ジョセフ・スティグリッツ パンデミック経済と2000ドルの現金給付を求めるサンダースの議事妨害を支持する理由
2020/12/29(Tue)
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【20/12/29/3】米下院は景気刺激策の現金給付を600ドルから2000ドルに増額する法案を可決し、上院にその法案を送付しましたが、結果がどうなるかはまだわかりません。無所属のバーニー・サンダース上院議員は、上院が2000ドルの現金給付について採決しないのであれば、議事妨害をして、7400億ドルの2020年度防衛支出法案へのトランプ大統領の承認拒否を覆すための採決を遅らせると言っています。給付金増額を承認するのに必要な60票に達するためには、上院48人の民主党議員に少なくとも12人の共和党員が加わらなければなりません。ノーベル賞受賞者の経済学者ジョセフ・スティグリッツは、ミッチ・マコーネル上院多数党院内総務は、景気刺激現金給付の拡大を邪魔しているだけでなく、彼が上院の採決にかけることを拒んでいるあらゆる政策の障害になっていると言います。「私たちは自国を民主主義と思っています。しかし米国民の多くが重要だと考えている様々な法案に対して、上院が公式に賛否を表明することが、この一人の人間によって妨害されているのです」と、スティグリッツは言います。彼はさらに、世界的な経済危機についても話してくれます。
