『グラニート』 グアテマラでのジェノサイドへの正義を求める闘いを描いた新作ドキュメンタリー映画
2011/9/15(Thu)
記事番号:
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現在のグアテマラで表舞台に立つ人々と激動の過去を結びつける新しいドキュメンタリー映画が作られました。映画"Granito: How to Nail a Dictator"(『グラニート:独裁者を逮捕するには』)は、政治スリラーとも過去の追想とも言える作品で、グアテマラ軍と 民兵組織が20万以上を殺害したジェノサイド事件の責任者たちを捕まえるのに役立つ情報を求める何人かの40年間にわたる取り組みを追います。映画はジェノサイドへの正義を求めるマヤ先住民の運動を記録し、ノーベル平和賞受賞者で、大統領選でペレスの対立候補となっているグアテマラの先住民活動家のリゴベルタ・メンチュウにスポットライトをあてます。映画の共同監督のパメラ・イエイツを招き、映画の中心的な主題であるグアテマラの集団虐殺に関する証拠の探索について話してもらいます。それらのほとんどに、イエイツが1982年のドキュメンタリー映画"When the Mountains Tremble"(『山が揺れる時』)のためにとった映像が使われています。グアテマラ法医学人類学財団( Guatemalan Forensic Anthropology Foundation)のディレクター、フレディ・ペセレリも番組に参加します。映画は、ペセレリのチームが、真実を闇に葬ったままにしておきたい秘密組織からの脅迫に直面しながらも、軍に殺された人々を探して集団墓地を掘り起こす活動を記録しています。
