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2020年7月8日(水)

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  • 新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、憂慮すべき事態であるにもかかわらず、トランプ大統領は、各州に対して、秋には学校を再開するよう圧力をかけています。そんななか、米移民税関捜査局(ICE)は、すべての授業がオンラインのみのコースに切り替えられた米国の大学で学ぶ留学生は、強制送還をうける可能性があると、発表しました。米国は年間100万人以上に学生ビザを発行しており、留学生が学部生全体の3分の1を占めるという大学も多く、大学院生の大半を留学生が占めているところも少なくありません。「どうして、そんなことをするのか、理にかなった措置だとは、私には思えません」と、移民問題が専門の弁護士、フィオナ・マッケンティーは指摘します。留学生は、米国経済に年間約410億ドルもの貢献をしていると、いいます。また、ラトガース大学で博士号の取得をめざしている中国人留学生のチャン・レンに話を聞きます。

  • 新型コロナウイルスの感染者が増加、入院患者が急増するなか、フロリダ、テキサス、アリゾナ、カリフォルニア各州では、病院のICU(集中治療室)のベッド数は限界にきています。8日、テキサス州は1日の感染者数が、過去最高の1万件を記録するというきびしさでした。「がく然としました。医療スタッフは、新型コロナウイルス患者のための治療室を、一つ、二つと、ひたすら継ぎ足しているのです」。テキサス州ヒューストン最大の病院からの、シェリ・フィンクのリポートです。シェリは医師で、ピューリッツァー賞の受賞経験もあるニューヨークタイムズ誌特派員です。

  • 新型コロナウイルスは、非白人系のコミュニティにより大きな打撃を与え続けています。連邦政府のデータによると、アフリカ系米国人とラティーノの人々が感染する確率は、白人の隣人と比べて3倍近く高く、感染によって死亡する確率は、白人の2倍になっています。「かなり大きな人種間の健康格差は以前からあったが、新型コロナウイルスがそれをいっそう深刻なものにした。パンデミックが発生した初期の数ヶ月間で経験したことは、人種間にある実に大きな健康の不平等がむき出しになり、しかも増幅したことです」と、ウチェ・ブラックストック医師は指摘します。ウチェは、ニューヨークの救急医療医で、保健サービスにおける人種差別と偏見と闘うために取り組んでいる会社、アドバンシング・ヘルス・エクイティ(Advancing Health Equity)の創設者でCEOを務めています。また、ピューリッツアー賞を受賞したニューヨークタイムズ特派員のシェリ・フィンク博士にも話を聞きます。

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