1月15日、ロシアではドミートリ・メドベージェフ首相が辞職し、内閣も総辞職したため、モスクワおよび国外で驚きの声が上がっています。ウラジミール・プーチン大統領はロシア憲法の全面的改憲を提案しており、これは議会と国家評議会の権力を強化し大統領の権限を弱体化するものです。プーチン批判派によれば、この提案はプーチンの大統領任期が終わる2024年後も彼が権力を維持することを助長するとしています。ロシア議会は16日にもプーチンが選んだ税務局長官ミハイル・ミシュスチンを新首相に承認すると見られています。ロシアのコメルサント紙は今回の政治的改革を「1月革命」と呼んでいます。本日は、Russia Without Putin: Money, Power and the Myths of the New Cold War(『プーチンなきロシア――金、権力、そして新たな冷戦の虚構』)の著者トニー・ウッドに話を聞きます。ウッドはニュー・レフト・レビュー誌の編集委員です。その他の著書にはChechnya: The Case for Independence(『チェチェン共和国――独立すべき理由』)があります。