ハゲタカ: ルビオ候補を支援する億万長者ポール・シンガーはアルゼンチン債務危機で数十億ドルの利益
2016/3/11(Fri)
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アルゼンチンは国の債務から利益を搾り取ろうと14年間もつきまとった米国のヘッジファンドと、支払いの合意に達しました。これらのヘッジファンドはアルゼンチンの債券を同国の財政危機に乗じて捨て値で買い取り、その後、全額の返済を求めていました。前アルゼンチン大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルは、ヘッジファンドを「ハゲタカファンド」と呼び、支払いを拒否していました。しかし、右派の新大統領マウリチオ・マクリが就任すると、アルゼンチンは、米国の億万長者ポール・シンガーが経営するエリオット・マネジメントをはじめ4つのヘッジファンドに合計46億5千万ドルを支払うことに合意しました。この合意条件では、アルゼンチンに要求していた総額の約75%、実際支払った債務費用の数倍の金額をヘッジファンドが手にすると見られています。ジャーナリストのグレッグ・パラストに話を聞きます。彼の最新記事は"Rubio’s Billionaire Wins Ransom from Argentina"(ルビオ支援の億万長者がアルゼンチンを恫喝し金を勝ち取る)です。
