奴隷制とよばれない奴隷制 黒人再奴隷化の歴史

15分
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放送日: 
2008/7/11(金)

1863年のリンカーンによる奴隷解放宣言と2年後の憲法修正条項により奴隷制度は廃止され、奴隷を財産として登記したり、人に譲渡したりすることはできなくなりました。でも南部諸州では一連の新立法によって、アフリカ系の人々を脅して参政権の行使や経済的な成功を阻み、多数の人々を隷属状態に引き戻しました。とくに当時は保安官や裁判所が服役中の囚人を貸し出す制度があったことから、多くの人々が鉱山や林業の会社で強制労働につかされました。

ブラックモンが南部中の裁判所の記録を調べて発見したのは、そのようにして貸し出された囚人たちの多くが無実だったことです。浮浪や定職を持たないことが犯罪であった時代に、黒人をターゲットに人間狩りともいえるような不当な逮捕が行われ、過剰な罰金を科し、それを支払うために劣悪な環境で強制労働させるという悪辣なシステムが説明されます。

20世紀初頭には南部全州でこのシステムが採用されていましたが、連邦政府は見て見ぬふりをしていました。この非道な制度に最終的な終わりをもたらしたのは、第二次世界大戦でした。対日戦争における戦略的な配慮が、司法省による南部奴隷制の取り締まりを促すことになったのですが、いったいその配慮とは?(中野)

★ DVD 2010年度 第1巻 「公民権運動」に収録

ゲスト

ダグラス・ブラックモン(Douglas Blackmon)ウォールストリート・ジャーナル紙のアトランタ支局長。Slavery by Another Name: The Re-Enslavement of Black Americans from the Civil War to World War II(『奴隷制と呼ばれない奴隷制 南北戦争から第二次世界大戦にかけての米国黒人の再奴隷化の歴史』)

字幕翻訳:小田原琳/校正:永井愛弓
全体監修:中野真紀子

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