ミシェル・アレグザンダー: ファーガソンの抗議は刑事司法による人種統制の廃止を要求する

放送日: 
2015/3/4(水)
再生時間: 
14分

☆ この動画は、学生字幕翻訳コンテスト2015の 課題3 「刑事司法による黒人差別」の受賞作品です。

ミズーリ州ファーガソン市で2014年8月、白人の警官が黒人少年マイケル・ブラウンを射殺した事件で、同年11月セントルイスの大陪審が警官を不起訴とする裁決を下したことを契機に、黒人の命を軽視する司法慣行に抗議する大規模な大衆運動が起こり、地元ファーガソンのみならず米国各地に広がりました。それでも警官の差別的な暴力による死亡事故は後を絶たず、司法は警官個人の責任を追及することを拒み続けています。そんな中、ホルダー司法長官が命じた実態調査の結果が報告され、ファーガソンの警察と裁判所による日常的な人種差別の実態が明らかにされました。ファーガソンの住民の66%に過ぎない黒人が逮捕者の93%を占めています。司法省はこれを組織的な人種差別と断定しましたが、このことは現状の変革につながるのでしょうか?

「この報告が希望をもたらすことはありません。私に希望を与えてくれるのは、米国中の人々がやっと目覚めだしたことです」とミシェル・アレグザンダーは言います。彼女の著書は、現代の米国において刑事司法を通じて黒人の隔離と統制が復活しているという画期的な視点で、大きく注目されました。警官による差別的な暴力への抗議が広がる米国の現状について、彼女の見解を聞きます。(中野真紀子)

ゲスト

*ミシェル・アレグザンダー(Michelle Alexander) 公民権弁護士。The New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人隔離:カラーブラインド時代の大量投獄』)の著者。オハイオ州立大学法学教授。

字幕翻訳:西郷永希子(東京大学 4年) 学生字幕翻訳コンテスト受賞作品
監修:中野真紀子

Share this
トラックバックURL - http://democracynow.jp/trackback/10125