スタンフォード大学の強姦犯は6カ月なのに、黒人の命も大切の活動家はなぜ4年の禁錮刑に直面しているのか?
2016/6/7(Tue)
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<最新情報:番組放送後、ジャスミン・リチャーズは、すでに務めた18日間を含む90日の禁錮刑、3年の執行猶予を言い渡されました。>
カリフォルニア州で6月7日、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の活動家ジャスミン・リチャーズが、最近まで「リンチ罪」(felony lynching) として知られたカリフォルニア州法でもほとんど使われたことがない法律で有罪となり、その結果最大で禁錮4年の判決に直面しています。警察は、2015年8月パサデナでの平和行進中、リチャーズが別の人物が逮捕されるのを妨害しようとしたとして告発しました。若き黒人女性活動家がリンチ罪で逮捕、こう留されたことは抗議の嵐を巻き起こし、支援者たちは6月7日に裁判所に詰めかけることを断言しています。一方、別のカリフォルニアの事件で、判事は性的暴行の3つの重罪で有罪になった白人の元スタンフォード大学の水泳選手ブロック・アレン・ターナーに6カ月の禁固刑を言い渡しました。カリフォルニア州上院議長代行のケビン・デ・レオンと、ロサンゼルス市審議員のギル・セディーヨに話を聞きます。「スタンフォード出身で、女性をレイプした彼は6カ月の禁錮刑なのに、黒人の命[も大切]運動の一員で、差別や人種差別をめぐって米国で我々が直面している課題を引き出そうとし、米国憲法修正第1条で保障された権利に参加し、行使しようとしている彼女が4年の禁錮刑になろうとしているだって?」と、セディーヨは言います。「何かが間違ってるでしょう」。