BP

欧州委員会が発表した2014年の報告書によると、EU27加盟国が2006-2011年に消費した天然ガスの約6割、原油の約8割が 輸入に依存していました。EUが輸入する原油ガスの3割以上がロシアからだと言われます。このような依存体質の改善策として推進されたのが輸送の多角化でした。アゼルバイジャンからトルコを経由して、欧州に原油を輸送するBTCパイプラインもそのひとつです。コーカサス地方におけるパイプライン建設は、ロシアの影響力の拡大を警戒する沿岸諸国と欧米の利害が一致した政治戦略だとマリオットは言います。(40分)
メキシコ湾岸のBP石油掘削基地爆発による原油流出事故は米国史上最悪の環境災害を引き起こしています。BPは英国系の会社ですが、その安全管理体制の実績をたどればお寒い実態が浮かび上がります。有力消費者団体「パブリック・シチズン」のタイソン・スローカムによれば、ここ数年だけでもBPは労働現場の安全基準違反による人身事故や環境保護対策の軽視による環境汚染、さらには金融投機と市場操作にも及ぶ数々の違法行為を繰り返し、5億ドルを超える罰金や和解金を支払ってきました。(26分)