新作映画『ダーク・ウォーターズ』:デュポン社と20年間戦い続けた弁護士の物語

新作映画『ダーク・ウォーターズ』は、弁護士ロブ・ビロットの20年にわたるデュポン社との戦いを描いた物語です。デュポン社はフライパンなどに使われたテフロンの製造メーカーであり、その製造に使用された有毒化学物質によって、ウェストバージニア州の飲料水が汚染されたことで、ビロットとデュポン社との20年間の戦いが始まったのです。環境に関するワーキング・グループは、ビロットを「史上最も凶悪な企業環境の陰謀を暴きだした」と称賛しています。プラスチック業界が起こす汚染水問題は、全米のあらゆる地域を荒廃させ続けています。22日、環境ワーキンググループは、「PFAS」として知られる有毒フッ素化化学物質が、マイアミ、ワシントンD.C.、フィラデルフィアなど、主要大都市圏を含む米国の多くの都市の飲料水に含まれていたという衝撃的な報告書を発表しました。 「永久化学物質」として知られるこれらの物質は、がん、高コレステロール、生殖能力の低下に関連性があり、環境内で分解しないのです。本日はこの映画の主人公であるロバート・ビロット弁護士に話を聞きます。ビロットは、Exposure: Poisoned Water, Corporate Greed, and One Lawyer’s Twenty-Year Battle Against DuPont(『エクスポージャー:毒が入った水、企業の強欲、そしてある弁護士のデュポン社との20年の戦い』)という新著を出版したばかりです。ハリウッド映画『ダーク・ウォーターズ』では、俳優マーク・ラファロがビロットの役を演じています。また、アカデミー賞受賞歴がある俳優、監督のティム・ロビンズにも話を聞きます。ロビンズは『ダーク・ウォーターズ』で、法律事務所でのビロットの上司役を演じています。
