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2019年4月10日(水)

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  • イスラエルでは9日の総選挙の開票作業が続いていますが、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が史上初の5期目の首相就任が確実な情勢となっています。9日夜、白熱した選挙が展開する中、ネタニヤフと彼の最強の対立候補となったベニー・ガンツ元軍参謀総長はともに勝利を宣言しました。開票作業が大方終わり、ネタニヤフのリクード党とガンツが結成した新興政党「青と白」はともに35議席を獲得しましたが、ネタニヤフは右派陣営の支援を得て連立内閣を組むことが明白です。ネタニヤフは、9日の選挙の数日前に、国際法に違反して、占領下の西岸にあるユダヤ人入植地をイスラエルに併合する意向を表明していました。また、1週間あまり前にはイスラエルが占領しているゴラン高原に対するイスラエルの主権を認めるとするトランプ大統領の発言に謝意を表明しました。ネタニヤフは、3件の汚職疑惑で刑事訴追を受ける可能性がある中での再選立候補でした。イスラエルのジャーナリストであるハガイ・マター、パレスティナ人の弁護士であるディアナ・ブーツーから詳しく聞きます。

  • 予算不足により高等教育の危機が深刻さを増しています。こうした危機がもたらした結果の一つに目を向けてみましょう。学問の自由に対する脅威の増大です。学者であり著述家であるヘンリー・ライシュマンが、今週出版される新著The Future of Academic Freedom.(『学問の自由の行く末』)の中でこの脅威を取り上げています。この中で彼は、「学問の世界での資本主義、あるいは多くの人が「企業化」と呼ぶものが、学術研究それ自体や、学問の自由を含む研究者の規範を守るために団結する能力に大きな影響を与えて来た」と述べています。「学問の世界での資本主義」はライシュマンがこの本で取り上げている数多くの論点の一つにすぎません。彼は、学問の自由とは何かと問うことから出発し、高等教育機関に対する公的資金の削減がもたらす損失や政治にかかわる発言に対する教職員へのハラスメントについて議論を発展させています。

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