2020年は、女性の投票権を保証するアメリカ合衆国憲法修正第19条の批准から100周年です。女性の参政権を求める運動と奴隷廃止運動との関係を検証します。多くの州は、女性が投票することを否定し続ける法律を作り出し、アフリカ系米国人女性は、かつてアフリカ系米国人男性の投票を否定していたのと同じジム・クロウ法(黒人差別法)の対象でした。「アフリカ系米国人女性と彼女たちの1920年代の投票権の歴史を探究することは、1920年に始まり1965年に投票権法が導入されるまで完結しない重要な時期を見逃すことです」と、作家でジョン・ホプキンス大学の歴史学の教授マーサ・ジョーンズは言います。彼女の近刊書は、Vanguard: How Black Women Broke Barriers, Won the Vote, and Insisted on Equality for All(『先駆者:黒人女性たちが障壁を壊し、投票権を勝ち取り、万人の平等を主張した過程』)です。