デイリーニュース

  • ナオミ・クラインが語る化石燃料ショック・ドクトリン 死を招く規制緩和 テキサス州がグリーン・ニューディールを必要とする理由

    【21/2/22/1】厳しい寒波に襲われたテキサス州では現在も停電と断水が続いており、数百万人が苦しんでいます。約800万人が水を煮沸した後に使用するよう命令を受けており、3万世帯にはまだ電力がありません。この寒波によるとみられる死者は約70人、少なくとも12人が暖房を失った後に自宅で亡くなっています。テキサス州の共和党議員たちの危機対応に批判が集まっています。長年、同州のエネルギー制度の規制緩和を推進し、再生可能エネルギーとグリーン・ニューディールに対するいわれのない攻撃を続けてきました。報道サイト「インターセプト」の上級特派員でラトガーズ大学教授のナオミ・クラインに聞きます。クラインは、共和党議員たちの反応は自らの過失責任に対する「パニックのせい」だと言います。「グリーン・ニューディールは、テキサス州および全米に山積する問題を解決できる法案です。一方、共和党が提供できるのは、さらなる規制緩和、さらなる民営化、さらなる緊縮財政だけです」。バイデン政権の気候危機に関する初期の政策、化石燃料の開発を継続することの危険性、新刊How to Change Everything(『すべてを変える方法』)についても聞きます。

    dailynews date: 
    2021/2/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • デモクラシー・ナウ!25周年記念:最前線からの独立系ニュースの四半世紀を振り返る

    【21/02/19/1】デモクラシーナウ!の第一回放送は1996年2月19日、ニューハンプシャー州の大統領候補者予備選の前夜に行われました。放送されたのは、たった9つのコミュニティラジオ局でした。この最初の放送から25年の間に番組は大きく成長し、今日では世界各地の1,500以上のテレビ局やラジオ局で放送され、オンライン配信は何百万人にも届いています。この「戦争と平和の報道」の25周年を記念して、1時間の回顧番組を放送します。初期の報道のハイライト、物議を醸したインタビュー、東ティモール、スタンディングロック、西サハラなど見過ごされてきた地域の問題の草分け的な報道などが含まれています。

    dailynews date: 
    2021/2/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「ヘイトにノー! 恐怖にもノー!」デモクラシー・ナウ! 共同司会者ネルミーン・シェイクの戦争と平和報道10年

    【21/02/18/1】デモクラシー・ナウ! は放送開始から25周年を迎えようとしていますが、ネルミーン・シェイクの共同司会10周年を記念して、当番組における彼女の多くのハイライトの中から、トランプ政権のイスラム教徒入国禁止に反対するニューヨークJFK空港でのデモ取材を放送します。

    dailynews date: 
    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「ローンを減免しないのは彼の選択」:公約だった学生ローンの減免を渋るバイデン大統領

    【21/02/18/3】学生、活動家と民主党上層部は、ジョー・バイデン大統領に行政権限で少なくとも1人5万ドルの学費ローンを減免することを推奨してきました。米国における学生ローン額は現在1.7兆ドルに上り、約4500万の人々の借金となっています。ドキュメンタリー作品監督で「借金共同体」(Debt Collective)オーガナイザーのアストラ・テイラーは、バイデンに学生ローンを減免できる法的権限があるのは明白だと言います。「実行しないのは、彼の選択です」とテイラーは言います。「借金共同体」デジタル・ストラテジストのブラクストン・ブリューウィントンは、学生ローンの減免は政治的にも賢いことだと言います。「バイデン大統領にとってこれは、普段なら政策について協力し合わないであろう人々が、広範囲に連携できるユニークな機会なのです」(Image Credit: Facebook: Debt Collective)

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    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • COVID-19感染防止とワクチンの効果を上げるためのマスクの付け方と二重マスクが必要な場面

    【21/02/18/2】COVID-19の感染率と入院者数は減少しつつありますが、米国で人々がマスクなしで安全な日常生活を送れるようになるまでには、まだ長い道のりがまっています。感染病医師でカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部教授ドクター・モニカ・ガンディーは、ワクチン接種が進展しても気を抜いてはならないと言います。「感染者数を最小限に抑えることで、ワクチンの効果も最大にできるのです」

    dailynews date: 
    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 機能不全となった州:テキサス州の送電網が崩壊 数百万人に影響も 黒人や他の少数派コミュニティに最大の打撃

    【21/02/18/1】テキサス州は大寒波に見舞われたことで州の送電網が崩壊し、数百万人が凍えるほどの寒さと暗闇の中で過ごすことを余儀なくされています。1200万人以上が断水に直面し、水道水も安全のため煮沸してから消費するよう指示され、一部の地域では水道が完全に止まっています。また、テキサス州では大雪のためサプライチェーンにも支障が生じ食料も底をつきつつあります。グレッグ・アボット知事をはじめとする州の共和党指導者たちは、今回の停電を再生可能エネルギーのせいだと偽りの主張をし、グリーン・エネルギーへの移行の危険性を警告しましたが、州のエネルギー当局によれば、停電の主な原因は天然ガス、石炭、原発の発電所施設が凍結したためだと言います。今回の危機にも関わらず、州の指導者たちはテキサスの送電線を他の州と統合しないと主張しています。「寒波の影響は停電と不便だけにとどまりません」と、テキサス・サザン大学のロバート・ブラード教授は言います。今回の危機で生じる追加コストで、最も悪影響を受けるのは、黒人、ヒスパニックやアジア人など少数派コミュニティだろうとも言います。「不平等の上にさらに不平等が重なるということです」

    dailynews date: 
    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『仕事は報いてはくれない』の著者サラ・ジャフィに聞く、害をなす米国の労働文化と不平等との闘い

    【21/02/17/3】新型コロナ・パンデミックのなか、経済危機に直面し、何百万人もの労働者が不安定な労働条件におかれています。フリーのジャーナリストで著述家のサラ・ジャフィに、新著について話を聞きます。ジャフィは、労働と経済的正義をテーマに取材しており、新著Work Won’t Love You Back:How Devotion to Our Jobs Keeps Us Exploited, Exhausted, and Alone(『仕事は報いてはくれない::どれほど尽くしても、仕事は、私たちを搾り取り、疲れ果てさせ、孤独にする』)のなかで、仕事から充実感を得ようと期待しても長くは続かないこと、そして、「仕事への愛」という神話が、有害な職場の増大に果たしてきた役割などについて、分析しています。ジャフィは、仕事というものは、いつでも悪い方向に向かいうるということを、このパンデミックが教えてくれており、ますます多くの人たちが抵抗しているといいます。「仕事は、割に合わない、過酷で、時間もかかる、悲惨なものであるだけではなく、割に合わない、過酷で、時間もかかる、悲惨な仕事が、あなたの命を奪うことだってあり得るんです」。

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    2021/2/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「ダビデ対ゴリアテ」、アラバマ州のアマゾンの労働者が、組合結成へ立ち上がる

    【21/02/17/2】アラバマ州ベッセマーのアマゾンの労働者は、米国のアマゾン倉庫で初めての労働組合結成にむけ、投票を続けています。アマゾンの労働者が要求しているのは、新型コロナウィルスに対する安全対策の強化と、トイレに行くための休憩時間を取ることすらできないほど、極端に高い生産性基準の撤回です。「私たちの声を聞いてもらいたいのです。人間らしく扱ってもらいたい、私たちが問題を抱えている時に無視しないでほしいのです」と、アマゾンのBHM1施設の労働者で、労働組合結成に当初からかかわっているジェニファー・ベイツは訴えます。また、鶏肉産業で働き、小売・卸売・百貨店労働組合(Retail, Wholesale and Department Store Union)の組合員で、オルグでもあるマイケル・フォスターにも話を聞きます。「アマゾンは今、大きな権力を持っています。そして、私たちは組合として、労働権の確立を求めてアマゾンと闘おうとしています。まさにダビデとゴリアテのイメージです」と、ベイツは言います。

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    2021/2/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 教員組合、「学校を再開したい思いは同じだ。しかし、安全に行うにはワクチンとリソースが必要」

    【21/02/17/1】全米の学区で、いかに安全なかたちで子供たちを教室に戻すことができるか、議論が行われています。学校の再開が進むなか、なにが問われているのか、教員組合運動の2人の代表に話を聞きます。まず、シカゴ教員組合(Chicago Teachers Union)の副委員長、ステイシー・デイビス・ゲイツです。ゲイツは、長年にわたる財源不足と民営化のため、多くの学区では学生のニーズだけでなく、教育者のニーズにも応える設備が不十分な状態が続いていると、批判しています。「学校の封鎖を解くという問題だけではありません。安全に学校を再開するには、そのためのリソースが必要だということなのです」と、ゲイツはデモクラシーナウに語っています。もうひとりのゲスト、米国教員連盟(American Federation of Teachers)のランディ・ウエインガートン委員長は、明確な安全プログラムが整えば、大多数の教師は教室での授業への復帰に、同調すると述べています。「学校にいる人々は安全プログラムを信頼し、自分たちは安全でいられると信頼します」と、ウエインガーテンは言います。 Image Credit: Facebook: Chicago Teachers Union

    dailynews date: 
    2021/2/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • アンドレス・アラウス:エクアドルの最有力大統領候補が語るCOVID、緊縮財政、米国による干渉の終了

    【21/02/16/2】 エクアドルの最有力大統領候補は、同国がCOVID-19と緊縮財政の「2つの危機」に直面していると言います。「私たちは政治を刷新する必要があります」と、アンドレス・アラウスはデモクラシー・ナウ!に語ります。左派の経済学者であるアラウスは、2月7日のエクアドル大統領選の第1回投票で33%近くを獲得しましたが、勝利に必要な40%には達しませんでした。彼は4月11日の決選投票で右派の銀行家ギジェルモ・ラソまたは先住民の候補者ヤク・ペレスと対戦しますが、両候補とも19%余りしか得票しなかったため、どちらと対戦するかは再集計の結果次第です。アラウスは、退任する右派の現大統領レニン・モレノが推し進めた緊縮財政を終わらせることを公約しています。彼は前大統領のラファエル・コレアの側近でもあります。コレアは2007年から2017年までエクアドルを主導し100万人以上のエクアドル人を貧困から救った功績があるとされています。アラウスはコレア政権で中央銀行代表を務め、その後大臣を務めました。彼は、当選したらバイデン政権との協力を模索し、中南米問題への干渉の試みは拒絶すると話します。「私たちは平和、民主主義、開発を中南米のカギとなる課題として話すべきです」と、アラウスは言います。「私たちは私たちの地域への外国の干渉を好みません。

    dailynews date: 
    2021/2/16(Tue)
    記事番号: 
    2

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