ウィキリークス:“民間スパイ”ストラトフォー社がボパール事故の活動集団ザ・イエス・メンの監視でダウ・ケミカル社を支援

2012/2/28(Tue)
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ウィキリークスが漏洩した民間諜報会社ストラトフォーの電子メールにより、化学工業大手のダウ・ケミカル社が、「ボパール化学工業事故」の25周年をめぐり活動家たちの行動を厳重に監視したことが明らかになりました。ボパール事故とは、インドで1984年に3500人から2万5000人の死亡者を出したガス漏出事件でした。ダウが特に関心を持ったのは、反企業おちょくり集団「ザ・イエス・メン」で、この集団は2004年に有名なでっちあげ事件を仕立て、ダウがついにボパールの悲劇の責任を認めたと世界中に信じさせました。「我々に関して言えば、ストラトフォーは、我々が公に行っていたすべての動き、特にダウとボパールに関することならどんなことでも細心の注意を払っていました」とザ・イエス・メンのアンディ・ビクルボームは言います。「一連の電子メールで我々が驚いたのは、ダウはポパールとダウの責任という、彼らの収益に直接影響を与えかねない問題を気にかけていると我々は思っていたのですが、ストラトフォーがちょっと異常なほど目を光らせていたのは、我々や他の団体がこの問題を企業パワーに対するより大きな批判と絡めようとしているかどうかということだったのです」。

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