ブログ:長編インタビューに字幕を:番組内容の紹介 提案 3

マーティン・チエ
編集会議
長編インタビューに字幕を:番組内容の紹介 提案 3

DNJクラウドファンディング第2弾企画(詳細はこちら)それぞれの放送について順次、紹介しています。これは今年4月22日に放送されたアースデイ特別番組です。 

アースデイ特番 映画「激しい緑の炎」でたどる環境運動の世界的な拡大

境保護運動の歴史をたどります。大手化学工場を相手に公害訴訟を起こしたニューヨーク州の主婦たち、アマゾンの熱帯雨林を保護するブラジルの天然ゴム採取労働者、メディアを重視する戦術をとった環境団体グリーンピースなど、いずれの運動も斬新かつ心に響くものがあります。環境映画は基本的に保護できなかった環境の物語になりがちですが、敗北よりも成功に着目することが重要だとマーク・キッチェル監督は番組で語っています。その狙いのとおり、失敗を重ねながらも巨大な敵に対して果敢に挑み続ける普通の人々の姿からは、未来への希望が見えてくるようです。

動画プレビュー

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最初のエピソードはニューヨーク州のナイアガラ・フォールズ市ラブカナル地区で化学企業フーカー・ケミカルによる2万トンもの有毒廃棄物の埋め立てに抗議して立ち上がった主婦たちの運動です。1976年ごろから子供たちの健康被害が多数報告されはじめ、憂慮した母親たちがネットワークを作りました。因果関係を認めず、なかなか動こうとしない行政側にしびれを切らし自分たちの手でどんどん資料を集めていった母親たちの様子は、放射能被ばくに危機感を持った日本の母親たちとダブって見えます。どこの国でも公害問題は同じ構造ですね。

2番目は、有名な環境団体グリーンピースの創設期に焦点をあて、最初のキャンペーンとなった捕鯨反対運動を振り返ります。1975年、彼らは小船に乗ってロシアの捕鯨船の活動を妨害し、体を張った抗議によって急速に支持者を広げました。グリーンピースの特徴は、明確にメディアをターゲットにした広報重視の活動です。彼らの活動は国際世論の形成に多大な貢献をしました。また捕鯨反対の主張だけでなくグループ自体も有名になり、資金と支持者を得て一段と活動の範囲を広げることが可能になりました。それに対して、ドラマチックな効果ばかりを狙って、実際の変化にはつながっていないという批判もなされましたが、人々の意識を変えていくためにはメディア戦略は不可欠の要素です。しかし手法の過激化はついにグループの分裂を招きます。

最後にアマゾンの熱帯雨林を保護するブラジルの天然ゴム採取労働者チコ・メンデスらの運動です。森林をどんどん伐採して牧草地に変えようとした大土地所有者や牧畜業者に対して、天然のゴムノキを生活の糧としていた貧しい労働者たちが自らを組織化して抵抗しました。 強大な敵を相手にした闘いで、チコ・メンデスは暗殺されてしまいましたが、彼らの運動はアマゾン熱帯雨林保護をめぐる議論に転換点をもたらしました。


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 参考リンク:デモクラシー・ナウ!の番組は、こちらから (ページ内の記事のタイトルをクリックすると英語の動画が見られます)