エクソン 気候変動のデータ隠蔽を暴露したジャーナリストを攻撃 ニューヨーク州による徹底調査のさなか
2015/12/2(Wed)
記事番号:
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巨大石油会社エクソンは気候変動のリスクに関して国民や投資家を欺いたとしてニューヨーク州で刑事捜査の対象になっています。そのエクソンが、化石燃料は地球温暖化の原因になり、気候を変動させ、北極氷原を溶かすという、1970年代にまでさかのぼる自社の調査結果をどのように隠蔽したかを暴露したジャーナリストたちに反撃しています。暴露記事のうち2件は、コロンビア・ジャーナリズム・スクールの学生たちがロサンゼルス.・タイムズと連携して発表しました。エクソンは、学生たちが不正確で誤解を招く記事を発表したと糾弾しました。エクソンはまた抗議文の中で、同社とコロンビア大学との「幾多もの生産的な関係」について言及しました。エクソンの同大学への寄付は22万ドル近くにのぼっています。12月1日に、コロンビア・ジャーナリズム・スクールの学部長スティーブ・コルは徹底的な検討の末、エクソンの批判に回答しました。ビル・マッキベンはエクソンに関する暴露情報を仔細に追跡しています。10月には地元のエクソンのガソリンスタンドで一人で抗議行動を行い逮捕されました。彼が手にしたサインボードには、「エクソンが気候に関して嘘をついたので、このガソリンスタンドは一時的に閉鎖されました」と書かれていました。