評価してみましょう。スティグリッツはFreefall: America, Free Markets, and the Sinking of the World Economy『フリーフォール グローバル経済はどこまで落ちるのか』)の著者で、住宅差し押さえの一時停止要求を支持するとともに、米政府の経済刺激策に反対する者たちは「経済学の基本をわかっていない」と言います。また戦争に関して、スティグリッツはイラクとアフガニスタンでの戦争が「米国史上、初めて完全にクレジットカードでまかなわれている戦争だ」と表現しています。

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    ★ ニュースレター第39号(2011.4.28)

    dailynews date: 
    2010/10/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • シカゴ 小学校取り壊し阻止のため保護者が校舎を占拠

    シカゴのウイッティアー小学校のフィールドハウス(運動場に付属した更衣室や用具室がある建物)の取り壊しを阻止するため37日間にわたって当の建物を占拠していた保護者グループと、シカゴ公立学校委員会との間で予備交渉が成立しました。シカゴ公立学校委員会は図書館の建設と、フィールドハウスを取り壊さずに建物を現地の保護者協会に賃貸することに合意しました。 デモクラシー・ナウ!のジャイサル・ヌーアのレポートと、シカゴの地域社会活動家セシル・キャロルに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/10/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米国の右翼福音派とつながるウガンダの反同性愛者運動過激化 

    ウガンダ国内の人権保護活動家たちは同性愛者たちの命が危険にさらされていると警告しています。ウガンダのある新聞が、ウガンダのゲイとレズビアン「トップ」100人の名前と写真を、その横に「彼らを吊るせ」という黄色の見出しをつけて一面に掲載したためです。 番組では、ウガンダの反同性愛者運動と米国の極右福音派運動との関連を、C Street: The Fundamentalist Threat to American Democracy(『Cストリート:米国民主主義への原理主義者の脅威』の著者ジェフ・シャーレットに聞きます。
    dailynews date: 
    2010/10/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • BPの石油流出から6ヶ月  環境活動家が問う「我々の怒りはどこに?」

    6ヶ月前、 BPのディープウォーターホライズン油田掘削施設がメキシコ湾で爆発し、作業員11人が死亡、米国史上最悪の石油流出災害を引き起こしました。 2億ガロン以上の石油がメキシコ湾に流出し、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダの海岸線を汚染しました。 ちょうど6ヶ月目となる節目に、夏に湾岸地方で2週間過ごした、著名な作家で環境活動家のテリー・テンペスト・ウィリアムズに語ってもらいます。
    dailynews date: 
    2010/10/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「無法の法廷」 説明責任の欠如が生む移民判事の不法と米国市民の国外追放

    「ネイション」誌の最新記事によると、移民の国外追放手続きにおいて公正な審理を行うべき移民判事たちが、法に違反しているばかりか米国市民を国外追放するということまで行っているようです。記事は米国で3番目に多くの移民訴訟を抱えるジョージア州における移民判事たちの深刻な不法行為を明らかにしています。記事によると、同判事たちは移民たちの権利、そして米市民の権利よりも国外追放の割当人数の達成に関心があるようです。
    dailynews date: 
    2010/10/22(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 同性愛公言禁止政策への反対は米軍国主義を助長するか? ダン・チョイとクイア活動家の対談

    クイア人権運動は「聞いてもいけない、言ってもいけない」(Don’t Ask, Don’t Tell)政策の廃止に焦点を絞るべきなのか? ダン・チョイ中尉とクイアの反戦運動家でライターのマチルダ・バーンスタイン・シカモアに対談してもらいましょう。シカモアは、この同性愛公言禁止政策の無効化で浮かれることは米国内の革新運動を米国のイラク・アフガニスタン・パキスタン戦争の共犯にするだけだと言うのです。《日本語版注:クイア(queer)とは原義では日本語の「ヘンタイ」に相当する強烈な差別語ですが、現代アメリカの人権運動上では性的少数者たちの異端性を強調した自称としても用いられます。クイア運動とは同性愛に限らずさらに周縁の少数者までをも含んだ人権拡大運動を指します》
    dailynews date: 
    2010/10/22(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米軍 同性愛公言禁止政策を再施行 ただし除隊処分には新たに制限

    17年前に導入された米軍の同性愛公言禁止政策は、自分がゲイやレズビアン、バイセクシュアルやトランスジェンダーだと公言する人々を軍隊から排除するものです。カリフォルニア州の連邦地裁が先週これを違憲として即時執行停止を命じましたが、控訴審がこの中止命令の仮差し止めを決め、再び継続されることになりました。ただし、同政策に違反した兵士や文民を除隊させる権限を持つのは軍高官5人に限るという裁判所の指示に従います。これでゲイを公言している兵士らの除隊決定はより厳しくなります。この、同性愛者であることを「聞いてもいけない、言ってもいけない」(Don’t Ask, Don’t Tell)政策に最も公然と挑戦している1人であるダン・チョイ中尉に話を聞きます。彼は今年夏に除隊処分となりましたが、今週になって再び米軍徴募に応募しました。
    dailynews date: 
    2010/10/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • フアン・ゴンザレス:問題の評価システムがニューヨーク市の教師たちを狙い撃ち

    デモクラシー・ナウ!の共同ホストであるフアン・ゴンザレスが最新の新聞コラムで、ニューヨーク市教育長ジョエル・クラインが公表を予定している12000人の教員勤務評定は、同市内の教員を不当に攻撃することになると言っています。クラインの評価システムは、ゴンザレスによると「皮相的で、生データの事実確認も行われておらず、システムの開発者たち自身ですらこれだけを教員の勤務評定の単独指標とするのは危険だと警告している」というものです。
    dailynews date: 
    2010/10/22(Fri)
    記事番号: 
    2

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