スーダン政府がダルフールの村を空爆 死者14人

11分
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放送日: 
2008/5/9(金)

2008年5月4日、スーダン政府は旧式のロシア製軍用機でダルフールの村を空爆し、多くの子供を含む民間人死者14人という2000年以来の惨事を引き起こしました。番組では現地での学校支援活動に取り組む民間組織「ダルフール日記」(www.darfurdiaries.org)のジェン・マーロウ氏を招き、現地の情勢について伺います。マーロウ氏は記録映画『ダルフール日記-故郷の伝言』(Darfur Diaries: Message from Home)の共同監督・共同制作をつとめ、書籍『ダルフール日記-生き残った者たち』(Darfur Diaries: Stories of Survival)の共同著作者です。空爆されたシェゲグ・カロ村の学校も支援対象でした。

今回、現地にはUNAMID(ダルフール国連アフリカ連合合同ミッション)が展開していたにも拘らず、UNAMID部隊も国際赤十字も事件後2日間もの間、救援活動を届けられませんでした。ダルフール問題について、主流メディアの無関心がしばしば批判されますが、マーロウ氏はむしろダルフール問題が地理的・歴史的・政治的な文脈から切り離されて、「ジェノサイド」のキーワードのみで語られる現状を批判します。またUNAMIDを特効薬であるかのごとく喧伝し「派兵さえすれば事足れり」とする国際社会の思考停止を問題点として挙げ、「いかに市民の安全を確保するか」の本質に立ち返る戦略立案と、息の長い国際社会の関与が必要だと指摘します。(斉木)

ゲスト

* ジェン・マーロウ(Jen Marlowe)映画作家、文筆家、人権活動家。記録映画Darfur Diaries: Message from Home(『ダルフール日記-故郷の伝言』)の共同監督・共同制作をつとめ、書籍Darfur Diaries: Stories of Survival(『ダルフール日記-生き残った者たち』)の著者の一人。

字幕翻訳:大竹秀子 校正:斉木裕明
全体監修:中野真紀子

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