デイリーニュース

  • 米史上最大アイオワの移民労働者400人一斉摘発、法廷通訳が守秘義務破り窮状訴える

    米移民税関執行局(ICE)は5月12日、米アイオワ州ポストビルの精肉工場で労働者400人を拘束するという、移民に対する米史上最大の立ち入り摘発を実施しました。拘束された労働者の多くは収監されました。スペイン語法廷通訳者のエリック・カマイド=フレイシャス教授は、法廷通訳の守秘義務を破り、自らが目にした労働者らの苦境について「私が(法廷で)見た中で、最も悲しむべき人たちの列だった」と説明します。エリックによると、労働者の大半はグアテマラ出身の農民で、自分たちが刑事責任を問われていることについても十分理解していなかったということです。また、裁判所が指名した公選弁護人と労働者たちが面会する時間はほとんどなく、多くの労働者が自らの権利を放棄してしまったといいます。
    dailynews date: 
    2008/7/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イラク従軍記者が米軍の検閲を非難、海兵隊員の遺体掲載し取材禁止

    イラクのファルージャに駐留する米海兵隊に同行していた米国人フォトジャーナリストが、6月に発生した自爆攻撃で死亡した海兵隊員の遺体写真をブログに掲載し、従軍取材を禁止されました。ブログに写真を掲載した数時間後に軍広報高官から削除するよう命じられ、拒否したところ「従軍記者」の立場を取り消され、イラクから退去させることになるだろうと言われました。

    dailynews date: 
    2008/7/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 燃料、食糧、住宅、銀行危機の中、米政府はどんな政策を取るべきか?ナオミ・クラインが"ショック・ドクトリン"を再検討

    米国と世界が原油価格の高騰や世界的食糧不足、住宅問題、気候変動といったさまざまな危機に揺らいでいる中、米政府が取ろうとしている政策をどう理解するべきなのでしょうか?The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism (『ザ・ショック・ドクトリン:惨事活用型資本主義の勃興』)の著者であるナオミ・クラインから時間いっぱい話を聞きました。クラインは、彼女が"オバマのシカゴ・ボーイズ"と呼ぶバラク・オバマ大統領候補の経済諮問チームのことや、彼女のようなジャーナリストを対象としたスパイ行為で米政府を訴えた理由、最近訪れた中国についても語ってくれました。クラインは、中国政府は今、米国の軍事請負業者の援助を受けてハイテク警察国家を作ろうしていると言います。

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    ★ ニュースレター第4号 (2008.11.10)

    ★ ニュースレター第5号 (2008.11.25)

    dailynews date: 
    2008/7/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • シンガー・ソングライター、シモーン・ホワイトが、デモクラシーナウ!のスタジオでライブ演奏

    カリフォルニアを中心に活動している、アーティストが2つの歌をファイアーハウス・スタジオで演奏してくれます。曲は「帝国主義者の国」(Great Imperialist State)と「かつて私達は誇り高い国だった」 (We Used to Stand So Tall) 。

    dailynews date: 
    2008/7/16(Wed)
    記事番号: 
    3
  • エイモリー・ロビンス:原子力は気候変動を悪化させる

    ブッシュ大統領、マケインとオバマの両大統領候補、この3人が意見の一致を見ている一件があります。原子力発電の拡大です。コロラド州にある自然エネルギー研究NPOのロッキーマウンテン研究所の共同創設者で代表、そして主任科学者であるエイモリー・ロビンスに話を聞きます。彼は「西側世界で最も影響力を持つエネルギー問題の思索家の1人」と言われる人物です。

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    ★ ニュースレター第12号 (2009.3.25)

    ★ DVD 2009年度 第1巻 「環境とエネルギー」に収録

    dailynews date: 
    2008/7/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • グァンタナモの前主任軍事検察官が指摘 この軍事裁判は「裁判でも正義でもない」

    この50年余りで初めて米国が執り行う軍事裁判が来週、キューバ・グァンタナモ基地で予定されています。海軍大佐で、グァンタナモでの主任軍事検察官だったモリス・デイビスに話を聞きました。大佐は昨年暮れ、彼の言うところの政治干渉に抗議してその職を辞しました。この辞職の決心、グァンタナモにおける拷問などについて話してもらいました。「もしこれを軍事裁判という名の旗で包みたいなら、まずは公正な裁判でなければならない」とデイビス大佐は言います。「ところがいま起きようとしていることは軍事でもなければ、裁判でも正義でもない。」

    dailynews date: 
    2008/7/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トニー賞受賞のブロード・ウェイ・ミュージカル"Passing Strange"公演終了を控えスパイク・リーが撮影へ

    ブロード・ウェイで6ヶ月間公演されてきたロック・ミュージカル Passing Strangeが、今月20日日曜日に終了します。この作品は、トニー賞の脚本賞を受賞しました。脚本は、出演者でもあるミュージシャンのステューとハイディ・ロデワルドによって執筆されました。また同作品は、ミュージカル部門を含むその他6部門にもノミネートされました。著名な映画監督スパイク・リーは、作品をより多くの観客に観てもらうため、今週中にこのミュージカルを撮影する予定です。脚本家、作曲家として活躍し、Passing Strangeのナレーターも務めたステューに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2008/7/17(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ネルソン・マンデラ 90歳

    7月18日金曜日、南アフリカの前大統領で、反アパルトヘイトの指導者ネルソン・マンデラが、90歳の誕生日を迎えます。この1ヶ月間、この日を祝うためのイベントが世界各地で開催されました。最近南アフリカで、新作ドキュメンタリーViva Madiba: A Hero for All Seasons(『ビバ・マディーバ:ヒーロー・フォー・オール・シーズンズ』)の制作を手がけたダニー・シェヒターに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2008/7/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米経済危機を分析 住宅ローン大手への救済策、インディマック銀行破綻、米国ドル過去最安値を更新、過去26年間で最も急上昇するインフレ、ダウ工業株30種平均1万1000ドルを割る

    米国経済はこの7日間大変厳しい状況が続いています。7月11日金曜日、米連邦預金保険公社(FDIC)は、破綻したカリフォルニア州のインディマック銀行を管理下に置きました。金融機関の破綻としては、米国史上2番目の規模の大きさです。さらに150の銀行の破綻を指摘する金融アナリストもいます。7月 13日日曜日、ヘンリー・ポールソン米財務長官は、住宅ローン大手のファニーメイとフレディマックに対する更なる支援策を表明しました。15日火曜日、ダウ工業株30種平均は1万1000ドルを割り、2006年以来の最安値を付け、米国ドルは対ユーロでも過去最安値が更新されています。16日水曜日、米国のインフレが過去26年間と比較し、最も早いペースで上昇していると報告されました。この経済危機をさらに詳しく分析します。
    dailynews date: 
    2008/7/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「暗闇の部分」 ジェーン・メイヤーが綴る「テロとの戦争がいかにしてアメリカの理想との戦争に変わったのか、その内幕」

    ニューヨーカー誌の調査ジャーナリスト、ジェーン・メイヤーが自らの新著について語ります。“The Dark Side: The Inside Story of How the War on Terror Turned Into a War on American Ideals”(『暗闇の部分;テロとの戦争がいかにしてアメリカの理想との戦争に変わったのか、その内幕』)。この本でメイヤーは国際赤十字の秘密報告を暴露しています。その報告は、ブッシュ政権に対して、昨年、CIAが行っている捕虜の扱いは議論の余地なく「拷問」に相当すると警告を発していたというものです。さらにこの拷問を承認した政権内の関係者は戦争犯罪にあたる恐れがあると警告もしていたのです。またさらに、ブッシュ政権はCIAがすでに6年前に、グァンタナモ基地に拘束されているうちの三分の一の容疑は誤認であるかもしれないとの報告を行っていたのにも関わらず、それを無視したという事実も明らかにしています。

    dailynews date: 
    2008/7/18(Fri)
    記事番号: 
    1

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