デイリーニュース

  • 「かれらを解体しろ」:米司法省がグーグルを提訴、「テクノロジー大手企業独占の解体がもっと必要」とゼファー・ティーチアウトが主張

    【20/10/21/1】米司法省と11州は、米テクノロジー大手のグーグルに対し、反トラスト法に違反しているとして、大規模な訴訟を起こしています。この提訴により、同社の事業が分割される可能性があり、他のハイテク大手にも大きな影響を与えそうです。訴訟は、グーグルが検索エンジン市場の独占を維持するために違法行為に関わり、オンライン広告市場での優位性を強化していると告発しています。フォーダム大学の法学教授のゼファー・ティーチアウトは、以前から、テクノロジー大手企業による市場の独占を解消することを訴えており、「この訴訟は、きわめて重要」だと言います。これは、現行法やあらたな立法措置を通じて、「ひじょうに深刻になっている民主主義の危機」に立ち向かうための行動の第一歩としなれればならないとして、「この危機とは、民間の巨大テクノロジー(Big Tec)が、儲け追求する政府を形成し、国民の生活の多くの部分を支配しているということなのです」と言います。

    dailynews date: 
    2020/10/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「全米中に広がっている炎」:ジェラニ・コブが語る2020年の大統領選における有権者への抑圧

    【20/10/20/2】11月3日の大統領選を前に、全米の数千万人の人々が期日前投票に向かう中、ジャーナリストで学者のジェラニ・コブと、有権者への抑圧行為を検証します。彼の公共放送でのドキュメンタリー番組「フロントライン(Frontline)」の新作Whose Vote Counts(『誰の投票が数えられるのか』)は、ウィスコンシン州に焦点を当て、投票所での長い行列と記録的な数の郵便投票、パンデミック中の投票で際立っている法廷闘争を分析しています。「ウィスコンシン州は前回の大統領選でトランプの勝利を本質的に決定付けた州なのです」と、コロンビア大学のジャーナリズム学の教授でニューヨーカー誌への寄稿者であるコブは言います。彼は有権者への抑圧を「全米中に広がっている炎」と表現しています。

    dailynews date: 
    2020/10/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「新自由主義への反撃」:クーデターによるエボ・モラレス追放から1年後 社会主義がボリビアの選挙で勝利

    【20/10/20/1】ボリビアのエボ・モラレス前大統領の政党「社会主義運動」(MAS)は、モラレスが自ら選んだ後継者ルイス・アルセが出口調査により50%以上を獲得したことを受けて、ボリビア大統領選での勝利を宣言しました。当選が確認されれば、モラレスを追放し、ヘアニネ・アニェスを大統領に就任させた右派のクーデタ—から約1年ぶりに社会主義政党が政権に返り咲くことになります。今回の大統領選は2回延期され、政府による軍事力行使や先住民コミュニティに対する警察の弾圧および暴力を非難する抗議行動は投票までの数ヶ月にわたってボリビアを揺るがしました。「これは驚くべき選挙です」と、「カウサチュン・ニュース」(Kawsachun News)の記者オリー・バーガスは言います。「エボ・モラレスは2019年に10%余りの票差で勝ちましたが、今回は20%以上の票差で、左派が優勢です」。「コード・ピンク」(CodePink)のラテンアメリカ選挙コーディネーターのレオナルド・フローレスにも話を聞きます。今回の選挙結果はボリビアの人々と民主主義自体にとって「非常に大きな勝利です」、「これは、この国の新自由主義とファシズムに対する反撃です」とフローレスは言います。

    dailynews date: 
    2020/10/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジェレミー・スケイヒル トランプの「殺人的」パンデミック対応と大統領選で危機に瀕するもの

    【20/10/19/4】トランプ大統領は新型コロナウイルスのホットスポットでもある接戦州で選挙活動を続けています。調査報道サイト『インターセプト』のジェレミー・スケイヒルは、これまで約22万人の死亡、数百万人の罹患を招いた米国のパンデミック対応について、トランプが直接の責任を負っていると主張します。「トランプの政策は殺人的だったと言うほかない」とスケイヒルは言います。スケイヒルは、トランプ時代を検証する7回シリーズを音声ポッドキャストで配信中です。

    dailynews date: 
    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ジェレミー・スケイヒル:トランプは問題の根本ではない トランプは米国帝国主義の歴史の産物だ

    【20/10/19/3】2016年にドナルド・トランプは互いに矛盾するメッセージを携えて大統領選挙に立候補しました。イラク戦争の遺産、軍事的冒険主義を批判する一方で、同時に戦争犯罪をおこなうことを約束し、帝国主義の推進を誓いました。トランプの記録を振り返ります。調査報道サイト『インターセプト』共同創設者ジェレミー・スケイヒルは、トランプの国際的規範の軽視や他国虐めは、歴代大統領の行動と一致していると言います。「ドナルド・トランプは問題の根源ではありません。トランプはアメリカ帝国主義の歴史の産物なのです」。

    dailynews date: 
    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ジェレミー・スケイヒル:トランプの外国嫌悪は恐ろしい だが米国の移民政策は常に差別主義的だった

    【20/10/19/2】調査報道サイト『インターセプト』のジェレミー・スケイヒルと、スケイヒルが新たに制作した7回シリーズの音声ドキュメンタリー「アメリカの神話」について話します。「アメリカの神話」では、いかにトランプの外国嫌悪的移民政策が現在の移民、これから予想される移民の生活を悲惨にするための「精巧で緻密な作戦」だったかを検証しました。移民には、暴力を逃れてきた避難民も含まれます。スケイヒルはまた、トランプの政策がきわめて悪意のあるものだったとしつつ、「この国は長きにわたり、差別主義的な移民政策を取り続けてきました。その点では民主党も共和党も同じです」と指摘します。

    dailynews date: 
    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒル:白人至上主義者を厚遇してきたトランプが警察を大胆に無法化させた

    【20/10/19/1】2020年大統領選挙まで残すところ2週間となりました。調査報道サイト『インターセプト』記者のジェレミー・スケイヒルとトランプ大統領のこれまでの4年間を検証します。スケイヒルは自身のポッドキャスト「インターセプテッド」で、音声ドキュメンタリー7回シリーズ「アメリカの神話」の4回目を公開しています。トランプ大統領の4年間を批判的に検証し、より大きな歴史的文脈のなかに位置づけるシリーズです。スケイヒルは、トランプは白人至上主義者の自警団を強化し、法執行機関に対してはその差別主義的現状を強化するために超法規的行動をとることを許可したと言います。スケイヒルはまた、「ドナルド・トランプは米国史の例外や異端ではなく、米国の暴力性、破壊性、差別性、外国を嫌悪する性格をきわめて明白に表す存在なのです」と言い、注意を喚起しました。

    dailynews date: 
    2020/10/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ダークマネーとバレットの指名 巨大汚染企業とアフォーダブルケア法・中絶権・LGBTの権利への全面攻撃のリンク

    【2020/10/16/3】今週行われたエイミー・バレット判事の最高裁判事指名をめぐる承認公聴会で、ロードアイランド州選出の民主党シェルドン・ホワイトハウス上院議員は、バレット判事に質問をする代わりに、その時間を使ってフェデラリスト協会や司法危機ネットワーク(Judicial Crisis Network)のような右翼団体がどのように闇の資金を使って米国の司法を方向づけているかについの30分間のプレゼンテーションを行いました。彼のプレゼンテーションの一部を放送し、それについての感想を法の下での市民権を求める弁護士委員会(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長クリステン・クラーク弁護士に聞きます。

    dailynews date: 
    2020/10/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ロー対ウェイド判決を守る ウェストバージニア州の母親中絶体験を語りバレット判事の最高裁入への反対を熱弁

    【2020/10/16/2】上院司法委員会は今週の指名承認公聴会で、クリスタル・グッドの証言を聞きました。彼女は自分の妊娠中絶体験を語り、エイミー・コニー・バレットが最高裁判事に承認されれば、安全で手の届く価格の医療の利用が制限されるだろうと懸念を表明しました。3日間の公聴会の間に、バレット判事は、妊娠中絶とロー対ウェイド判決の今後についての見解を問われて、繰り返し回答を拒否しました。しかし、これまでの公の記録では、彼女は女性の生殖に関する権利に対して反対しています。「バレット判事が最高裁判事として承認されたならば、彼女の票は、ロー対ウェイド判決によって与えられている重要な保護を骨抜きにする採決の5人目の票になるでしょう」と、同じく今週上院公聴会で証言したクリステン・クラークも言いました。クラークは、法の下での市民権を求める弁護士委員会(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長です。

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    2020/10/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • クリステン・クラーク弁護士 バレット最高裁判事の承認を急くごとは投票権や公民権を危険にさらす

    【2020/10/16/1】トランプ大統領が最高裁判事候補に指名したエイミー・コニー・バレット判事をめぐる上院司法委員会の承認公聴会は15日(木曜)に終了し、司法委員会で多数を占める共和党の意向で指名承認採決を10月22日に行い、その後すぐに上院総会での投票を行うという日程が決まりました。これは大統領選挙まで2週間を切るタイミングであり、投票のゆくえ次第では最高裁が選挙結果に決定的な役割を果たす可能性もあるという中でのことです。この右派の判事候補が承認されることはほぼ間違いないとみられます。4日間にわたる公聴会の中で、バレット判事は妊娠中絶の権利、同性婚、アフォーダブルケア法(オバマケア)、投票権、気候変動についての見解を問われて回答を拒否し、トランプ大統領が選挙を遅らせる可能性についてさえ、回答しませんでした。もしバレット判事が承認されれば最高裁の9人の判事の構成は保守派が6人、リベラル派にが3人と保守派が圧倒的に多くなります。「これまで我が国では、大統領選挙が行われているさなかに最高裁判事候補を指名したり、承認公聴会を開いたりするような大統領はいませんでした」と、クリステン・クラークは言います。彼女は、法の下での市民権を求める弁護士委員会(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長です。

    dailynews date: 
    2020/10/16(Fri)
    記事番号: 
    1

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