【20/10/28/1】10月26日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで、メンタルヘルスの問題を抱えた27歳の黒人男性ウォルター・ウォレス・ジュニアが警官2人に射殺され、警察の廃止を求める抗議活動が2晩目となりました。この銃撃事件は、メンタルヘルスなど社会福祉事業への予算を数十年にわたって削減し、そのいっぽうで、警察部門への予算を増やし続けてきたことが引き起こしたものだと、作家で活動家のマーク・ラモント・ヒルは指摘します。ヒルは、「手に持っているのがハンマーだけであれば、すべての問題は釘のようにしか見えない」と自説を語ります。ヒルはテンプル大学のメディア研究と都市教育論の教授で、“We Still Here: Pandemic, Policing, Protest, and Possibility”(『私たちはまだここにいる:パンデミック、治安維持、抗議、可能性 』 )の著者です。