公民権運動の象徴であり民主党の下院議員を17期務めたジョン・ルイスが7月17日、80歳で亡くなりました。ルイスは、 学生非暴力調整委員会(Student Nonviolent Coordinating Committee, SNCC)創設に加わり、1963年のワシントン大行進を組織したいわゆる「ビッグ・シックス」の中でも最年少でした。1963年以前には、人種隔離法に異議を示すため、南部を縦断する長距離バスに乗った最初の13人のフリーダム・ライダーズの一人でした。2012年のデモクラシー・ナウの番組で彼は、白人の暴徒やクー・クラックス・クラン(KKK)に殴られるなどの攻撃を受けながら続けた自身のアクティビズムや歴史的運動について話しました。KKKのメンバーの一人クランズマン・エルウィン・ウィルソンは数十年後、ルイスに謝罪しました。ルイスは、「ひどい目にあわされ苦しんでいる人々がいることを理解することがとても大切です。参加する権利のために血を流し、なかには死んだ者もいます」と語ります。