チョムスキー・ジン異例の共同インタビュー 市民的不服従の勧め

16分
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放送日: 
2007/4/17(火)

ボストン発のデモクラシー・ナウ!の特別配信の第二弾です。アメリカ独立戦争が始まったレキシントンの戦いを記念して、マサチューセッツ州では4月16日が「愛国記念日」という祝日です。この日、ボストンに住む反戦運動の大御所ノーム・チョムスキーとハワード・ジンが、ふたりそろってインタビューに応じるという豪華な企画が実現しました。2日目(17日)の放送では、大学における言論弾圧の問題から発展して、国家が誤っているときには、その命令に従わない権利があるという「市民的不服従」の考え方をいま一度、心にたたむべきだとハワード・ジンが強く勧めます。

この考えを提唱した19世紀の思想家ヘンリー・デーヴイッド・ソローは、アメリカ=メキシコ戦争に反対して納税拒否による抵抗を貫き、投獄されることも辞さなかった人物です。その時の体験から、ソローは後に「市民的不服従」の考えを示した古典的な論考を発表しました。政府が間違っていると信じる時には、税金を支払わないこと、兵役を拒否すること、政府の命令に従わないことは市民の権利であり、りっぱで正しい行ないであるという主張です。

また前段では、ハワード・ジンが1963年まで教えたスピルマン・カレッジでの経験が語られます。公民権運動が盛り上がった1960年代に、黒人女性の高等教育機関として創設されたこの学校ですごした7年間はジンにとって決定的な体験だったらしく、生徒たちから学んだことは、なによりも大きいと彼は語っています。彼の教え子には、マリアム・ライト・エーデルマンやアリス・ウォーカーがいたようです。(中野)

☆ DemocracyNow!ニュースレター第3号(2008年10月25日)で全訳を取り上げました。

 

ゲスト

ノーム・チョムスキー (Noam Chomsky) マサチューセッツ工科大学教授。言語学者としては1950年代に生成文法の提唱で言語学に革命をもたらしたことで有名だが、60年代にベトナム戦争に反対して政治活動に乗り出し、社会思想家、政治活動家としても合衆国の左派を代表する人物の一人となった。

ハワード・ジン (Howard Zinn) ボストン大学名誉教授。アメリカで最も読まれている歴史学者。古典的名著『民衆のアメリカ史』は150万部を売り、アメリカの歴史教育を変えたといわれる。

字幕翻訳:有賀玲子
全体監修:高田絵里/中野真紀子

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