福島第一原発がある双葉町の前町長 われわれは「事故は絶対に起こらない」と言われてきた

2014/1/17(Fri)
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次は双葉町の前町長、井戸川克隆さんに話をお聞きします。双葉町は福島第一原発がある町で、原発事故の後は住居不可能な地域となりました。今日は2011年3月11日の地震と津波が起こった時、何を考えどう行動したのかをうかがいます。「今までなかった大きな地震で大変驚きました。原発に事故がなければいいが、と思いました。しかし事故は起きてしまいました」。彼は日本政府が指示を出す前に、全町民を非難させる決定を下しましたが、「もし私が3時間早くこの決定をしていたら、多くの人々の直接の被爆は防げました」と語ります。井戸川さんは原発推進派の町長でした。しかし今では原発を声高に非難しています。日本政府と東電はいつも「心配することはない。原発事故は絶対に起こらない」と説明していたということです。「この約束は破られました。だから私は反原発派になったのです」

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