デイリーニュース

  • ネバダ調理士労働組合員:国民皆保険制度なら 組合の医療保険と交換します

    米国大統領選で党公認候補指名を競う予備選の3戦目が、22日にネバダ州で開催されます。この州で候補者が最も手に入れたいものの1つは、ラスベガスとリノのレストランおよびサービス業界の労働者約6万人を代表する調理士労働組合(Culinary Workers Union)からの推薦です。組合員の54%はラティーネクス(Latinx中南米にルーツをもち、北米で暮らす人)です。しかし先週、同組合は特定候補者の推薦はしないと決めました。ネバダ州は「労働権」の州であり、調理士労働組合は医療保険の提供でメンバーを惹きつけています。組合は、医療保険の「選択」を支持すると述べています。サービス従業員の動員は、ネバダ州の党員集会での勝利獲得のために、非常に重要ともいえます。政治言論雑誌「イン・ディーズ・タイムズ(In These Times)」の労働問題記者ハミルトン・ノーランと、16年間ネバダ州の調理士労働組合ローカル226のメンバーであり、活動家、ウェイトレス、シングルマザーでもあるマーシー・ウェルズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/2/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『犠牲を払うだけの価値はあったのか?』 新作映画で明らかになる米国のイラク侵攻を後押ししたバイデンの主導的役割

    ネバダ州党員集会を前に、2月19日の夜、民主党の大統領候補がラスベガスで対決します。ネバダ州は、ジョー・バイデン前副大統領を含むアイオワ州とニューハンプシャー州で苦戦した候補者たちにとって決定的な州になる可能性があります。バイデンが再起にかける一方、新作の短編ドキュメンタリーによってバイデンがイラク戦争に果たした積極的な役割に光があてられました。このことは、バイデンの選挙運動中に繰り返し持ち上がっている問題でもあります。バイデンは戦争を支持したことを謝罪しましたが、「経済政策研究センター」(Center for Economic and Policy Research)のマーク・ワイスブロットが監督したこの新しい映画は、イラク侵攻へ向けての後押しでバイデンが担った中心的役割を明らかにしています。このドキュメンタリー映画のタイトルはWorth the Price? Joe Biden and the Launch of the Iraq War(『犠牲を払うだけの価値はあったのか? ジョー・バイデンとイラク戦争開始』)で、ダニー・グローバーがナレーションを務めています。

    dailynews date: 
    2020/2/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリスト「ハーベイ・ワインスタインの弁護団は#MeToo(私も)運動に対する戦争をしかけている」

    2月18日、7人の男性と5人の女性からなる陪審員団がニューヨーク最高裁に出廷、地に堕ちた映画界の大物ハーベイ・ワインスタインを性的暴行で有罪とするか否かの審議を開始します。#MeToo 運動のさなか、この事件は国際的な注目を集めてきました。陪審員たちがワインスタインを有罪とすれば、彼は最高で終身刑となる可能性があります。ワインスタインは100人以上の女性に性的不品行で告発されていますが、今回の裁判では2人の告発者に関連する証拠に基づく5つの罪に問われています。匿名を希望する1人の女性は、ニューヨークのホテルでワインスタインにレイプされたと主張し、この件で彼は第1級と3級のレイプ罪で起訴されています。2人目の告発者はテレビ番組「プロジェクト・ランウェイ」(Project Runway)の元制作アシスタント、ミリアム・ハーレイで、2006年にワイスタインに無理やりオーラルセックスをされたと主張しています。こちらの容疑ではワインスタインは性的犯罪に問われています。陪審員団が2人の告発者のどちらか片方あるいは両方に関連する容疑でワインスタインを有罪とすれば、陪審員は彼を略奪的性暴力罪に2回問うこともできるようになります。ハーベイ・ワインスタインに対する告発を追跡してきたニューヨーク誌の熟練記者アイリン・カーモンに話を聞きます。彼女は”100 Women vs.

    dailynews date: 
    2020/2/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 2015年アンブラ・グティエレスは性的暴行を認めたワインスタインを録音していた なぜ彼は起訴されなかったのか?

    ニューヨーク誌の熟練記者アイリン・カーモンは、ハーベイ・ワインスタインにかけられた容疑を追跡してきました。彼女はフィリピン系イタリア人モデルのアンブラ・バティラナ・グティエレスについての新たな記事を出版したばかりです。グティエレスは2015年、ワインスタインのトライベッカにある事務所でのミーティング中に彼に痴漢行為をされたとしてニューヨーク市警に訴え出ました。 警察に強く求められた彼女は録音装置を身に着けてマンハッタンのホテルでの面談に臨み、彼女の体に触りったこと、彼の部屋に連れ込もうとしたが失敗したこと認めるワインスタインの言をテープに録音しました。マンハッタンの地区検事サイラス・バンスはこの件では「刑事責任が立証できない」と言って不起訴の決定を下しました。カーモンの記事のタイトルはThe Woman Who Taped Harvey Weinstein(「ハーベイ・ワインスタインをテープに録音した女性」)です。

    dailynews date: 
    2020/2/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米国のイエメン戦争支援は「容赦がない」 サウジアラビアの空爆でイエメン民間人31人死亡

    イエメンでは、米国が支援するサウジアラビアが週末に行なった空爆で女性や子どもを含む民間人31人が死亡しました。イエメン北部アル・ジャウフ県へのこの空爆は、フーシ派勢力がジャウフ県でサウジ戦闘機を撃墜したと発表してまもなくのことでした。国連はこのドローン攻撃を「衝撃的」としています。この悲惨な空爆は、最近のイエメン北部における紛争激化に伴うものであり、紛争開始5周年と重なりました。2015年に対立が始まって以来、10万人以上が死亡、それを遥かに上回る人々が家を失いました。国連は2月16日、フーシ派と、米国が支援するサウジ・アラブ首長国連邦の連合が、大規模な捕虜交換で合意したと発表しました。長期にわたる戦争で初めてのことです。イエメン人の学者、活動家であり、ミシガン州立大学助教のシリーン・アル・アデイミから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2020/2/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • リベラル団体「米国進歩センター」 ブルームバーグに資金供与されニューヨーク市警のムスリム監視に関する報告を検閲

    大統領選民主党候補マイケル・ブルームバーグの自己資金選挙キャンペーンにより、公共の電波が政治広告で溢れかえっています。前ニューヨーク市長で億万長者のブルームバーグは、テレビ、ラジオなどで他候補をはるかにしのぐ4億ドル以上を広告費に使いました。批判されているのは前代未聞の選挙費用だけではありません。ニューヨーク・タイムズ紙は、ブルームバーグが長年にわたり全米各地の進歩団体に多額の寄付を行ない、彼を批判する可能性のある人々を沈黙させてきたと報じています。このことは、ニューヨーク市長時代の経歴を隠すのに一役買ってきた可能性があります。2015年、リベラルで知られる「米国進歩センター」の研究者たちが米国内におけるムスリム差別に関する重要な報告を出した際、草稿段階ではブルームバーグ市長時代のニューヨーク市警察が行なったムスリム監視を取り扱った4000語をこえる章がありましたが、最終的にその章は削除され、ブルームバーグに関する言及も一切ありませんでした。この報告書に関わったヤスミン・タエブから詳しく聞きます。タエブは、この章を担当した著者たちが大規模修正または削除を求められたと言います。また他の関係者はニューヨーク・タイムズ紙に、ムスリムを攻撃する右翼グループに焦点を合わせるよう報告書を修正したと語っています。

    dailynews date: 
    2020/2/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 大富豪ブルームバーグが金で支持と影響力を獲得した方法

    ネバダ州の党員集会を今週末に控え民主党候補たちが支持集めを本格化させています。候補者の多くは、金にものをいわせて大統領選に新規参戦する億万長者マイケル・ブルームバーグに非難の矛先を向けています。ブルームバーグは14州で投票が行われる3月3日のスーパー・チューズデーに向けて、自身の資産600憶ドルのうち4億1700万ドルという前代未聞の額を広告につぎ込みました。さらにネットのインフルエンサーに金を払い、インスタグラムで宣伝させているほか、全米125カ所以上で選対事務所を立ち上げ、運動員数千人を雇って現場での政治活動も展開しています。ワシントン・ポスト紙は、ブルームバーグの情報提供会社が女性差別をおこなっているとする訴訟が過去何件も提起されていると報じました。その中にはブルームバーグがセクハラとパワハラ文化を作り上げたとして元従業員が訴えた裁判もあります。一方、ニューヨーク・タイムズ紙日曜版は“In Bloomberg, Liberals See a Wallet Too Big to Offend”(「リベラルも太刀打ちできないブルームバーグの資金力」)との見出しで、ブルームバーグは出馬の際に予想される批判を抑え込むために基金を設立、全米各地で多数の進歩的団体に多額の寄付を行ったとする調査記事を大きく掲載しました。

    dailynews date: 
    2020/2/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ワン・ビリオン・ライジング:イブ・エンスラー&タイナ・アシリ 性暴力撲滅のためVデーと運動を盛り上げる

    今年のバレンタインデーに、世界中の人々は女性と少女への暴力に対する抗議のため街に繰り出します。フィリピンからインド、イタリア、そしてボリビアまで、100ヵ国以上の数千人もの女性が、ワン・ビリオン・ライジング(One Billion Rising)と呼ばれる運動の一環として、ダンスやパフォーマンスを通して公共の場所を取り戻します。この運動は、地球上の3人に1人の女性が一生のうちに暴力やレイプの被害にあう、というショッキングな統計からその名になりました。ワン・ビリオン・ライジングは2012年のバレンタインデーに始まり、その後広がり続けています。参加者は全ての女性、すなわちシスジェンダー、トランスジェンダー、流動的なジェンダーアイデンティティを持つ人たちに対する暴力が終わるまで踊り続けます。受賞歴のある劇作家で『ヴァギナ・モノローグ』の著者であるイブ・エンスラーに話を聞きます。彼女は女性と少女への暴力を止めるための世界的な運動「Vデー」(V-Day)の創始者でもあります。プエルトリコ人歌手で、映画監督で、ワン・ビリオン・ライジングのアンセムを歌うアクティビストのタイナ・アシリもお迎えしています。

    dailynews date: 
    2020/2/14(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ラシーダ・タリブ議員:トランプの「人種差別的な」計画がパレスチナ人の土地を盗むことを合法化する

    引き続き、議会に選出された初のパレスチナ系米国人女性であるミシガン州選出のラシーダ・タリブ議員の話を聞きます。トランプの中東計画に対する意見を述べています。この計画が実現すればイスラエルは占領中のヨルダン川西岸地区の広大な地域に主権を獲得し、エルサレムはイスラエルの完全な支配下に置かれ、占領地に入植したすべてのユダヤ人はそのままそこに留まることが認められます。タリブは、この計画はパレスチナ人の生活と願望を無視した「人種差別のレンズ」で策定されたと言います。人々に「誰かの土地を奪い、誰かの生活を奪うことが、どのような影響を彼らの生活に及ぼすかを知って」もらいたいと話しています。

    dailynews date: 
    2020/2/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • デトロイト市による6億ドルの超過課税が住宅差し押さえ激増の原因 住民が反撃に出る

    デトロイト市では、人種差別的な住宅政策をめぐり革新派の市議と行政側の対決が繰り広げられています。この政策はデトロイトに住むアフリカ系米国人の住居を奪い、人種間の貧富の差を拡大しています。固定資産税の正義のための連盟(the Coalition for Property Tax Justice)は14日(木)、不当な固定資産税未納による差し押さえに対抗して、デトロイト市、ウェイン郡、ミシガン州に対し集団訴訟を起こすと発表しました。デトロイト市の物件の4つに1つが固定資産税の差し押さえの対象となっており、これに匹敵するのは大恐慌時代の税金未納による差し押さえ率だけです。法律専門家によると、差し押さえの多くは、不当に膨らんだ固定資産税が原因であり、州の憲法に違反しています。ミシガン州では、市場価値の50%を超えて住宅資産を評価してはいけません。デトロイトは現在、80%がアフリカ系米国人で、市の住民の40%は連邦政府の設定した貧困ラインを下回っている状態で生活しています。しかしデトロイトの街並みがだんだん高級化するに伴い、市に長年住んでいる数千人が、固定資産税を払えず差し押さえられ住居を失っています。、その大半はアフリカ系米国人家族です、これは貧困税の免除により貧困者は支払わなくてよいため、そもそも支払うべきではないものです。

    dailynews date: 
    2020/2/14(Fri)
    記事番号: 
    2

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