デイリーニュース

  • オバマ大統領 選挙運動の公約に反して ブッシュ政権の情報非公開主義を導入

    就任後の数ヶ月間、オバマ大統領は、ブッシュ政権が正当化した政府の重要情報に関する秘密主義を受け入れてきました。ごく最近では大統領を護衛するシークレットサービスが、2つの組織から要求された、ホワイトハウス訪問者の記録公開を拒否しました。この訪問記録には、銀行規制や環境政策、景気回復および外交に関して、オバマの政策立案会議に関わった人々が記録されています。 「責任と倫理のためのワシントン市民達」(Citizens for Responsibility and Ethics in Washington)と呼ばれる市民団体は16日、オバマ政権に対し、石炭会社の幹部のホワイトハウスへの訪問記録の公開を求める訴訟を起こしました。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • キューバ人民権力全国会議のリカルド・アラルコン議長  米最高裁による「キューバの5人」の上訴棄却を非難

    米連邦最高裁は15日、「キューバの5人」と呼ばれる拘留中の5人のキューバ人の再審請求を棄却しました。5人は南フロリダ州の米軍やキューバ亡命者に関してスパイ活動を行っていたとして2001年にマイアミの陪審により法廷で有罪判決を受けました。現在5人全員が米国各地の連邦刑務所で服役中です。弁護団は、「キューバの5人」は米軍に関する諜報活動は行っておらず、本国キューバへの攻撃活動を組織した過激な右翼キューバ人グループを監視していただけと主張しています。同件を担当したマイアミの裁判官がこの裁判をキューバ亡命者の住民が少ない地域へ移すことを拒否したため、裁判はキューバ亡命者が圧倒的に多いマイアミで行われました。 弁護団は、マイアミ地区の陪審員適格者の多くは、5人に対して偏見を持っていたと語っています。「キューバの5人」裁判の訴訟手続きは、国連人権委員会からも非難されました。訴訟手続きが同委員会で問題視されたのは、米国史上初めてのことです。
    dailynews date: 
    2009/6/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • アメリカの急進派: I・F・ストーンの一生とその時代

    20年前の6月19日、I・F・ストーンは81歳で世を去りました。20世紀随一の調査報道記者で急進派ジャーナリストを自認したI・F・ストーンが後生に残した仕事は、ニューディールから第2次世界大戦、マッカーシズム、冷戦、イスラエル=パレスチナ、公民権運動、ヴェトナム戦争に及びます。ストーンは、右派、左派、両方の記者たちを特ダネで出し抜きました。彼はFBIに後を付け狙われながら、事件の後を追いました。自費出版していた『週刊I・F・ストーン』誌が一番有名でしょう。1960年代の絶頂期には、一人で手がけたこの出版物の発行部数は約7万部にのぼりました。ストーンの伝記を書いた作家 D・D・グッテンプランに話を聞き、1965年のカリフォルニア州立大学バークレー校でのベトナム討論会とニュース番組「マクニール=レーラ―・ニュースアワー」に登場した時のI・F・ストーンの歴史的な録音をお届けします。

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    2009/6/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 元陸軍長官 米軍の同性愛公言禁止政策の撤廃をオバマ大統領と連邦議会に求める

    オバマ大統領は選挙公約として、米軍における同性愛公言禁止(Don't ask, don't tell)政策を撤回すると表明していました。しかし当選後のオバマはいまだ撤廃に向けてのなんの行動も起こしていません。連邦最高裁もこのほど、同政策への異議申し立てを却下しました。弁論趣意書の中でオバマ政権は、同性愛公言禁止政策は「軍の規律と団結という政府の当然の要求に合理的な関連性を持つ事項」と述べました。前陸軍長官のクリフォード・アレクサンダーと、Unfriendly Fire: How the Gay Ban Undermines the Military and Weakens America(『アンフレンドリー・ファイア:いかにゲイ排除が軍とアメリカを弱体化させるか』)の著者ナサニエル・フランクの話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2009/6/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ゲイ・コミュニティに募るオバマ批判 ゲイ人権運動の先駆者クリーヴ・ジョーンズが、平等な結婚権を求めるワシントン行進を呼びかけ

    オバマ大統領は17日、連邦政府関連職員の同性パートナーにも配偶者と同じ福利厚生の一部を適用するという覚書に署名しました。もっとも、これはすべての福利厚生ではなく、たとえば包括的な医療保険は適用されないのです。また同日、同性婚を認めないとする連邦法の結婚防衛法(DOMA)に関しても撤廃に向けて動くと約束しましたが、これは1週間前にオバマ政権が同性婚の権利を求める裁判でDOMAを支持するとした弁論趣意書を提出し、結婚の権利の平等を求めて戦っている活動家たちもおおいに失望させ、批判を浴びたためでした。ゲイ人権運動やエイズ啓発運動の草分けの1人であるクリーヴ・ジョーンズに話を聞きます。彼はエイズ犠牲者たちの名前をキルトに縫い付けて追悼するネームズ・プロジェクト(エイズ・メモリアル・キルト)の創始者であり、サンフランシスコ・エイズ・ファウンデーションの設立者の1人です。また、1970年代にゲイの人権拡大に尽力して暗殺された政治家ハーヴィー・ミルクの友人としても知られています。

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    ★ ニュースレター第44号

    (2011.9.27)

    dailynews date: 
    2009/6/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • イラン治安部隊のジャーナリスト弾圧 カナダ人記者も拘束、殴打に

    イラン最高指導者のハメネイ師は、数日間にわたるデモ後の初めての公的な発言で、6月12日の大統領選挙で不正が行われた可能性はまったくないとして、アフマディネジャド大統領の当選の合法性を擁護しました。一方でイラン政府は引き続きジャーナリスト、主要な改革派メンバーや野党候補支持者たちを逮捕しています。対立候補ミール・ホセイン・ムサビ氏の選挙参謀トップだった26歳のモハマドレザ・ジャラエイプールも逮捕されました。トロント・グローブ・アンド・メイル紙のジョージ・マクロード記者の話を聞きます。彼も一時逮捕拘束されイランの治安部隊に殴打されました。
    dailynews date: 
    2009/6/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ソマリアが非常事態宣言、激しい戦闘後に

    ソマリアで暫定政府軍とイスラム系反政府武装勢力との衝突が続くなか、多くの人々が首都モガディシュから避難しています。1か月にわたって続いている熾烈(しれつ)な市街戦により、数百人の命が奪われました。前週には爆弾の爆発で、議員2人と国家安全保障相、モガディシュ警察署長、そして市民約20人が殺害されました。ソマリア系アメリカ人の作家で人権活動家のサディア・アリ・エイデンに話を聞きました。
    dailynews date: 
    2009/6/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ゴールドマン・サックス、過去最高額のボーナス支給か

    ガーディアン紙は、ゴールドマンサックスの上半期の業績が極めて好調だったことから、140年に及ぶ同社の歴史で最高額のボーナスが社員に支給される可能性があると報じています。このボーナス支給を契機に、金融危機を乗り切った大手の投資銀行が金融規制改革を頓挫させるのではないかという懸念が起こっています。ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社、元マネージングディレクターのノミ・プリンズに、この記録的なボーナス支給の可能性や、オバマ大統領の提案する金融規制改革、さらに「大手銀行の救済が社会を混乱に導く」ことについて話を聞きました。
    dailynews date: 
    2009/6/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イラン抗議行動で死者、監督者評議会は大統領選の不正行為を認める

    イランで強い権限を持つ監督者評議会は、少なくとも50の都市で不正行為が行われ、また投票総数が投票者数に比べて300万票分上回っていた事実を認めました。一方、週末に厳しい弾圧があったものの、改革派の大統領候補者であるミルホセイン・ムサビは、新たに大規模な抗議行動をするよう呼びかけました。イラン系アメリカ人のインディペンデント系映画作家でジャーナリストでもあるコウロス・エスマエリに話を聞きました。
    dailynews date: 
    2009/6/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 政府見解は「常識に反する」 7年収容のグアンタナモ収容者に判事が釈放命令

    連邦判事が、また一人、グアンタナモ米軍基地の囚人の釈放を命令しました。この囚人は、30歳のシリア人、アブドゥル・ラヒム・アブドゥル・ラザク・アルジャンコです。アルジャンコは2000年に、西側のスパイとされてアルカイダから拷問を受け、タリバンによって18ヶ月監禁されました。その後、2002 年に米国に捕らえられ、7年間グアンタナモに収容されていました。連邦地方裁判所裁判官のリチャード・レオンは6月22日、アルジャンコがかつてアルカイダのメンバーであったとする政府の見解を「常識に反する」として却下しました。英国のジャーナリストで、The Guantánamo Files: The Stories of the 774 Detainees in America’s Illegal Prison(『グアンタナモ・ファイルズ:米国の非合法収容所にいる774人の収容者の物語』)の著者であるアンディ・ワージントンから話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/6/23(Tue)
    記事番号: 
    3

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