デイリーニュース

  • 『封鎖せよ』古参運動家リサ・フイシアンが気候危機時代の抵抗運動に案内書を出す

    リサ・フィシアンは1970年代から活動する古株の市民運動家で、非暴力直接行動のトレイナーです。これまでに、CIAの廃止を要求、WTO会合の妨害、ウォール街の占拠にかかわり、タハリール広場にも参上。スタンデングロックで先住民指導者と連帯行動をとり、ハリケーン・カトリーナで被災した地域社会のための活動もしました。彼女をスタジオに迎え、今週発売された新著Shut It Down: Stories from a Fierce, Loving Resistance(『封鎖せよ 激烈で愛に満ちた抵抗の現場から』)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    9
  • ロバート・ムガベ前大統領95歳で死亡 失脚したジンバブエの解放運動指導者

    ジンバブエの独立後の初代指導者ロバート・ムガベが95歳で亡くなりました。1963年にジンバブエ・アフリカ民族連合( Zimbabwe African National Union )を率いて、数十年におよぶ白人少数派の支配からの解放を目指しました。1963年から74年にかけて投獄されましたが、自由の身になると解放運動の指導者となり、1979年にジンバブエの独立を果たしました。1980年にジンバブエの初代首相に就任しましたが、その後37年にわたり統治権を握り続けました。20世紀における反植民地運動の最も重要な指導者の一人として褒め称えられる一方、独立後のジンバブエの統治のあり方や、2017年にクーデターで倒されるまで権力の移譲を拒み続けたことに対しては、多方面から批判されています。ムガベの死去は、彼の後継者となったエマーソン・ムナンガグワ大統領によって公表されました。ロバート・ムガベ前大統領が遺したものについて、ホレース・キャンベル教授に聞きます。彼はシラキューズ大学のアフリカン・アメリカン研究と政治学の教授です。

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「ここが最前線」CO2排出がわずかなバハマが気候危機のゼロ地点に

    週末にバハマを襲ったハリケーン・ドリアンは、「カテゴリー5」の最強勢力で数日間にわたり付近にとどまり、想像を絶するような破壊を残しました。大バハマ島の飛行場は大打撃を受け、付近一帯の建物が根こそぎ吹き飛ばされました。行方不明者は数百人にのぼり、千人を超える可能性もあります。マイアミ大学のエリカ・モイア・ジェイムズ助教に、気候変動で勢いを増したハリケーンと、バハマの人々が気候変動がもたらす危機の最前線に立っていることについて聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ハリケーン襲来後のバハマで多数の行方不明者 驚異的な死者数が懸念される

    超大型ハリケーン「ドリアン」はバハマを襲った後、米国のノースカロライナ州をかすめて北上を続けています。バハマでは死者数が現在30人に達しましたが、行方不明者は千人にも届きそうな勢いで報告されており、最終的な死者数はずっと大きくなるとみられています。国際医療隊(IMC)の緊急事態対応上級アドバイザースーザン・マンジカーロに、バハマで進行中の救助活動について聞きます

    dailynews date: 
    2019/9/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • インドで史上最多の200万人近くが市民権喪失の恐れ

    インド政府が9月1日に「国民登録簿(NRC)」を発表したことで、北東アッサム州の住民200万人近くが国籍を失うかもしれません。多くから正当性が疑問視されているこの登録簿は1951年に最初に作られ、1971年3月24日までに同州に移住したことを証明できる人が登録されています。この日にちは、隣接する当時の東パキスタンがパキスタンより独立を宣言しバングラデシュになった前日です。インド政府は、この登録簿は法律で認められた住人ではないバングラデシュ移民を識別するのに役立つと言っています。しかし、政府の行動を批判する人たちは、数百万人のイスラム教徒を国外退去処分にするためのリストだと、非難しています。「外国人」の疑いをかけられた住人は一斉逮捕され収容所に送られています。アッサム州住人は同登録簿が発表されショックを受けています。登録簿に名前が掲載されていない住人は120日以内に「外国人裁判所」に登録漏れの不服申し立てを行う必要があります。受賞歴のあるインド作家でジャーナリスト、北東インド出身のシッダールタ・デブに話を聞きます。「信じられないような権利の剥奪が横行しています。そのやり方は、ここ数年で混乱と勝手な解釈によって一貫性を失っています」とデブは言います。

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 米民主党全国委員会は気候関連討論会を拒否したが 候補によるグリーン・ニューディールや環境正義についての討議は実現

    9月4日CNNがニューヨークで主催したの気候変動タウンホールに民主党の大統領選有力候補10人が登場しました。米民主党全国委員会(DNC)が、気候変動危機がメインテーマの討論へ候補らの参加を許す決議を否決したのはほんの約2週間前のことでした。何か月も前から、気候変動対策を求める「サンライズ・ムーブメント(Sunrise Movement)」その他の環境保護グループがDNCに気候変動に関する討論開催を求めてきましたが、民主党は拒否しました。米環境保護庁の環境正義プログラム元部長ムスタファ・アリと、ジャーナリスト、ケイト・アロノフ、「サンライズ・ムーブメント(Sunrise Movement)」デジタル部長マティアス・レーマンに討論をしてもらいます。

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 気候危機:米国は化石燃料産業を国有化すべきか? ウォーレンは反対、サンダースは賛成

    9月4日に行われたCNNの気候変動に関するタウンホールで、2020年大統領選有力候補のエリザベス・ウォーレン上院議員とバーニー・サンダース上院議員は気候政策の多くの点で同意したものの、公益事業の国有化については意見を違えました。サンダース議員はこの案に賛意を表しましたが、ウォーレンは反対しました。ジャーナリストのケイト・アロノフに話を聞きます。
    (画像提供:CNN)

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 気候対策を披露したバイデン 翌晩は化石燃料企業役員によるの寄付集めイベントに出席

    9月4日にCNNが主催した気候危機に関するタウンホールに参加したジョー・バイデン前副大統領は、化石燃料産業との関係について質問され人々の関心を集めています。観客のひとりが、バイデンが石油ガス関連の献金を受け取らないと公約にしているにもかかわらず、翌日5日、化石燃料企業の役員アンドリュー・ゴールドマン主催の寄付金集めのイベントに出席を予定していることを指摘しました。バイデンは最初、ゴールドマンがウェスタンLNGという天然ガス会社の共同創設者であるにも関わらず、化石燃料産業の関係者であることを否定しました。司会のアンダーソン・クーパーにさらに追及されると、その点は確認するつもりだとバイデンは答えました。米環境保護庁の環境正義プログラム元部長ムスタファ・アリと、ジャーナリスト、ケイト・アロノフ、「サンライズ・ムーブメント(Sunrise Movement)」デジタル部長マティアス・レーマンに討論をしてもらいます。

    dailynews date: 
    2019/9/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ナイジェリアのジャーナリストで活動家のオモイェレ・ソウォレ、平和的な抗議行動を呼びかけたため、勾留続く

    ジャーナリストで民主主義を求める活動家のオモイェレ・ソウォレは、政府に対する平和的な全国的抗議を呼びかけたために、刑務所に収監されており、拘束2か月目に入ります。ソウォレは自分の運動を「レボルーション・ナウ(Revolution Now)」と呼び、活動家を動員して8月5日に各地の街頭で抗議デモを行おうとしました。しかし、その一連の抗議行動が始まる2日前にソウォレは政権によって逮捕され、政府転覆を企てたとして告発されました。人権団体がソウォレの即時釈放を求め続けるなか、彼は現在1カ月以上投獄されています。彼の妻オピイェミ・ソウォレとオモイェレ・ソウォレの弁護団の一人であるナニ・ヤンセン・レベントローに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリストで活動家のブランドン・リーが、フィリピンで「国家の敵」と呼ばれ、銃撃される

    米国のジャーナリストで、先住民族および環境権利活動家のブランドン・リーは、8月初旬にフィリピン北部の自宅の外で複数回銃撃された後、4週間以上たったいまも重体です。リーは、8月6日に少なくとも4回背中と顔を撃たれました。彼の家族と支援者は、フィリピン政府がリーの暗殺を企てたと述べています。ブランドン・リーはサンフランシスコで生まれ育った中国系アメリカ人ですが、ここ10年はフィリピンで妻と若い娘と暮らしています。彼は週刊新聞「ノーザン・ディスパッチ」(Northern Dispatch)の通信員であり、地元の農民、先住民族の権利および環境団体の活動家です。「ノーザン・ディスパッチ」の編集者が「記者を保護するための委員会(the Committee to Protect Journalists)」に語った話によると、リーはその活動のために2015年以来、標的にされ、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の政府からの絶え間ない監視に直面してきました。先週フィリピンに赴きリーへの襲撃を調査した事実調査団のリーダーで、サンフランシスコ監視委員会委員であるマット・ヘイニーと、ブランドン・リーの友人でフィリピン人の女性活動家であるラケル・レドンディエスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/4(Wed)
    記事番号: 
    2

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