デイリーニュース

  • 「スパイ・ケーブルズ」:グリーンピースのクミ・ナイドウ 「安全保障上の」脅威として諜報機関のターゲットに

    アルジャジーラは、南アフリカ共和国の諜報機関から漏洩された外交公電を入手しました。それらは活動家、NGO、政治家たちの、アフリカでの行動の偵察を要請する内容でした。ある書類では韓国が、2010年ソウルで開かれたG20首脳会議開催までのグリーンピース・インターナショナルの代表クミ・ナイドウの「特定の安全評価」を要請していました。これらの開示情報は南アフリカの諜報筋からアルジャジーラに対して漏えいされたものです。「我々は[気候変動]論争には勝利しつつありますが、それを押さえ込もうとする者たちは、必死になってきています。」とナイドウはいいます。

    dailynews date: 
    2015/2/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 温暖化否定論者の正体: 主導的科学者は 大手石油会社、コーク兄弟、巨大石炭会社から資金援助を受けていた

    地球温暖化の否定論者であるトップ科学者の一人が、化石燃料会社から受け取った莫大な資金援助を開示していなかったことが新しい調査で発覚しました。ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのウェイ=ホック・スーン博士は、地球温暖化を軽視し、地球温暖化は人的活動が原因ではなく、人的な汚染による温室ガスよりも、太陽による影響の方が大きいと証言していました。上院環境公共事業委員会委員長の共和党議員ジェームス・インフォフを含む気候変動否定論者は、具体的な活動を拒否する際、スーンの見解を頻繁に引用しています。しかし、気候調査センターの調査で、スーンは過去10年間で、化石燃料企業や保守グループから120 万ドルの資金援助を受けていにも関わらず、科学論文でそのことを開示していなかったことが判明しました。資金提供者はエクソンモービル、米国石油協会、石炭火力発電のサザンカンパニーとチャールズ・G・コーク基金です。スーンは自分の学術論文や議会証言を「納品物」と呼んでいます。 環境調査センターの局長、カート・ディビーズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/2/25(Wed)
    記事番号: 
    3
  • オバマはキーストーンXL法案を拒否するも、環境を脅かす石油パイプラインへの戦いは終わらず

    オバマ大統領は、共和党が提出したタールサンド・オイルを通すキーストーンXLパイプラインを承認する法案に対し拒否権を行使しました。しかしホワイトハウス報道官は、拒否したのはパイプライン自体のメリットを判断したからではなく、この計画が米国の国益にかなうかどうかを国務省が検討するためだと述べました。キーストーンXLパイプラインへの反対者は、このパイプラインが承認されれば、カナダでオイルサンド油田の開発が進むことを警告してきました。2011年に、NASAの気象学者ジェームス・ハンセンはキーストーンXLパイプラインを許可することは、地球の気候を「破壊する」ことだと発言しました。350.orgの代表メイ・ボーブは「4年にわたる集会、デモ行進、座り込みと市民の不服従活動の後で、オバマ大統領がついに、この大手石油会社へのラブレターに対し拒否権を発動し、重要な一歩を踏み出したことを嬉しく思います。今は、オバマ大統領が気候の遺産について真剣であることを示す時です。ここで次のステップに踏み出し、パイプラインをきっぱり拒否するべきです」と言います。本日はこのパイプラインに関連する政治活動について、環境調査センター(Climate Investigations Center)の局長カート・ディビーズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/2/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シカゴ市長選:「1%のための市長」エマニュエル 巨額を投じるも決選投票に追い込まれる 対戦相手の元活動家は市長の座を奪えるか

    シカゴの市長選は現職のラーム・エマニュエルが過半数を獲得できず、決選投票にずれ込むことになりました。エマニュエルはこの選挙に約1600万ドルの資金を投じました。これは対立候補全員の選挙資金の4倍となる額です。2位に浮上した対戦候補ヘスース "チュ―イ" ガルシアは、メキシコ生まれの元移民活動家で、現在、郡政委員を勤めています。彼は「1%のための市長」というあだ名のついた現職市長に勝つことができるのでしょうか?In These Times誌の上級編集者であり、シカゴのWVON局の『サリム・ムワッキール・ショー』のホストであるサリム・ムワキッールに話を聞きます。

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    2015/2/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 暗殺から50年後、娘イリアサ・シャバーズと友人A・.ピーター・ベイリーが語るマルコムX

    デモクラシー・ナウ!ではマルコムX暗殺50周年記念特集の続きとして、彼の娘イリアサ・シャバーズと友人A・ピーター・ベイリーに話を聞きます。2人はマルコムXが射殺された1965年2月21日、オーデュボン・ボールルームの中にいました。シャバーズは当時わずか2歳で、ベイリーはその日にマルコムXと最後に話しをした中のひとりです。シャバーズは現在、コミュニティ・オーガナイザー、自己啓発演説家で、若者向けのX: A Novel(『X:ある小説』)や回顧録Growing Up X(『グローイング・アップX』)など数冊の著者でもあります。ベイリーはジャーナリスト、著者、講演家で、マルコムXが「アフリカ系アメリカ人統一機構」(the Organization of Afro-American Unity)を設立するのを助け、彼の葬儀では付き添い人のひとりとして棺を担ぎました。ベイリーは、Witnessing Brother Malcolm X, The Master Teacher(『同胞マルコムXについて:ザ・マスター・ティーチャー』)など数冊の著者です。シャバーズとベイリーにマルコムXの暗殺をめぐる状況と、彼の人生と遺産についての個人的な思いを聞きます。

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    2015/2/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「リタモ」の反乱:営利目的のテキサス移民刑務所の悲惨な状況が囚人たちの蜂起を誘発

    テキサス州レイモンドビルで、最大2000人の移民刑務所収容者が、民間刑務所での不十分な医療に抗議して2日間の蜂起を行いました。収容者たちは2月20日、朝食を食べることを拒否した後で施設の一部を制圧、火を付けました。批評家らは同刑務所を、「レイモンドビルのグアンタナモ収容所」を省略した「リタモ」(Ritmo)、あるいは、ほとんどの囚人が巨大なケブラー布のテントで寝ていることから単に「テント・シティ」と呼んでいます。アメリカ自由人権協会(ACLU)は2014年の報告で、ここでの生活状況を「不潔で狭くて気が滅入る(だけでなく)、すし詰め状態」と表現しました。レイモンドビルの「ウィラシー郡矯正センター」(The Willacy County Correctional Center)は、ユタ州を拠点とする民間企業「マネージメント・アンド・トレーニング・コーポレーション」(Management & Training Corporation)によって所有・運営されています。これは、全米に13箇所ある民間経営のいわゆる「外国人犯罪者向け」(Criminal Alien Requirement)刑務所の1つです。最新の報告によると、同施設が「居住に適しない」と判定されたのを受け収容者たちは他の施設に移送されています。

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    2015/2/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ネタニヤフ、米国とイランの核協定の阻止を画策 一方その核発言を否定するイスラエル諜報機関についての情報漏えい

    エドワード・スノーデン以来最大の機密情報の漏えいといわれています。アルジャジーラが世界の主要諜報機関からの一連の諜報通信を公表し始めました。それら通信のひとつでは、イスラエルの諜報機関モサドが、イランが1年以内に核爆弾を製造する能力があるというイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による緊急警告と矛盾する発言をおこなっています。モサドは、2012年10月の南アフリカの諜報機関への報告の中で、イランは「兵器を製造するのに必要とされる作業はおこなっていない」と結論付けました。米国とイランによる核交渉合意の進展が報じられ、それを妨害するためにネタニヤフが3月第1週の米国議会で演説する予定ですが、そんななかこの衝撃的な事実が露見しました。アルジャジーラの調査部門責任者で、「ザ・スパイ・ケーブルズ」(The Spy Cables)という一連の記事の中で今回のイランについての件やその他の情報を暴露したクレイトン・スイッシャーにドーハから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/2/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マルコムX死去50年 遺族らが暗殺現場で追悼 革命的な人生とその遺したもの

    20世紀の最も影響力のある政治家の1人で、マルコムXとして知られるエル=ハジ・マリク・エル=シャバーズの 暗殺から50年となったこの週末、全米各地で追悼が行われました。ニューヨークでは遺族やかつての仲間たちが、1965年2月21日にマルコムXが射殺されたオーデュボン・ボールルームで追悼式典を率いました。オーデュボン・ボールルームは現在、「マルコムXとベティ・シャバズ記念教育センター」となっています。本日は、マルコムXの娘イルヤサ・シャバーズら、式典でスピーチを行った人たちに話を聞きます。また、デモクラシー・ナウ!が2006年に行った、公民権活動家であり、マルコムXの暗殺を目撃し、死んでゆく彼を抱きかかえた故ユリ・コウチヤマのインタビューの一部と、パシフィカ・アーカイブスが1965年に撮影した俳優で活動家のオジー・デイヴィスによる追悼をお送りします。

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    2015/2/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • シカゴ市長選は熱戦に 再選目指す「1%市長」シカゴのラーム・エマニュエルに革新派が挑戦

    「1%市長」として知られる民主党のラーム・エマニュエル市長と多くの立候補者による市長選挙がシカゴで最高潮に達しています。エマニュエルは、24日の投票で市長の席を維持するのに苦心しています。反対派は、エマニュエルが市の教育の改革や銃暴力の対策に失敗したと主張しています。再選を目指すエマニュエル陣営は、元上司であるオバマ大統領の支持と、他の4候補が集めた選挙資金の約4倍にあたる1500万ドル以上の選挙資金を有しています。彼の選挙資金の大半は約100人の献金者によるものです。エマニュエルの対抗馬で最も有力なのは、郡政委員でシカゴ教員組合や他の労働団体、革新団体の支持を得ているヘスス・”チューイ”・ガルシアです。本日はシカゴを拠点としているレポーターで、The Invisible Bridge: The Fall of Nixon and the Rise of Reagan(『見えない橋:ニクソンの凋落とレーガンの隆盛』』)やベストセラーのNixonland: The Rise of a President and the Fracturing of America(『ニクソンランド:大統領の興隆とアメリカの分断』)などの数々の著書を発表しているリック・パールスタインに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/2/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 『セルマ』からスノーデンまで アカデミー賞スピーチが行動主義と社会正義を呼びかけ

    昨夜行われた第87回アカデミー賞の受賞スピーチでは、社会正義を呼びかける流れが強くありました。『6才のボクが大人になるまで』で助演女優賞を受賞したパトリシア・アークエットは、女性の賃金平等を訴えました。『セルマ(原題)』のラッパーのコモンとともに「Glory」でアカデミー歌曲賞を受賞した歌手のジョン・レジェンドは、公民権運動の時代から今日までの抗議者らへ敬意を表しました。エドワード・スノーデンがどのようにして米国家安全保障局による監視を暴露したかの裏側を取り上げた『シチズンフォー(原題)』が受賞した、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞での受賞スピーチで、ローラ・ポイトラスは、政府の悪事を暴いたスノーデンをはじめとする全ての内部告発者に感謝の意を述べました。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー作品賞を受賞したアレハンドロ・イニャリトゥ監督は、故郷のメキシコと、米国で公正な扱いを求めている数百万人の移民の人たちに受賞を捧げました。

    dailynews date: 
    2015/2/23(Mon)
    記事番号: 
    1

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