デイリーニュース

  • セイモア・ハーシュ:ヘンリー・キッシンジャーは眠れぬ夜に「焼かれたり障害が残る傷を負わされた カンボジアとベトナムの赤ちゃんの数を数える」べきだ

    セイモア・ハーシュはニューヨーク・タイムズのワシントン支局で働いていた頃、記者たちが当時の国務長官ヘンリー・キッシンジャーに毎日のように電話をして彼のコメントを忠実に書き留め、そのまま一面のニュースにするのを目にしました。これは、ハーシュが新刊の回想録Reporter: A Memoir.(『記者:ある回想録』)で語った数多くのエピソードの1つです。受賞歴のある調査報道ジャーナリスト、セイモア・ハーシュに、キッシンジャーについての彼の長年の報道について話を聞きます。「キッシンジャーについて私がいつも、何度も繰り返し公言してきたことは、人々は眠れないとき羊を数えますが、キッシンジャーは残りの生涯、焼かれたり、障害の残る傷を負わされたカンボジアとベトナムの赤ちゃんの数を数えるべきだ、ということです。しかしもちろん、彼はそんなことはしません」

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    5
  • セイモア・ハーシュ:1974年 リチャード・ニクソンが妻を殴ったのを知ったが 報道しなかった

    リチャード・ニクソン大統領が1974年に辞任した直後に、セイモア・ハーシュはカリフォルニア州の病院のある情報筋から電話を受けました。彼は、ニクソンが1974年の辞任前に妻を激しく殴ったため、妻が緊急治療室で治療を求めたことを知りました。ハーシュはその話を記事にしませんでした。数年後、彼はこの選択に対して批判を受けました。ニューヨークでセイモア・ハーシュに話を聞きます。ニクソンの妻への殴打を報道しないと決めた決断について、ハーシュは「それが犯罪であるということに私は鈍感でした。私には分かっていなかった」と語ります。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 調査報道記者のセイモア・ハーシュ:ジーン・マッカーシーの大統領選で仕事したことが私の人生の道を形づくった

    セイモア・ハーシュは、調査報道記者としてニクソンのカンボジア爆撃からCIAがチリのサルバドール・アジェンデ政権転覆に果たした役わりまで、政府の最も深い秘密の多くを暴露しました。記者になる前、彼は1968年の大統領選挙選で民主党の予備選に立候補したユージン・マッカーシーの報道官を務めました。これまであまり語られたことのないこの当時のハーシュの人生について、ニューヨーク市で話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ソンミ大虐殺:セイモア・ハーシュ ベトナムの大量殺戮の恐怖の暴露を回想

    1968年3月16日、米国がベトナムのソンミ村ミライ集落でいかにして500人以上の女性や子供、老人を虐殺したかを報道して、セイモア・ハーシュは、1970年のピューリッツァー賞を受賞しました。この事件はソンミ(ミライ)の大虐殺として知られるようになりました。ニューヨーク市でセイモア・ハーシュと話します。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • セイモア・ハーシュ:今日のメディアが報道すべきはイエメンとトランプの政策 トランプのツイートに気をそらせるな

    トランプ大統領は先週「我が国の最大の敵は、フェイク・ニュースだ」とツイートし、米国メディアを攻撃しました。この最新のメディア攻撃に先立つ1週間前、連邦検察局は、上院情報委員会に関するいくつかの重大記事を暴露したジャーナリストのアリ・ワトキンスの数年にわたる電話と電子メールのデータを秘密裏に取得したことを明らかにしました。同委員会の元上級補佐官、ジェームズ・ウォルフは、報道関係者との接触についてFBIに虚偽の証言をしたとして告訴されています。折しも、国境なき記者団(Reporters Without Borders)は、本年度の「報道の自由度 年間ランキング」で、米国を45位に下げました。同団体が2002年に最初にこのリストを発表したとき、米国は17位でした。米国で最も有名な調査報道ジャーナリスト、セイモア・ハーシュに話を聞きます。彼は半世紀以上にわたる自らのスクープと、掘り起こした数々の秘密を振り返り、新しい本を出しました。タイトルはReporter: A Memoir.(『記者:ある回想録』)です。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ニカラグアの抗議者たちは大統領の退陣を要求 政府は反政府派のクーデターと非難

    ニカラグアの政治危機が高まっています。ダニエル・オルテガ大統領が4月中旬に社会保障の見直しと削減計画を発表したことから、同大統領の退陣を求める抗議行動が広まり、これまでに178人以上が殺害されました。アムネスティ・インターナショナルは、ニカラグア政府が「親政府武装集団を使って攻撃をしかけて暴力を煽り、政府による弾圧や超法規的措置の許容範囲を広げている」と非難しています。しかしニカラグア政府は、暴力の一部は民主的に選出された政府を転覆させようとしている反政府側の武装集団に責任があるとしています。ニカラグア政府の国家政策担当大臣ポール・オキストに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/19(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 監禁された子供 怯える幼児:民主党シェイラ・ジャクソン・リー議員が国境での「下劣な行為」を語る

    トランプ大統領は、ここ数週間で少なくとも2000人の子供たちを親から引き離している政策は民主党議員のせいだと言い続けています。加えて、大統領は本日、強硬な移民法案の緩和について共和党員たちと話し合う予定ですが、それにもかかわらず昨日の発言では現行の強硬路線を繰り返しました。テキサス州選出の民主党下院議員シェイラ・ジャクソン・リーに話を聞きます。彼女は1995年以来、ヒューストン中心部の大部分を含む第18下院議員選挙区の代表を務めています。彼女はテキサス州のメキシコ国境から戻ったばかりです。そこで彼女は議員代表団とともに、テキサス州マッカレンの移民収容手続きセンターと、1500人の子供たちを収容している非営利団体サウスウエスト・キー・プログラム(Southwest Key Programs)が運営するテキサス州ブラウンズビルの「父の家」(Casa Padre)を視察しました

    dailynews date: 
    2018/6/19(Tue)
    記事番号: 
    2
  • トランプは危機と恐怖の生贄を創出:ジャヤパル下院議員が語る親子引き離し政策

    米国とメキシコ国境でのトランプ政権による親子の引き離しに対する非難が拡大しています。非営利報道機関プロパブリカは6月18日、4歳から10歳ぐらいの子供たちが親から引き離された後、「ママ」「パパ」と叫ぶ様子が聞こえる米国税関国境警備局の施設内からの音声を公開しました。この音声の別の一部では、1人の国境警備隊員が「ここにはオーケストラがいる。足りないのは指揮者だけだ」とスペイン語で冗談を言う様子も聞こえます。国境警備隊によって6月18日に公開された映像には、テキサス州マッカレンの古い倉庫にある、床がコンクリートで金網が張られた収容所に入れられた移民の子供たちが映っています。クイニピアック大学による新たな世論調査では、米国の有権者の約3分の2が国境での親子引き離しに反対しています。しかし、民主党支持の有権者の約7%がトランプの政策を支持する一方、共和党支持の有権者の55%が彼の政策を支持しています。ワシントン州選出の民主党下院議員プラミラ・ジャヤパルに話を聞きます。彼女は家族引き離しに反対する6月30日のワシントンおよび全米主要都市での行進を発表するのを手助けしたばかりです。彼女は下院予算委員会の副筆頭メンバーで、議会進歩派議員連盟の副議長です。ジャヤパルは6月9日、彼女の故郷の州の収容所を訪れ、シータック刑務局の施設内に収容されている約200人の難民申請者たちと話をしました。

    dailynews date: 
    2018/6/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「民間人の命はもうどうでもいい」 サウジ主導連合軍によるイエメンの港攻撃で数百万人が危機に

    米国が後ろ盾となっているサウジアラビア=アラブ首長国連邦(UAE)主導の連合軍は先週、イエメンの港湾都市ホデイダを全面攻撃、戦闘員数百人が死亡、4000人以上の民間人が家を追われました。週が明けた18日には連合軍の戦闘機がホデイダ空港を爆撃、負傷者数十人が出ています。これにより救援活動のアクセスが妨害されました。人道支援団体は、この内戦ですでに1万5000人の民間人が殺されており、さらにホデイダ市民25万人に大惨事が迫っていると警告しました。イエメン人学者のシリーン・アル=アデイミに話を聞きます。最新記事は“Attack on Yemen Port Shows U.S.-Backed Coalition Willing to Use Starvation as a Weapon”(「米国の支援する連合軍がイエメンの港を攻撃したのは飢餓を武器としようとする印」)です。

    dailynews date: 
    2018/6/18(Mon)
    記事番号: 
    4
  • メキシコ国境での移民の家族引き離しに批判高まる 民主党は移民税関捜査局(ICE)の撤廃に動くか

    トランプ大統領は16日、批判の高まっている移民家族の引き離しについて民主党を批判し、「民主党が共和党の新法案で協力すれば、彼らが作った国境での家族強制引き離し問題を解決できるはずだ」とツイートしました。トランプは19日、共和党議員と会い、いわゆる移民法案の妥協案について話し合うことになっています。共和党議員はこの案が家族の引き離しを終わらせるとしていますが、一方で家族の拘束期限の解除や、トランプの主張する国境の壁建設への250億ドルの割り当てを含んでもいます。デモクラシー・ナウ!特派員のルネ・フェルツが、家族引き離しの歴史について語ります。フェルツは、家族引き離しの発端は民主党のこれまでの立法面での妥協だとし、今年11月に下院で民主党が多数派になったら、移民税関捜査局(ICE)への財政削減を呼びかけています。

    dailynews date: 
    2018/6/18(Mon)
    記事番号: 
    3

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