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2019年12月5日(木)

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  • 12月4日、ライト・ライブリフッド賞は40周年を迎え、スウェーデンのストックホルムにある歴史的なサーカス・アリーナで1000人以上が出席して、今年の4人の受賞者を祝いました。今年の受賞者は、スウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリ、中国の女性の権利弁護士グオ・ジャンメイ(郭建梅)、ブラジルの先住民リーダー、ダビ・コペナワと彼が共同創設した「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)、何十年もの間、モロッコによる西サハラ占領に抵抗してきたサハラウィ人の人権活動リーダー、 アミナト・ハイダル です。ライト・ライブリフッド賞は「もうひとつのノーベル賞」として知られています。この40年間に、世界中の活動家や市民活動のリーダーたちがこの賞を受賞しており、世界的に有名なNSAの内部告発者エドワード・スノーデンもその一人です。4日に行われたガラではエイミー・グッドマンが受賞式の観客の前で、モスクワからの中継でスノーデンにインタビューをしました。スノーデンは、米政府が米国人や世界各地の人々を大量監視するために空前のシステムを構築したことを明かす秘密文書の山を漏洩して以来、亡命先のモスクワに住んでいます。彼は2013年に機密文書をジャーナリストと共有したことで、米国では諜報活動取締法違反およびその他の罪に問われています。香港から南アメリカに逃れようとした際、米国が彼のパスポートを無効にしたためロシアから動けなくなり、それ以来モスクワに住んでいます。エドワード・スノーデンは2014年にライト・ライブリフッド賞を受賞し、それをモスクワで受け取りました。

  • デモクラシー・ナウ!は、今年のライト・ライブリフッド賞受賞者の1人、サハラウィ人人権保護活動のリーダー、アミナト・ハイダルにストックホルムでインタビューを行いました。ハイダルは30年以上、アフリカ最後の植民地と呼ばれる西サハラのモロッコによる占領への平和的な抵抗運動を先導してきました。モロッコは、アフリカ北西部でモロッコのすぐ南にある小さな地域、西サハラを1975年以来占領しています。この間、占領に抵抗したことで、数千人が拷問、投獄、殺害、行方不明になってきました。女性が先導してきた平和的抵抗運動は、常に通りで殴打されるという暴力に直面しています。暴力的な弾圧にも関わらず、ハイダルは数え切れないほどのハンストやデモを先導し、30年以上果敢にサハラウィ人への虐待を記録してきました。ハイダルは4年間、秘密刑務所に政治犯として投獄された経験もあります。ライト・ライブリフッド財団代表は、ハイダルの受賞理由として「西サハラの人々の自治権と正義のために、投獄や拷問を受けても確固たる非暴力活動を貫いてきた」ことを挙げています。ハイダルは、国際コミュニティがモロッコの西サハラ占領を止めさせるよう圧力をかける時期に来ていると言います。「私のメッセージはこうです。私たちの苦しみを終わらせましょう。不正を終わらせましょう。サハラウィ人の発言に耳を傾け、自分たちで将来を選べるようにしましょう」

  • 2020年民主党大統領候補の公約の中でも、「メディケア・フォア・オール」(高齢者や障碍者を対象とする無料の公的医療保険制度を国民全員に拡大する案)と大学の学費無料化が、進歩派候補と中道派を分ける核となっています。上院議員バーニー・サンダースとエリザベス・ウォーレンは、巨大企業と最富裕層への課税を増やすこととで、「メディケア・フォア・オール」と大学の学費無料化を実現することを提案し、サンダースは今年初め学生ローンの借金を帳消しにする法案を提出しました。サンダースによれば、この法案および公立大学とコミュニティ・カレッジの無料化は、ウォール街企業への新たな課税で賄うということで、これらは2020年大統領選でのサンダース陣営の重要な柱の一つとなっています。サンダースの提案はスウェーデンでは過激なアイディアではなく、ここでは世界でも最も充実した社会福祉システムが作られています。スウェーデンでは医療コストは大部分が国が補助しています。保育園と未就学児向けプログラムはほとんどが無料です。カレッジと大学も無料。公共の交通機関も多くの利用者に対し補助があります。スウェーデンがいかにこれを実現させているのか、作家でストックホルムの日刊紙「スヴェンスカ・ダーグブラーデット」(Svenska Dagbladet)の経済問題担当のジャーナリスト、ミカエル・ターンヴァルに話を聞きます。ターンヴァルの最新著書は、Who Should Pay for Welfare?(『福祉費用は誰が負担すべきか?』)です。

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