デイリーニュース

  • NFLが国家斉唱中の抗議活動を禁止した日 警察がNBA選手にテーザー銃を使用したビデオを公開

    ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)が、試合前の国家斉唱中に選手が起立を拒否したチームには罰金を課すと発表しました。しかし、NFLのチーム・オーナー32人が承認した新規則では、国家斉唱中、選手はロッカールームに残ることが許されています。過去2シーズンの間、数十人の選手が国家斉唱中に跪き、武器を持たない黒人男性に対して発砲した警察に抗議の意を示してきました。フィールド上でのこの抗議活動は2016年8月、クオーターバックのコリン・キャペニック選手が、人種差別と警察による暴力に抗議して国家斉唱中に起立を拒否したことで始まりました。トランプ大統領は今回の新規則を称賛し、NFLは「正しいことをしている」と発言しました。NFLの発表があった数時間後、ミルウォーキー警官がNBAのミルウォーキー・バックスの選手スターリング・ブラウンに対しテーザー銃を使用したビデオが公開され、スポーツ界に衝撃が走りました。アフリカ系米国人であるブラウン選手は、ウォルグリーンズ店舗の前の障害者用駐車スペース2面に車を停めた後、警官に声をかけられました。警官のボディカメラの映像から、駐車違反を指摘されたブラウン選手は、当初の警察の証言とは裏腹に「敵対心剥き出しな態度」ではなかったことが確認されています。

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    2018/5/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新たなコインテルプロ?FBIの捜査監視対象とされた後 数ヶ月も勾留された黒人活動家

    テキサス州の黒人活動家が、自分は「黒人のアイデンティティを主張する過激派」を追跡する米国の秘密監視活動により標的とされ起訴の対象となった初めての人物だと語ります。黒人活動家ラケム・バログンは2017年12月12日、ダラスのアパートへの武装したFBIエージェントたちの急襲で目を覚ましました。その後、6ヶ月近く、保釈の可能性を与えられずに拘留されました。FBIは、彼を「国内テロ」容疑で調査しましたが、その原因のひとつとなったのは、彼がFacebookに載せた警察の残虐性を批判する投稿でした。連邦政府の検事たちが彼を起訴できなかったため、5月初めに釈放されました。6ヶ月近く投獄され5月初めに釈放されたラケム・バログンに話を聞きます。またメディア・ジャスティス・センターの共同創設者兼代表で、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)のベイ・エリアの活動家でもあるマルキア・シリルにも話を聞きます。

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    2018/5/23(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米最高裁判所が5-4の裁決 労働者の団体行動権に打撃

    米最高裁判所は21日、労働者の権利にとって大きな打撃となる裁決を5対4で下しました。これにより、雇用者は、労働者が連邦労働法違反に集団訴訟で挑戦するために団結することを、仲裁条項を使って禁じることができるようになります。仲裁条項は機密とされる場合が多く、多くの労働者は、雇用主と契約を結ぶ際、必須条項とされている仲裁条項に気づくことなく同意してしまう可能性があります。ルース・ベイダー・ギンスバーグ判事は、判事席からの反対意見読みあげで珍しく公然と不快感を示し、多数派の意見を「言語道断な間違い」と述べ、「最高裁は、本日、労働者が賃金や労働時間に関する提訴を、集団ではなく一人一人で行うことを義務づける条項を含む、有無をいわさぬ、条件を受け入れないなら雇わない、という雇用契約の強要を可能とした。連邦労働法は、そのような労働者の孤立化を許してはいない」と批判しました。ニューヨーク州検事総長室の元労働局長であるテリー・ガーシュテインに話を聞きます。

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    2018/5/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「財閥金権主義へ向けて迷走中」:エリソン下院議員 金融規制改革法の後退を憂慮

    22日、連邦下院ではめずらしい超党派の取り組みで、2010年の金融規制改革法(ドッド・フランク法)による規制の多くから、たとえ利益が急上昇していても資産が2500億ドル未満の銀行を免除する見直し法案の投票が行われ、258対159の票差で可決されました。ドッド・フランク法は、ウォールストリートの銀行による長年にわたるリスクの高い金融が引き起こした2008年の経済危機後に成立した規制法です。民主党議員33人が、共和党の賛成派議員に加わり、金融規制を後退させるこの法案に賛成票を投じました。大統領の署名を得て成立すれば、米国内で連邦政府の厳格な監督の対象となる銀行は10行未満に減じます。キース・エリスンに話を聞きます。エリソンは、ミネソタ州選出の民主党議員で、初のイスラム教徒の下院議員であり民主党全国委員会(DNC)の副議長でもあります。

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    2018/5/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米民主党全国委員会副議長キース・エリスン:民主党は予備選に口出しせず有権者の決定にゆだねるべき

    22日、ジョージア、テキサス、アーカンソー、ケンタッキー各州の有権者たちは、数々の主要な予備選挙を決する投票を行い、民主党の女性候補者たちにとって、またしても勝利の夜となりました。ジョージア州では、ステイシー・エイブラムズがアフリカ系アメリカ人女性として米国で初めて主要政党の州知事候補の座を獲得し、歴史を作りました。11月の選挙で勝利すれば、エイブラムズは深南部で再建期(南北戦争後、南部諸州を合衆国に復帰させるためにさまざまな方策がとられた時代)以来初のアフリカ系アメリカ人知事となります。一方、テキサス州ヒューストンでは、ルーペ・バルデスが、ゲイを公言しているラティーナとして主要政党から選出された初のテキサス州知事候補となり、歴史を作りました。ミネソタ州選出の民主党議員で民主党全国委員会副議長のキース・エリスンに話を聞きます。

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    2018/5/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トランプ大統領は「法を超越する」存在ではない:ジョン・ボニファズが弾劾可能な不正を正常化することに警告

    連邦捜査局(FBI)の幹部と司法省の役人たちは、ロシアとトランプの選挙陣営との関係疑惑についてのロバート・モラー特別検察官による捜査の扱いに関する機密情報を検証するため、議会指導者たちと会合を開くことを決めました。これは、トランプ大統領が彼の選挙陣営にFBIが潜入したかどうかを捜査するよう要請したことを受けて発表されました。トランプは数ヶ月にわたって、証拠もなしに、オバマ政権がトランプの選挙陣営をスパイしていたと主張してきました。法律の専門家たちは、トランプによる5月20日のツイートは、司法省に対して公然と大統領の圧力を適用することによって一線を越えており、ウォーターゲート事件でニクソン大統領と司法省の間にあったものと似たような衝突を起こす可能性があると述べています。トランプによる不正行為が見つかった場合、最終的には議会に報告されます。民主党指導部は公式には支持していませんが、中間選挙の候補者たちの間で大統領弾劾が討論の主題となる可能性もあります。一方、テキサス州選出の民主党下院議員アル・グリーンは、彼がトランプの弾劾の条項を草稿したと初めて発表してから1年後の今、トランプ弾劾への彼の取り組みを強化させました。

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    2018/5/22(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ロイヤルウェディングが黒人文化を祝福するも英国政府は黒人移民たちを何年にもわたって標的にしてきた

    ロイヤルウェディングが黒人文化を祝福するものとして称賛された一方で、英国政府は黒人移民たちを標的にした敵対的な移民政策をめぐって引き続き批判の目にさらされています。4月には、英国で数十年暮らしてきた数千人のカリブ系移民たちへの差別と、彼らの英国への移住が第二次世界大戦後の合法的なものだったにもかかわらず国外退去の対象とされていることをめぐるスキャンダルが大きくなり、アンバー・ラッド内相が辞任しました。「ウィンドラッシュ世代」(Windrush generation)として知られる、こうした移民たちの多くは、旧英国領ら英国に移住したのち市民権をとることなくきました。2012年に成立した厳しい反移民法を受けて、こうした移民たちの多くは現在、立ち退きと失業、国外退去の可能性に直面しています。英国政府は60人以上が不当に国外退去になった可能性があると認めています。エスクワイヤ誌の編集者ガブリエル・ブルーニーに話を聞きます。

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    2018/5/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 英国王室がロイヤルウェディングでブランド再生 しかし批評家は白人の新自由主義君主制はなくなるべきと言及

    ハリー王子とメーガン・マークルは5月19日、ウィンザー城で結婚しました。多くの人々が、この結婚式を黒人の文化と歴史を祝福したとして称賛しました。マークルは異人種の間の子で、離婚歴があり、フェミニストであることを自負しています。結婚式では、アフリカ系米国人で初めて米国聖公会のトップとなった、マイケル・ブルース・カリー総裁主教による、奴隷、貧困、永続的な愛の力についての説教が行われました。英国王室の存在は、「富とエリート主義、少数の中での特権、英国のほんの一握りに集中したすべての資産を賛美するものです。そういう意味で、英国王室は、私たちすべてが生きている現在の経済秩序を非常によく象徴しているのです」と、ケンブリッジ大学の英語学部の大学講師であるプリヤ・ゴパールは言います。

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    2018/5/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ポンペオ、史上最強の制裁でイラン威嚇 米国の戦争への歩みを加速

    マイク・ポンペオ米国務長官は5月21日、就任後初の政策発表で、「史上最強の制裁」と述べイランを威嚇しました。ポンペオは、すべての核施設への「無条件の査察受け入れ」とイランによるイエメンへの介入停止を含む、イランとの新たな核条約のための12の「基本的な要請」を示しました。この発表は、トランプ政権による米国のイラン核合意の離脱から2週間も経たないうちに行われました。「ポンペオとボルトンは、国際社会の選択をはるかに容易なものにしました」と、「全米イラン系米国人協議会」(National Iranian American Council)の創設者で代表のトリタ・パルシは言います。「トランプ政権に協力して、制裁に協調、核合意から離れて戦争に向けての歩みを加速させるか、あるいはそれらに抵抗するかのどちらかということです」。

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    2018/5/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • サンタフェ高校銃乱射事件 「ノーという答えに耐えられない少年や男性にフォーカスを当てるべき」 ジェンダーと政治のジャーナリスト

    10人が死亡した18日のテキサス州サンタフェでの学校銃乱射の詳細が明らかになるにつれ、よくあるパターンが見えてきました。クラスメートの女性に拒否された白人男性が銃撃するというパターンです。警察発表によると、17歳のディミトリオス・パグルチスは美術の授業に侵入し、発砲しました。犠牲者の一人シャナ・フィッシャー(16)の母親サンディ・ロドリゲスはロサンゼルス・タイムズ紙に対し、「娘はこの少年に4カ月も悩まされていました。しつこく言い寄る彼に何度もノーと言っていました」。ロドリゲスによると、フィッシャーは最近になって、パグルチスに対し毅然とした態度を教室で取ったといいます。「1週間後、彼は気に入らない同級生全員に発泡したのです」。この事件は女性の拒否が動機となった学校銃乱射事件として、ここ数カ月だけで2件目となるとみられます。3月にはメリーランド州グレートミルズ高校で、16歳のジェイリン・ウィリーが元交際相手の17歳のワイアット・ローリンスによって頭を撃たれ、脳死状態になりました。ウィリーはその後、家族の同意のもとで生命維持装置が外され、死亡しました。ジェンダーと政治の交差分野を扱うジャーナリストのソラヤ・チェマリーに話を聞きます。「女性メディアセンター」(Women’s Media Center)のスピーチプロジェクトのディレクターを務めています。

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    2018/5/21(Mon)
    記事番号: 
    3

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