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2020年1月13日(月)

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  • イラン軍当局がウクライナ航空機を誤って撃墜したことを認めたことをうけ、イランでは反政府デモが3日目を迎えています。この事故ではイラン人82人、カナダ人57人を含む176人の乗員乗客全員が死亡しました。イラン政府は当初航空機撃墜を否定しましたが、イラン革命防衛隊が事故の責任を認めたため、現在は「恐ろしい過ち」だったとしています。ウクライナ航空機が撃墜されたのは、イラン部隊がカセム・ソレイマニ将軍暗殺への報復として、イラクに駐留している米軍が使用する軍事施設にミサイル22発を発射した数時間後でした。イランでは先週、ソレイマニ将軍を追悼する数百万人が街頭に繰り出しましたが、今週に入ってからは10数都市で反政府デモが再開されています。イラン治安部隊がデモ参加者を追い散らすために実弾や催涙ガスを発射したとの報道もあります。米ワシントンでは、トランプ大統領が暗殺されたソレイマニは4カ所の米国大使館を攻撃する計画だったと主張したのに対し、マーク・エスパー国防長官が大統領とは矛盾する発言をしています。エスパー国防長官はトランプ大統領の主張を裏付ける証拠は見ていないと述べました。イランの反政府デモについて、ボストン大学で社会学と国際関係を教えるアリ・カディバル助教から詳しく聞きます。カディバルは、イラン・イラク戦争中のイランで育ち、テヘラン大学で学士、最初の大学院学位を取得しました。テヘラン大学では学生運動を活発におこなっていました。

  • コリン・パウエル元国務長官の首席補佐官を2002年から2005年まで務めたローレンス・ウィルカーソン元米陸軍大佐に聞きます。現在の米イラン間の緊張は、ブッシュ政権が2003年に開始したイラク戦争の準備段階から始まる米国の破壊的な中東政策が20年後の今も続いている現れだとウィルカーソンは言います。「アメリカは戦争をするために存在しています。19年間続けて戦争を行い、終わりが見えないことは、そう解釈するしかないでしょう?それは私たちの一部です。アメリカ帝国の側面です。軍複合体を続けるためなら、欺きもするし盗みもする。それが真実です。そして、それが苦しみなのです」とウィルカーソンは言います。

  • 米国では1月10日、アカデミー賞受賞歴のある俳優で活動家のジェーン・フォンダが率いる連邦議事堂前の気候変動デモに参加していた約150人が逮捕されました。ジェーン・フォンダは昨年10月以来、週末ごとにワシントンDCで行われている気候デモ「ファイヤー・ドリル・フライデー」を率いてきました。14回目となった最新の抗議活動では、俳優のマーチン・シーンやホアキン・フェニックス、先住民のパイプライン活動家タラ・ハウスカ、ジャーナリストのナオミ・クラインなど数十人が、気候危機を阻止するための大規模行動と迅速な政治行動を求めて逮捕者の列に加わりました。フォンダはペンシルベニア通りを支援者とともにチェース銀行の支店まで行進、そこで化石燃料企業とチェース銀行のつながりに注意を喚起するために集まっていた環境活動家ビル・マッキベンら数十人と合流しました。ここではマッキベンを含む10人が逮捕されました。この日は、銀行、投資企業、保険会社から化石燃料産業に流れるキャッシュ・フローを止めるためのアクション「ストップ・ザ・マネーパイプライン」の初日でした。ナオミ・クラインは「私たちが犯罪者ではないことを思い出そう。犯罪者はお金のために世界を燃やすあの人たちだ」と抗議に集まった群衆に呼びかけました。

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