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2019年12月9日(月)

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  • 第25回国連気候変動会議(COP25)が二週目に入り、200近い国々の代表が最終交渉のために集結しています。COP25として知られるこの条約締約国会議は、世界的な気温上昇を2℃(3.6°F)未満に十分に抑制することを目指した2015年パリ協定の達成について議論してきました。しかし気候科学者によると、この会議は気候変動危機を解決するために必要な抜本的対策を打ち出すことができていません。4年前のパリ協定以降、温室効果ガスの排出は4%増加、今年のサミットがこの傾向を押しとどめる兆しは見られません。12月6日、数十万人がマドリッドの街頭抗議に繰り出すなか、スウェーデンの気候変動活動家グレタ・トゥーンベリは記者団に対し、世界的な気候ストライキは「(政府の)行動に現れていない」と話しました。先住民指導者や青年活動家が率いるデモ隊はマドリッド市中心部を行進、大規模な気候変動デモとなりました。デモクラシーナウ!は現場で取材しました。

  • マドリッドで12月6日、数十万人が終点のメインステージを目指して気候変動行進をするなか、デモを見下ろす陸橋の上から市民的不服従をおこなった8歳と11歳の姉弟がいました。姉弟は陸橋からロープを使ってぶら下がり、デモ参加者の頭上に気候変動対策を求める横断幕を掲げました。デモクラシーナウは二人に話を聞きました。

  • 国連気候変動会議の会場となったマドリッドで12月6日におこなわれた行進の発言者の中にはブラジルの先住民指導者ソニア・グアハラがいました。翌7日、ブラジルでは先住民の部族長フィルミノ・プレクシード・グアハラとライムンド・グアハラが車を使った銃撃で殺害されました。

  • 12月6日のマドリッドでの気候変動大行進の発言者の中に俳優のハビエル・バルデムがいました。彼は2007年、映画『ノーカントリー』で、スペインの俳優として初のアカデミー助演男優賞を受賞しました。バルデムはスペイン語で演説をしました。

  • スウェーデンの気候変動活動家グレタ・トゥーンベリも12月6日のマドリッド気候行進で発言しました。「希望はCOP25の壁の中にはない。希望はここにいるあなたたちと共にある」と発言しました。彼女は世界的な若者の抗議運動に大きな影響を与えてきました。

  • マドリッドで12月6日に行われた気候変動マーチの終盤で、先住民活動家グループがステージに上がり歌を歌い、スピーチをしました。しかし何人かのスピーチの後、マイクの音声が途絶え、照明が消えました。先住民の声に耳を傾ける重要性について、エイミー・グッドマンがグレタ・トゥーンベリ、「先住民気候アクション」のエリエル・ディランジャー、先住民活動家のローズ・ウィップルに聞きました。

  • スペインで行われている今年の国連気候変動会議(COP25)の大口スポンサーの中には、スペイン最大の化石燃料汚染企業が含まれています。12月7日、番組ではマドリード証券取引所からサンタンデール銀行まで歩く「有毒ツアー」に同行しました。COP25主催決定を発表したスペインのペドロ・サンチェス大統領の次の行動は、スペイン証券取引所の上場企業上位35社であるIBEX35に行き、200万ドルに上るスポンサー契約に90%の税控除を申し出ることだったと活動家たちは言います。これらスポンサー企業こそが「化石燃料企業と深く癒着している」とツアー支持者は言います。しかしデモは途中で警察に阻止されました。平和的行進にもかかわらず、解散しなければ3000ユーロの罰金がかかると脅したのです。気候正義の提唱者「フレンズ・オブ・ジ・アース・インターナショナル」(FoE)のエクトル・デ・プラドは、行進を阻止しようとする警察の動きはショックだったとし、「恥ずかしく思う。常軌を逸している」と述べました。

  • フィリピン人権委員会は、気候変動で人権侵害を受けたフィリピン人はシェル・エクソンモービル・BP・シェブロン・トタルを含む47企業に法的かつ道義的責任を問えるとの判断を下しました。同委員会は民事および刑事責任が問えるとしています。気候変動活動家は、この判断は気候正義の画期的勝利であると称賛しました。グリーンピースによると、汚染源である大企業には気候変動由来の人権侵害に法的かつ道義的責任があるとされた最初のケースです。「グリーンピース東南アジア」のイェブ・サーニョ代表に聞きます。サーニョは気候変動会議のフィリピン交渉代表でもありました。

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